仙川アヴェニュー・ホール“ve quanto ho......”
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| 仙川アヴェニュー・ホール“ve quanto ho......” 仙川アヴェニュー・ホール“ヴェ・クヮント・オ……” |
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| ファイル:Ve quanto ho.......JPG ホール2階席からの眺望 |
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| 情報 | |
| 通称 | 「ヴェ・クヮント・オ」 |
| 正式名称 | 仙川アヴェニュー・ホール“ve quanto ho......” |
| 旧名称 | 桐朋学園第二別館ホール |
| 完成 | 1988年6月 |
| 開館 | 2009年7月1日 |
| 開館公演 | 藤井一興、岩崎淑、岩崎洸 |
| 客席数 | 160席(増減可) |
| 延床面積 | ホール:244.7m² 楽屋:34.55m² |
| 設備 | 音楽ホール、カフェ、アート・ギャラリー、ミュージアム、演劇場、弦楽器工房、舞台衣装店、美容室、フランス料理店、スイーツ店、高級防音賃貸マンションほか |
| 用途 | コンサートクラシック、レコーディング、公開レッスン、一般貸し出しなど |
| 旧用途 | 桐朋学園の学内催事 |
| 運営 | 桐朋OB |
| 所在地 | 東京都調布市仙川町1-25-2 仙川アヴェニュー北プラザ2F |
| アクセス | 京王電鉄京王線仙川駅より徒歩2分 |
| ■(Template:ホール概要) | |
仙川アヴェニューホール“ve quanto ho......”(せんがわアヴェニューホール「ヴェ・クヮント・オ……」)は東京都調布市仙川町にある音楽ホールである。
京王線仙川駅東南部に予定されていた都道「調3.4.17号線」一帯に、事業家伊藤容子によって壮大な総合文化芸術の街づくりが計画され、その一角には、桐朋学園の第二別館として、5部屋の防音教室と共に音楽ホールが1988年6月に竣工された。その後、学園との契約満了に伴い、教室は高級防音マンションと改装され、ホールは民営音楽ホールへと歩むこととなり、2009年7月1日より桐朋OBの手によって新体制にてリニューアル・オープンすることが報道されている。(現在の運営組織には、桐朋学園音楽部門は関与していない。)
一般利用のできるコンサート・ホールとして関東圏初に、納入ピアノとしてFAZIOLIピアノが選定され、オープン前から予約が殺到する人気である。納入機種は、セミ・コンサート・グランド・ピアノのF228となり、特注4本ペダル(ホールとして日本初登場)仕様で、世界的建築家ノーマン・フォスター卿デザインによるアート・ケース・モデル「シルバー」(日本初登場)となっている。
こけら落し公演として、複数のオープン記念コンサートが企画されている。
- 2009年6月27日:藤井一興(ピアノ)岩崎淑(ピアノ)岩崎洸(チェロ,1727年製ストラディヴァリウス)
- 2009年7月20日:ファルヴァイ・シャーンドル(ピアノ, リスト音楽院 第12代院長)※2010年2月へ延期
- 2009年7月27日:ファルヴァイ・シャーンドル(ピアノ)サバディ・ヴィルモシュ(ヴァイオリン)オンツァイ・チャバ(チェロ)
- 2009年8月1日:辛島文雄
目次 |
[編集] ネーミングとポリシー
小ホールでのコンサートは採算性が低いため、演奏家自身による自主公演が一般的であることに配慮し、多くの自主公演に携わってきた桐朋OBが運営することによって、主催者である演奏家を強くサポートする体制、メニューづくり、料金体制、施設整備が目指されている。“ve quanto ho......”(ヴェ・クヮント・オ)とは、FAZIOLIピアノの産地イタリアにちなんだイタリア語において「ここにどれだけ(の可能性)を有するだろうか……」という意味であり、コンサート支援への自問自答の気持ちが込められている。都心の小ホールは、自主公演に向かない高額なものが多いため、割安の料金で最高の環境づくりを常に追求したいというポリシーが、ホールのネーミングに集約されている。
[編集] 抜群の音響
ホールの音響設計は、桐朋学園が学内使用を目的として設計されただけあって、建築音響学の権威である橘秀樹による極上のホールに仕上がっている。東京大学名誉教授の氏は、1995年日本音響学会会長、2002年日本騒音制御工学会会長、2004年国際騒音制御工学会会長などを歴任し、日本の建築音響学における第一人者であるだけでなく、イギリス音響学会によって音響学の功労者として毎年世界にたった一人だけ選出されるレイリーメダルを日本人初で2001年に受賞しており、世界的に高名な音響工学博士である。
施設総床面積245m²、天井高6.5m、客席160人収容、全2階席構成となり、充分な高さの丸天井によって内部空間が広くとられているため、小ホールにしては豊かな音響に仕上げられており、一流演奏家のニーズにも充分に応じられるホールである。1階席壁面には、音響調整カーテンが装備されており、奏者の好みや演目の楽器編成、入客状況に応じて、残響を調整することが可能である。また、レコーディング使用の際などにも、音響調整が可能である。
- 入客なし+音響調整カーテン不使用:1.9秒前後
- 満席+音響調整カーテン使用:1.2~1.5秒前後
[編集] スタジオ兼楽屋
ホールの楽屋には、桐朋学園の元教室が利用される。総床面積34.55m²の広々とした中に、シャワールームと簡易台所まで装備しており、YAMAHAの小ホール向けコンサート・グランドS400が納入されるという、妥協のない最高の体制が図られている。楽屋の広さに余裕があるため、学生たちが大人数で室内楽のジョイント・コンサートを企画し、大勢の出演者たちで費用を割って安く主催することも充分に可能である。ホール楽屋は、通常はスタジオとして低料金にて貸し出される。
[編集] 注目のFAZIOLIピアノ
魅力的な音響の中に入るに相応しい最高のピアノとして、クラシックの本場である欧米をはじめとして、世界中で注目を浴びる新興高級ピアノ・メーカーFAZIOLI(ファツィオリ)が、桐朋関係者の厳しい耳と指によって選定された。納入機種はセミ・コンサート・グランド・ピアノ(機種名:F228)であり、ホールとしては都内初常設のFAZIOLIが、いよいよ7月1日以降の一般利用が開始される。
FAZIOLIの特大機種F308のみに標準仕様である4本ペダルが、ホールへ納入されるF228に特別装備される。これは、ホールとして日本初登場となるため、大きく注目されている。それだけでなく、世界的な建築家ノーマン・フォスター卿による特別モデル“Silver”として仕上げられ、コンクリート打ち放しの現代建築にマッチした雰囲気ある異色のホールとなる。アートケース・モデルの“Silver”は、その名のとおり、シルバーカラーを基調にデザインされ、金属部分はクロムによっており、ピアノ内部の鋳鉄フレームもクロムの塗装によって銀色に輝いているこだわりの一台である。
[編集] 総合文化芸術の街「ACT+地区」
ホールが所属する旧桐朋学園第二別館は、学園から徒歩1分という至近距離にあるが、京王線仙川駅東南部に走る新しい都道「調3.4.17号線」の交差点に位置する。幅広の「調3.4.17号線」の両脇には、世界的に高名な建築家安藤忠雄(東京大学特別栄誉教授)設計による全長432mの前衛的な建築が堂々と続き、モダン・アートに造詣の深いオーナーによって広大な総合文化芸術の街づくりがなされている。その一帯は「ACT+(アクト・プラス)地区」と呼ばれており、通りは「安藤ストリート」と呼ばれ、熱心な安藤ファンがバスで見学に訪れる地となっている。
コンクリートとガラスを基調とする鋭角的なその長大な街並の中には、ミュージアム、アート・ギャラリー、演劇場、カフェ、有名スイーツ店、弦楽器工房、舞台衣装店などを共に楽しむことのできる豊かな環境にあり、単独の小ホールにはない魅力に満ちた音楽施設となっている。街は、広く空間を生かした現代建築の中に木々が整然と立ち並び、自然が調和した清々しい地域づくりが成功している。ホールの階下はアート・ギャラリーとカフェになっているため、コンサートの休憩時や終演後にティー・タイムやパーティーが可能となっている。建物の1階部分には、広大な野外テラスが広がる贅沢な空間設計であるため、晴天時には、太陽の下で風を受けながら、オープン・カフェが楽しめる。
総合文化芸術の街中に位置する豊かな環境にあるだけでなく、新宿から乗車時間15分、渋谷から乗車時間17分の京王線仙川駅から徒歩2分という好立地にあることから、主催者にとってたいへん集客しやすい施設であることが注目されている。
[編集] 多彩な公演パック・メニュー
単独のホール貸しだけに終始せず、主催者の多様なニーズに極力対応できる細やかで頼もしいメニューが用意されている。自主公演の場合、演奏者が雑務に追われて演奏準備が不充分になってしまう状況は、往々にして起こり得る。それだけでなく、自主公演に慣れておらず、準備に戸惑う若い音楽家や、お安く主催したい学生などに活用が期待される。
- 激安印刷パック
- チケット販売パック(セブンイレブン発券システム利用)
- 立食パーティー・パック
- レコーディング・パック(編集可)
- チラシ配布パック
- 雑誌広告パック
これらの様々なメニューは、桐朋OBによるだけに、痒いところに手の届く体制であり、どれも低料金で実施できることが目指されていることから、ホールの利用価値が高いものであるだけでなく、この不況にはたいへん有意義なものである。 より高級なものを、より低料金で実施できることを、ホールは最大限サポートしていくポリシーである。
[編集] 料金比較
主催者にとっての興行収支を考えると、チケット代金と総費用とのバランスとなることから、ホールに要する費用一式を、ホールの総客席数で割ることによって、1席あたり、つまりチケット1枚の額面中に含まれることになるホール費用を目安として算出し、比較対象のデータ分析をホールは提示している。この「1席相当ホール総コスト」によってチケット額が上下することになり、コストとして割高か割安かが判定できる。
一般的なコンサート会場では、大ホールほど割安で、小ホールほど割高であり、国立、都道府県立、区市町村立や、宗教法人の施設は格安であるため、平等な比較対象にするのは難しいとのことである。
一般的な平日のコンサートの場合、13時から閉館時刻までホールを借り、調律とリハーサル、開館、開演と進めることから、コスト判定の費用は、平日13時からの総費用を算定材料とした場合、都心の有名な大ホールは1席900~950円、都心の有名な小ホールは1席1450円が相場としている。それに対し、「ヴェ・クヮント・オ」においては、小ホールにしては良心的な1席999円を提示しており、キャンペーン期間は更に1席748円コストで利用できるとのことである。
[編集] オープニング・コンサート・シリーズ
これまで、桐朋学園の学内に限り使用されてきた非公開のホールだっただけに、豪華な名演奏家たちによるオープニング・シリーズによって、ホールとしての魅力を一般の聴衆にも知ることができる。
繊細さと超絶技巧との両方を要求される近現代の作品群やフランスものを得意とする藤井一興によって、FAZIOLIの魅力が最大限に引き出されることが期待される。また、FAZIOLIピアノの響板がストラディヴァリウスの木材と同一の、イタリアはフィエンメ渓谷産赤トウヒ材によって製作されていることから、日本を代表する世界的なチェリスト岩崎洸の愛用する1272製ストラディヴァリウスの名演と共に、イタリアを拠点としてキジアーナ音楽院や多くの国際ピアノ・コンクールの審査員を務めてきた世界的ピアニスト岩崎淑の熟年のピアノ演奏が、FAZIOLIからいかに響くかが大きく期待されている。
- 2009年7月20日:ファルヴァイ・シャーンドル(ピアノ, リスト音楽院 第12代院長)
- 2009年7月27日:ファルヴァイ・シャーンドル(ピアノ)サバディ・ヴィルモシュ(ヴァイオリン)オンツァイ・チャバ(チェロ)
ピアノ界の最高峰のひとつに間違いない名門リスト音楽院の第12代院長、前ピアノ科主任教授であるファルヴァイ・シャーンドルによるソロ・リサイタルと、彼率いる同音楽院の教授たちによるピアノ・トリオの2公演が企画されており、世界的なピアノの頂点にある演奏が大きく期待されている。)※ソロ・リサイタルのみ2010年2月へ延期
FAZIOLIはジャズ界にも評判が高く、ハービー・ハンコックをはじめとする多くのジャズ・ピアニストが愛用していることから、FAZIOLI派の辛島文雄によるジャズ・ソロの公演も用意されており、どのような響きでFAZIOLIが変身するか興味深い限りである。
辛島文雄は、クラシック界で高名なピアニスト辛島輝治(東京藝術大学名誉教授)を兄に持つジャズピアニストであることから、ジャズには疎遠なクラシックファンにもその存在はよく知られており、信頼あるその腕前から紡ぎ出される端正なFAZIOLIのジャズが、クラシックファンの耳にも馴染んで響くであろうことが期待されている。
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最終更新 2009年10月12日 (月) 05:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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