京都新聞杯

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京都新聞杯
開催地 京都競馬場
施行日 2009年5月9日
格付け GII
1着賞金 5400万円
距離 芝・外2200m
出走条件 サラブレッド系3歳(国際)(指定)
負担重量 56kg、牝馬54kg
第1回施行日 1953年10月11日
特記 地方馬のみ、上位2着までに東京優駿(日本ダービー)の出走権
  

京都新聞杯(きょうとしんぶんはい)は、日本中央競馬会(JRA)京都競馬場外回り2200mで施行する中央競馬重賞GII競走である。競走名は優勝杯を提供する京都新聞社から冠名が取られている。

目次

[編集] 概要

1953年クラシック競走である菊花賞の前哨戦として4歳(現3歳)限定の別定の重賞競走、京都盃として創設、第1回は現在とは違い京都競馬場の芝外回り2400mで施行された。しかし1956年のみは出走資格を4歳(現3歳)以上、負担重量ハンデキャップ、施行距離を芝2000mに変更、1957年からは出走資格を再び4歳(現3歳)に戻し、施行距離を芝外回り1600mに変更、1958年からは負担重量を再びハンデキャップ、施行距離を芝外回り1800mに変更、1960年からは負担重量を再び別定に戻した。

1966年からは再び施行距離を芝2000mに変更、1967年からは菊花賞トライアルに指定、上位5着までに入賞した競走馬には菊花賞の優先出走権が与えられるようになり、更に菊花賞の前哨戦の意味合いを高めることになり、1999年まで菊花賞トライアルとして定着していた。

1969年からは負担重量を定量に変更し、1971年からは京都新聞社から優勝杯の提供を受けたのを機に、現在の京都新聞杯に変更、1976年阪神競馬場の芝2000mで施行、1979年は京都競馬場の改修工事による振替開催により中京競馬場の芝2000mで施行、1980年は京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2000mで施行、1984年からはグレード制施行によりGIIに格付け、施行距離を芝2200mに変更、1994年は京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2200mで施行、1995年からは指定競走に指定地方所属の競走馬も出走可能になり、1着に入賞した競走馬のみに菊花賞の優先出走権が与えられるようになった。

芝3000mの長距離競走である菊花賞の前哨戦としては結びつかない芝2200mで施行していたこともあり、競馬ファンやマスコミに疑問視されていたが、本競走と菊花賞を連勝した馬は別表のとおり8頭いる。ただし、シンザンミスターシービーナリタブライアンと本競走に出走した後の牡馬クラシック三冠馬は単勝1番人気に推されながら全て敗れている。逆に本競走で優勝した二冠馬ミホノブルボンは菊花賞を2着と敗れ牡馬クラシック三冠競走制覇を達成できなかった。

2000年からは中央競馬における番組改定により、京都4歳特別の競走機能を引き継ぐ形で混合競走に指定され、騸馬の出走が可能になり、施行距離を芝2000mに、負担重量を別定に、施行時期を5月に変更し、菊花賞トライアルから指定が外され、東京優駿(日本ダービー)の前哨戦として位置付けされるようになった。同時に、鳴尾記念と共に中央競馬におけるグレード制施行から初めてグレード降格となりGIIIに格付けされたが、2001年からは再びGIIに格付けされ負担重量が定量に変更、2002年からは施行距離を芝2200mに戻し、2003年からは負担重量を馬齢に変更した。

東京優駿(日本ダービー)の優先出走権枠外の上位総収得賞金額順で出走を目指す競走馬の前哨戦となっている為、東京優駿(日本ダービー)の「東上最終便」と呼ばれている。但しダービーは例年皐月賞からの直行組が活躍する傾向にあるため、本競走からのダービー制覇は第48回優勝馬のアグネスフライトのみである。

出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(9頭まで)。

負担重量は、馬齢で56キロ、牝馬は54キロである。

総額賞金は1億250万円で、1着賞金5,400万円、2着賞金2,200万円、3着賞金1,400万円、4着賞金810万円、5着賞金540万円と定められている。

上位2着までに入賞した地方所属馬には東京優駿(日本ダービー)への出走権(優先出走権ではない)が与えられる。

現在の優勝レイは紫色の地に金色の文字で、菊花賞トライアル時代はコスモスの模様が地にあしらわれていたが、上述の施行時期変更に伴いアヤメの模様に変わった。

[編集] 歴史

  • 1953年 - 京都競馬場の芝2400mの4歳(現3歳)限定の牡馬・牝馬の別定の重賞競走、京都盃として創設。
  • 1956年
    • 出走資格を4歳(現3歳)以上に変更。
    • 負担重量をハンデキャップに変更。
    • 施行距離を芝2000mに変更。
    • ヤサカが史上初の連覇(4歳以上条件の年はこの年限りだったので、恐らく今後二度とあり得ない)。
    • 武田文吾調教師として史上初の連覇。
  • 1957年
    • 出走資格を4歳(現3歳)限定に変更。
    • 負担重量を別定に戻す。
    • 施行距離を芝1600mに変更。
  • 1958年
    • 負担重量を再びハンデキャップに変更。
    • 施行距離を芝1800mに変更。
  • 1959年 - この年の9月1日から日本競馬の計時方式の変更に伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
  • 1960年 - 負担重量を別定に戻す。
  • 1966年 - 施行距離を芝2000mに戻す。
  • 1967年 - 菊花賞トライアルに指定。
  • 1969年 - 負担重量を定量に変更。
  • 1971年 - 京都新聞社から優勝杯の提供を受け、名称を京都新聞杯に変更。
  • 1976年 - 阪神競馬場の芝2000mで施行。
  • 1979年 - 京都競馬場の改修工事による振替開催により中京競馬場の芝2000mで施行
  • 1980年 - 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2000mで施行。
  • 1984年
    • グレード制施行によりGIIに格付け。
    • 施行距離を芝2200mに変更。
  • 1994年 - 京都競馬場の改修工事により阪神競馬場の芝2200mで施行。
  • 1995年
    • 指定交流競走に指定され、地方馬は2頭まで出走可能となる。
    • 藤田伸二騎手として史上初の連覇。
  • 1999年 - 武豊が騎手として2人目の連覇。
  • 2000年
    • 施行時期を5月に変更。それに伴い、菊花賞トライアルから除外。
    • 出走条件を「4歳(現3歳)牡馬・牝馬」から「4歳(現3歳)」に変更(騸馬の出走が可能になる)。
    • GIIIに降格。
    • 混合競走に指定。
    • 負担重量を別定に変更。
    • 施行距離を芝2000mに変更。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳」から「3歳」に変更。
    • 再びGIIに格付け。
    • 負担重量を定量に変更。
  • 2002年 - 施行距離を現在の芝外回り2200mに変更。
  • 2003年 - 負担重量を馬齢に変更。
  • 2007年
  • 2008年 - 岩田康誠が騎手として3人目の連覇。
  • 2009年
    • 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は9頭まで出走可能となる。それに伴い、グレード表記をGIIに戻す。
    • 関西主場においての最終レースの発走時刻を16時40分に設定したことに伴い、当競走の競走番号が第11競走から第10競走に変更。

[編集] 歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
第1回 1953年10月11日 ダイサンホウシユウ 牡3 2:32 2/5 上田三千夫 上田武司
第2回 1954年10月3日 ミネマサ 牡3 2:33 2/5 斉藤義美 伊藤正四郎
第3回 1955年9月25日 ヤサカ 牡3 2:32 2/5 栗田勝 武田文吾
第4回 1956年9月23日 ヤサカ 牡4 2:04 4/5 浅見国一 武田文吾
第5回 1957年9月23日 ヨドサクラ 牝3 1:53 2/5 伊藤修司 伊藤勝吉
第6回 1958年9月21日 ホウシユウサクラ 牡3 1:51 1/5 上田三千夫 上田武司
第7回 1959年9月20日 ウイルデイール 牡3 1:51.2 宇田明彦 星川泉士
第8回 1960年9月18日 ヘリオス 牡3 1:49.9 大久保正陽 大久保亀治
第9回 1961年11月5日 ミスケイコ 牝3 1:52.7 清田十一 伊藤勝吉
第10回 1962年11月11日 コレヒサ 牡3 1:50.6 森安重勝 尾形藤吉
第11回 1963年11月3日 コウライオー 牡3 1:50.9 浅見国一 吉田三郎
第12回 1964年11月1日 バリモスニセイ 牡3 1:51.9 諏訪真 諏訪佐市
第13回 1965年10月31日 キーストン 牡3 1:49.9 山本正司 松田由太郎
第14回 1966年10月23日 ハードイツト 牝3 2:02.5 簗田善則 坪重兵衛
第15回 1967年10月29日 サトヒカル 牡3 2:04.0 栗田勝 大久保亀治
第16回 1968年10月27日 タニノハローモア 牡3 2:05.5 宮本悳 戸山為夫
第17回 1969年10月26日 キングスピード 牡3 2:10.9 武田悟 夏村辰男
第18回 1970年10月25日 タマホープ 牡3 2:04.5 清水久雄 増本勇
第19回 1971年10月24日 ニホンピロムーテー 牡3 2:02.8 福永洋一 服部正利
第20回 1972年10月22日 タイテエム 牡3 2:03.3 須貝四郎 橋田俊三
第21回 1973年10月21日 トーヨーチカラ 牡3 2:08.3 田島良保 斉藤義美
第22回 1974年10月20日 キタノカチドキ 牡3 2:03.7 武邦彦 服部正利
第23回 1975年10月19日 コクサイプリンス 牡3 2:06.2 井高淳一 稗田敏男
第24回 1976年10月24日 トウショウボーイ 牡3 2:02.2 福永洋一 保田隆芳
第25回 1977年10月23日 プレストウコウ 牡3 2:01.1 郷原洋行 加藤朝治郎
第26回 1978年10月22日 メジロイーグル 牡3 2:01.6 河内洋 伊藤修司
第27回 1979年10月21日 ファインドラゴン 牡3 2:00.9 南井克巳 内田繁三
第28回 1980年10月19日 オーバーレインボー 牡3 2:07.0 佐々木晶三 中村武志
第29回 1981年10月18日 サンエイソロン 牡3 2:00.8 小島太 古山良司
第30回 1982年10月24日 ハギノカムイオー 牡3 2:02.8 伊藤清章 伊藤修司
第31回 1983年10月23日 カツラギエース 牡3 2:02.0 西浦勝一 土門一美
第32回 1984年10月21日 ニシノライデン 牡3 2:14.6 伊藤清章 伊藤修司
第33回 1985年10月20日 ミホシンザン 牡3 2:14.5 柴田政人 田中朋次郎
第34回 1986年10月19日 タケノコマヨシ 牡3 2:14.3 伊藤清章 伊藤修司
第35回 1987年10月18日 レオテンザン 牡3 2:16.3 武豊 吉野勇
第36回 1988年10月16日 ヤエノムテキ 牡3 2:14.5 西浦勝一 荻野光男
第37回 1989年10月15日 バンブービギン 牡3 2:13.4 南井克巳 布施正
第38回 1990年10月14日 メジロライアン 牡3 2:12.3 横山典弘 奥平真治
第39回 1991年10月13日 ナイスネイチャ 牡3 2:15.6 松永昌博 松永善晴
第40回 1992年10月18日 ミホノブルボン 牡3 2:12.0 小島貞博 戸山為夫
第41回 1993年10月17日 ウイニングチケット 牡3 2:13.3 柴田政人 伊藤雄二
第42回 1994年10月16日 スターマン 牡3 2:12.1 藤田伸二 長浜博之
第43回 1995年10月15日 ナリタキングオー 牡3 2:11.4 藤田伸二 中尾謙太郎
第44回 1996年10月13日 ダンスインザダーク 牡3 2:14.1 武豊 橋口弘次郎
第45回 1997年10月12日 マチカネフクキタル 牡3 2:13.1 南井克巳 二分久男
第46回 1998年10月18日 スペシャルウィーク 牡3 2:15.0 武豊 白井寿昭
第47回 1999年10月17日 アドマイヤベガ 牡3 2:12.3 武豊 橋田満
第48回 2000年5月6日 アグネスフライト 牡3 1:59.8 河内洋 長浜博之
第49回 2001年5月4日 テンザンセイザ 牡3 1:59.8 幸英明 藤原英昭
第50回 2002年5月3日 ファストタテヤマ 牡3 2:12.5 安田康彦 安田伊佐夫
第51回 2003年5月10日 マーブルチーフ 牡3 2:15.4 池添謙一 田所清広
第52回 2004年5月8日 ハーツクライ 牡3 2:11.9 安藤勝己 橋口弘次郎
第53回 2005年5月7日 インティライミ 牡3 2:13.0 佐藤哲三 佐々木晶三
第54回 2006年5月6日 トーホウアラン 牡3 2:14.8 藤田伸二 藤原英昭
第55回 2007年5月5日 タスカータソルテ 牡3 2:13.5 岩田康誠 藤原英昭
第56回 2008年5月10日 メイショウクオリア 牡3 2:18.4 岩田康誠 西橋豊治
第57回 2009年5月9日 日本ベストメンバー 牡3 2:13.0 四位洋文 宮本博

[編集] 本競走からの菊花賞優勝馬

創設年から1999年まで菊花賞の前哨戦(菊花賞トライアル)として施行されていたが、24頭(内8頭が優勝馬)の出走馬が菊花賞で優勝した。

回数 施行日 馬名 性齢 着順 備考
第2回 1954年10月3日 ダイナナホウシユウ 牡3 2着 第32回天皇賞(秋)優勝
第10回 1962年11月11日 ヒロキミ 牡3 8着 -
第12回 1964年11月1日 シンザン 牡3 2着 戦後初の牡馬クラシック三冠馬
第16回 1968年10月27日 アサカオー 牡3 2着 -
第17回 1969年10月26日 アカネテンリュウ 牡3 2着 -
第18回 1970年10月25日 ダテテンリュウ 牡3 4着 -
第19回 1971年10月24日 ニホンピロムーテー 牡3 1着 -
第21回 1973年10月21日 タケホープ 牡3 8着 第40回日本ダービー優勝
第69回天皇賞(春)優勝
第22回 1974年10月20日 キタノカチドキ 牡3 1着 -
第23回 1975年10月19日 コクサイプリンス 牡3 1着 -
第25回 1977年10月23日 プレストウコウ 牡3 1着 -
第26回 1978年10月22日 インターグシケン 牡3 4着 -
第28回 1980年10月19日 ノースガスト 牡3 2着 -
第29回 1981年10月18日 ミナガワマンナ 牡3 9着 -
第31回 1983年10月23日 ミスターシービー 牡3 4着 3頭目の牡馬クラシック三冠馬
第33回 1985年10月20日 ミホシンザン 牡3 1着 第95回天皇賞(春)優勝
第36回 1988年10月16日 スーパークリーク 牡3 6着 第100回天皇賞(秋)優勝
第101回天皇賞(春)優勝
第37回 1989年10月15日 バンブービギン 牡3 1着 -
第40回 1992年10月18日 ライスシャワー 牡3 2着 第107回・第111回天皇賞(春)優勝
第42回 1994年10月16日 ナリタブライアン 牡3 2着 5頭目の牡馬クラシック三冠馬
第43回 1995年10月15日 マヤノトップガン 牡3 2着 第40回有馬記念優勝
第37回宝塚記念優勝
第115回天皇賞(春)優勝
第44回 1996年10月13日 ダンスインザダーク 牡3 1着 -
第45回 1997年10月12日 マチカネフクキタル 牡3 1着 -
第47回 1999年10月17日 ナリタトップロード 牡3 2着 -

[編集] 本競走からの東京優駿(日本ダービー)優勝馬

2000年から東京優駿(日本ダービー)の前哨戦として施行されているが、第48回優勝馬アグネスフライトただ1頭が東京優駿(日本ダービー)で優勝している。この年の当レースは芝2000m、内回り、GIIIと前年に廃止された京都4歳特別と変わらない条件で開催された。

回数 施行日 馬名 性齢 着順 備考
第48回 2000年5月6日 アグネスフライト 牡3 1着 アグネスタキオンの兄

[編集] 関連項目

最終更新 2009年6月22日 (月) 11:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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