京都大賞典

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京都大賞典
開催地 京都競馬場
施行日 2009年10月11日
格付け GII
1着賞金 6500万円
距離 芝2400m
出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 3歳54kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減、過去1年牝馬限定戦を除くGI級優勝2kg増、過去1年超GI級優勝、過去1年牝馬限定GI級および牝馬限定戦を除くGII級優勝1kg増(2歳時除く)
第1回施行日 1966年10月9日
  

京都大賞典(きょうとだいしょうてん)は、日本中央競馬会(JRA)京都競馬場2400mで施行する中央競馬重賞GII競走である。正式名称は、「農林水産省賞典 京都大賞典」である。

目次

[編集] 概要

1966年に「ハリウッドターフクラブ賞」の名称で創設された4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走。条件や施行時期の変遷(次節参照)を経て、現在は天皇賞(秋)だけでなくジャパンカップを見据えた前哨戦に位置付けされている重賞(GII)競走である。

中央競馬の秋GIシーズンへの重要なステップ競走であることから、春の天皇賞(春)宝塚記念後に夏シーズンを休養にまわした有力馬陣営が秋の初戦で使うことが多い競走である。施行距離が芝2400mであるが故、同日に行われる芝1800mの毎日王冠より長距離向きの有力馬が出走する傾向にある。

同じ天皇賞(秋)の前哨戦として位置付けされている毎日王冠は、距離が芝1800mであるために天皇賞(秋)からマイルチャンピオンシップへ向かうローテーションを取る中距離以下を得意とする競走馬が多く、一方で距離が芝2400mである京都大賞典は、天皇賞(秋)からジャパンカップから有馬記念のローテーションを取る中長距離を得意とするの競走馬が出走することが多い。しかし近年は一線級の有力馬陣営がジャパンカップから有馬記念を目標にしていることや、以後ローテーション的に出走間隔が短くしまうことなどから、距離の長い京都大賞典よりも毎日王冠の方に有力馬が集中する傾向にあり、また京都大賞典に出走せず札幌記念オールカマーからGIに臨むケースもある。逆に当競走から天皇賞(秋)を回避してジャパンカップに挑むケースもあり、レガシーワールドマーベラスクラウンタップダンスシチーなどがこのローテーションでジャパンカップを制覇している。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属馬(外国産馬含む)、外国調教馬、および所定の条件を満たした地方競馬所属馬。

負担重量は別定で3歳54kg、4歳上57kg、牝馬2kg減、但し、牝馬限定GI級優勝馬を除くGI級優勝馬2kg増、牝馬限定GI級優勝馬・牝馬限定GII優勝馬を除くGII級優勝馬1Kg増、及び施行日当日から過去1年以上超の牝馬限定GI級優勝馬を除くGI級優勝馬1kg増(2歳時の成績を除く)

総額賞金は1億2330万円。1着賞金6500万円で、以下2着賞金2600万円、3着賞金1600万円、4着賞金980万円、5着賞金650万円。

なお、地方競馬所属馬の天皇賞(秋)およびエリザベス女王杯へのステップ競走に指定されており、1着および2着となった場合に当該競走への出走権が与えられる。

現在の優勝レイの配色は、赤紫色の地に銀色文字となっている。

[編集] 歴史

  • 1966年 - 4歳(現3歳)以上の競走馬による別定の混合の重賞競走として「第1回ハリウッドターフクラブ賞」が創設され、京都競馬場・芝3200mで施行された。
  • 1967年 - 施行距離を芝2400mに変更。
  • 1974年
    • 名称を「京都大賞典」に変更。
    • タニノチカラが史上初の連覇。
    • 田島日出雄が騎手として史上初の連覇。
    • 島崎宏が調教師として史上初の連覇。
  • 1976年 - 阪神競馬場・芝2400mで施行。
  • 1979年 - 京都競馬場のスタンド改築工事による振替開催により、中京競馬場・芝2400mで施行。
  • 1980年 - 前年からの京都競馬場のスタンド改築工事による振替開催により、阪神競馬場・芝2400mで施行。
  • 1984年
    • 名称を「農林水産省賞典 京都大賞典」に変更。
    • グレード制施行によりGIIに格付け。
  • 1990年
  • 1991年 - 武豊が騎手として史上初の3連覇。
  • 1994年 - 京都競馬場の改修工事による振替開催により、阪神競馬場・芝2500mで施行。
  • 1995年 - 指定交流競走に指定。
  • 2001年
  • 2003年 - 国際競走に指定、同時に国際セリ名簿基準委員会により国際GII競走に指定。

[編集] 歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1966年10月9日 キヨウエイヒカリ 牡3 3:21.4 清水出美 星川泉士 松岡正雄
第2回 1967年10月22日 シバフジ 牡3 2:26.9 松本善登 浅見国一 内芝伝一
第3回 1968年10月20日 マーチス 牡3 2:27.8 久保敏文 伊藤修司 大久保常吉
第4回 1969年10月19日 フイニイ 牡5 2:30.4 保田隆芳 尾形藤吉 永田賢介
第5回 1970年10月18日 ニューキミノナハ 牡4 2:38.7 簗田善則 庄野穂積 岡山信一
第6回 1971年10月17日 メジロアサマ 牡5 2:28.3 池上昌弘 保田隆芳 北野豊吉
第7回 1972年10月15日 キームスビィミー 牡6 2:26.6 小野幸治 小林稔 木村昭子
第8回 1973年10月14日 タニノチカラ 牡4 2:31.8 田島日出雄 島崎宏 谷水雄三
第9回 1974年10月13日 タニノチカラ 牡5 2:29.6 田島日出雄 島崎宏 谷水雄三
第10回 1975年10月12日 イシノマサル 牡3 2:32.5 加賀武見 浅野武志 (株)イシノ
第11回 1976年10月17日 パッシングベンチャ 牡3 2:27.3 飯田明弘 小林稔 山本慎一
第12回 1977年10月16日 テンポイント 牡4 2:27.9 鹿戸明 小川佐助 高田久成
第13回 1978年10月15日 リュウキコウ 牡4 2:27.3 久保敏文 久保道雄 三好笑子
第14回 1979年10月14日 テンメイ 牡5 2:27.3 清水英次 坂田正行 近藤克夫
第15回 1980年10月12日 シルクスキー 牝4 2:32.5 伊藤清章 伊藤修司 中山信一
第16回 1981年10月4日 イナドコトブキ 牡5 2:30.4 村本善之 新川恵 芳村寿郎
第17回 1982年10月10日 メジロカーラ 牝3 2:26.2 田原成貴 浅見国一 (有)メジロ牧場
第18回 1983年10月9日 ヤマノシラギク 牝4 2:28.9 松田幸春 大久保正陽 奥村啓二
第19回 1984年10月7日 スズカコバン 牡4 2:25.8 村本善之 小林稔 永井永一
第20回 1985年10月6日 ヤマノシラギク 牝6 2:28.9 清水英次 大久保正陽 奥村啓二
第21回 1986年10月5日 スズカコバン 牡6 2:26.9 河内洋 小林稔 永井永一
第22回 1987年10月11日 トウカイローマン 牝6 2:29.6 武豊 中村均 内村正則
第23回 1988年10月9日 メイショウエイカン 牡5 2:27.1 松永幹夫 高橋成忠 松本好雄
第24回 1989年10月8日 スーパークリーク 牡4 2:25.0 武豊 伊藤修司 木倉誠
第25回 1990年10月7日 スーパークリーク 牡5 2:26.9 武豊 伊藤修司 木倉誠
第26回 1991年10月6日 メジロマックイーン 牡4 2:26.5 武豊 池江泰郎 メジロ商事(株)
第27回 1992年10月11日 オースミロッチ 牡5 2:24.6 松本達也 中尾正 山路秀則
第28回 1993年10月10日 メジロマックイーン 牡6 2:22.7 武豊 池江泰郎 メジロ商事(株)
第29回 1994年10月9日 マーベラスクラウン 4 2:31.0 南井克巳 大沢真 笹原貞生
第30回 1995年10月8日 ヒシアマゾン 牝4 2:25.3 中舘英二 中野隆良 阿部雅一郎
第31回 1996年10月6日 マーベラスサンデー 牡5 2:25.1 武豊 大沢真 笹原貞生
第32回 1997年10月5日 シルクジャスティス 牡3 2:26.2 藤田伸二 大久保正陽 (有)シルク
第33回 1998年10月11日 セイウンスカイ 牡3 2:25.6 横山典弘 保田一隆 西山正行
第34回 1999年10月10日 ツルマルツヨシ 牡4 2:24.3 藤田伸二 二分久男 鶴田任男
第35回 2000年10月8日 テイエムオペラオー 牡4 2:26.0 和田竜二 岩元市三 竹園正繼
第36回 2001年10月7日 テイエムオペラオー 牡5 2:25.0 和田竜二 岩元市三 竹園正繼
第37回 2002年10月6日 ナリタトップロード 牡6 2:23.6 四位洋文 沖芳夫 山路秀則
第38回 2003年10月12日 日本の旗タップダンスシチー 牡6 2:26.6 佐藤哲三 佐々木晶三 (株)友駿ホースクラブ
第39回 2004年10月10日 日本の旗ナリタセンチュリー 牡5 2:25.2 田島裕和 藤沢則雄 山路秀則
第40回 2005年10月9日 日本の旗リンカーン 牡5 2:25.4 武豊 音無秀孝 近藤英子
第41回 2006年10月8日 日本の旗スイープトウショウ 牝5 2:31.5 池添謙一 鶴留明雄 トウショウ産業(株)
第42回 2007年10月7日 日本の旗インティライミ 牡5 2:24.8 佐藤哲三 佐々木晶三 (有)サンデーレーシング
第43回 2008年10月12日 日本の旗トーホウアラン 牡5 2:26.9 鮫島良太 藤原英昭 東豊物産(株)
第44回 2009年10月11日 日本の旗オウケンブルースリ 牡4 2:24.3 内田博幸 音無秀孝 福井明

※2003年以降は国際重賞(国際GII)競走により国旗を表記。

[編集] 本競走からの天皇賞(秋)優勝馬

天皇賞(秋)の前哨戦の1競走として施行されているが7頭が同年の天皇賞(秋)を制覇している。

回数 施行日 馬名 性齢 着順 他の同年のGI級優勝
第7回 1972年10月15日 ヤマニンウエーブ 牡5 3着
第8回 1973年10月14日 タニノチカラ 牡4 1着
第12回 1977年10月16日 ホクトボーイ 牡4 6着
第24回 1989年10月8日 スーパークリーク 牡4 1着
第34回 1999年10月10日 スペシャルウィーク 牡4 7着 第19回ジャパンカップ
第35回 2000年10月8日 テイエムオペラオー 牡4 1着 第20回ジャパンカップ
第45回有馬記念
第39回 2004年10月10日 ゼンノロブロイ 牡4 2着 第24回ジャパンカップ
第49回有馬記念

[編集] 本競走からの他のGI級優勝馬

第1回から天皇賞(秋)以外で同年のGI級優勝が16頭の例がある。

回数 施行日 馬名 性齢 着順 優勝競走
第2回 1967年10月22日 ニットエイト 牡3 5着 第28回菊花賞
第5回 1970年10月18日 スピードシンボリ 牡7 7着 第15回有馬記念
第9回 1974年10月13日 タニノチカラ 牡5 1着 第19回有馬記念
第12回 1977年10月16日 テンポイント 牡4 1着 第22回有馬記念
第14回 1979年10月14日 ハシハーミット 牡3 2着 第40回菊花賞
第26回 1991年10月6日 ダイユウサク 牡6 5着 第36回有馬記念
第27回 1992年10月11日 メジロパーマー 牡5 9着 第37回有馬記念
第28回 1993年10月10日 レガシーワールド 騸4 2着 第13回ジャパンカップ
第29回 1994年10月9日 マーベラスクラウン 騸4 1着 第14回ジャパンカップ
第31回 1996年10月6日 ダンスパートナー 牝4 4着 第21回エリザベス女王杯
第32回 1997年10月5日 シルクジャスティス 牡3 1着 第42回有馬記念
第33回 1998年10月11日 セイウンスカイ 牡3 1着 第59回菊花賞
第36回 2001年10月7日 ステイゴールド 牡7 失格 第8回香港ヴァーズ
第38回 2003年10月12日 タップダンスシチー 牡6 1着 第23回ジャパンカップ
第39回 2004年10月10日 アドマイヤグルーヴ 牝4 4着 第29回エリザベス女王杯
第44回 2009年10月11日 クィーンスプマンテ 牝5 9着 第34回エリザベス女王杯

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月15日 (日) 08:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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