仮面浪人
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仮面浪人(かめんろうにん)とは、大学に入学・在籍しながら、それとは別の希望する大学や希望する学部の入学試験のための勉強をしている状態にある学生受験生のこと。
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[編集] 概要
「仮面」とは、大学に在籍し学生の仮面を被っている立場を指して言い、「実質的には浪人」のためこう表現する。
メリットとしては、合格した大学に入学せず、純粋に浪人した場合、次年度の入試で第一志望の大学はおろか、在籍校など、合格した大学にすら不合格となってしまって、受験した大学のどこにも入学できなくなるというリスクを回避することが挙げられる。一方デメリットとしては、大学生と浪人生の中間という中途半端な状態にいる為、精神的にどっちつかずとなり、また、個人によっては在籍している大学の勉強と受験勉強を並行して行う者もいる為、やはりどっちつかずとなり、留年・不合格と、受験生としても大学生としても失敗となる可能性が高いことが挙げられる。また国立大学同士(国立大学に在籍しながら別の国立大学の再受験を目指す)の場合、在籍大学の許可を得ないまま、再受験をすると、受験をした段階で在籍中の大学から除籍処分が下され、仮に受験結果が不合格であっても、再び元の大学へは戻れないことがある。
なお、在籍中の大学で一定の単位を取得している場合は他大学に転学や編入学ができる制度がある大学もある。
大学に比べれば数はかなり少ないが、高校などでも仮面浪人は存在する。難関大学への進学を予定しているが、地元に進学実績の高い高校が少ないため入学が厳しい争いになる場合、滑り止めで受かった高校に通いながら目標高校の合格を目指すという事が行われる。
[編集] 仮面浪人の拡大
最近では、大学院の博士後期課程受験に失敗した修士課程修了者が、聴講生や研究生の資格で大学院の授業に参加しながら翌年の合格を目指すことや、公務員としてある特定の役所に合格・採用され勤務し始めたものの、実際に勤務した結果に感じる理想とのギャップや職場への不適応などから、一応はその役所に勤務したまま、別の役所(別の地方公共団体など)への勤務を希望し、事実上公務員試験を受験し続けるようなことも仮面浪人と称する場面もある[1]。
[編集] 学歴ロンダリングとの関係
日本では、仮面浪人等を経て、最初に入学した大学よりも、高い偏差値の大学に入学し、最終学歴を更新することが学歴ロンダリングとして揶揄されている。
[編集] 著名な仮面浪人経験者
- 新井将敬(政治家) - 東京大学理科一類で仮面浪人して東京大学文科一類へ
- 荒川英輔(医師) - 東京大学教育学部で仮面浪人して東北大学医学部へ
- 石川淳(作家) - 慶應義塾大学予科で仮面浪人して東京外国語学校(現・東京外国語大学)へ
- 石黒一憲(法学者) - 京都大学で仮面浪人して東京大学へ
- 井上ひさし(作家) - 上智大学に在学しつつ弘前大学医学部と岩手医科大学を目指すも挫折
- 江上英樹(編集者) - 早稲田大学で仮面浪人して東京大学へ
- 小熊英二(社会学者) - 名古屋大学理学部で仮面浪人して東京大学へ
- 小沢健二(歌手) - 早稲田大学で仮面浪人して東京大学へ
- 金子洋一(政治家) - 早稲田大学で仮面浪人して東京大学へ
- 菊池寛(作家) - 東京高等師範学校除籍、明治大学退学、早稲田大学(徴兵逃れ)を経て一高へ
- 草野マサムネ(ミュージシャン) - 東京造形大学で仮面浪人して武蔵野美術大学へ
- 熊坂義裕(政治家) - 東北大学で仮面浪人して弘前大学医学部へ
- 小柴昌俊(物理学者) - 東京明治工業専門学校(現・明治大学理工学部)で仮面浪人して第一高等学校へ
- 斉藤一也(アナウンサー) - 早稲田大学で仮面浪人して東京大学へ
- 佐々木蔵之介(俳優) - 東京農業大学で仮面浪人して神戸大学へ
- 佐藤忠志(予備校講師) - 立教大学で仮面浪人して慶應義塾大学へ
- 佐藤良明(米文学者) - 東北大学で仮面浪人して東京大学へ
- 菅沼栄一郎(朝日新聞記者) - 慶應義塾大学で仮面浪人して東京大学へ
- タケカワユキヒデ(歌手) - 横浜国立大学で仮面浪人して東京外国語大学へ
- 田原総一朗(ジャーナリスト) - 早稲田大学第二文学部で仮面浪人して早稲田大学第一文学部へ
- 武村正義(政治家) - 名古屋大学で仮面浪人して東京大学へ
- 中川昭一(政治家) - 慶應義塾大学経済学部で仮面浪人して東京大学文科一類へ
- 中島静佳(アナウンサー) - 龍谷大学で仮面浪人して千葉大学へ
- 日比野克彦(美術作家) - 武蔵野美術大学で仮面浪人して東京芸術大学へ
- 福井一成(医師) - 東京大学文科二類で仮面浪人して東京大学理科三類へ
- 松岡洋右(外交官) - 明治法律学校(明治大学の前身)で仮面浪人して東京帝国大学を目指したが外交官試験に目標変更
- 三浦奈保子(アイドル)-早稲田大学法学部で仮面浪人して東京大学文科三類へ
- 水野良樹(ミュージシャン、いきものがかり) - 明治大学政治経済学部で仮面浪人して一橋大学社会学部へ[2]
- 山口昌男(文化人類学者) - 青山学院大学で仮面浪人して東京大学へ
- 山本コウタロー(歌手) - 上智大学で仮面浪人して一橋大学へ
- 小島一志(ジャーナリスト) - 立教大学で仮面浪人して早稲田大学へ
[編集] 仮面浪人の描写がある作品
[編集] 脚注
- ^ 例えば地方公務員の場合、職員の採用は各々の地方公共団体(県や市町村)がそれぞれ独自の採用試験を実施するため、A県職員がB県の職員になることを希望した場合は、再びB県の職員採用試験に合格し採用されなければならない(一部で「経験者採用」を実施する自治体もある)
- ^ 水野良樹のブログ 2008年1月20日
[編集] 関連項目
最終更新 2009年10月8日 (木) 12:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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