伊予鉄道高浜線

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伊予鉄道高浜線
大手町-古町間を走る610系
大手町-古町間を走る610系
路線総延長 9.4 km
軌間 1067 mm
電圧 600 V (直流)
駅・施設・接続路線
KBHFa
0.0 高浜駅
BHF
1.2 梅津寺駅
BHF
2.0 港山駅
BHF
3.0 三津駅
SBRÜCKE
国道436号
BHF
4.0 山西駅
KRZu
予讃線
BHF
5.2 西衣山駅
BHF
6.2 衣山駅
BRÜCKE
国道196号
STR STRrg STRq
城北線
STR ABZrg KDSTr
古町車庫(市内線)
KDSTa
BHF + HUB84
BHF + HUB84
BHF
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
0.0 古町駅
ABZlf ABZlg STR
古町車庫(郊外線)・工場
ABZrg KRZ STRrf
大手町線
STRrf STR
STR
uBHFq + HUB81
uBHFq + HUB81
uBHFq
mKRZ
大手町線
HUB62
BHF + HUB82
BHF + HUB82
BHF
8.5 大手町駅
BUE
国道56号
STRq ABZlg
郡中線
STR uSTRrg uSTRq
花園線
BHF uKBFe
9.4 松山市駅
STR
松山市駅前駅
STR
横河原線

踏切・跨線橋は国道と交差するもののみ

高浜線(たかはません)は、愛媛県松山市高浜駅から松山市駅までを結ぶ伊予鉄道鉄道路線である。大半の区間は複線であり、松山市駅で接続する横河原線と直通運転を行っている。

四国初の鉄道として1888年(明治21年)に開業した。松山の古くからの外港である三津(ただし三津浜港まではやや距離がある)、および伊予鉄道が整備した高浜港を結んでいる。

高浜駅から、松山の海の玄関口である松山観光港へはバスで連絡している。松山観光港までの延伸については、工費などの問題から構想に留まっている(後述)。なお、伊予鉄道により松山市中心部から「観光港リムジンバス」という快速バスも運行されている。

目次

[編集] 路線データ

[編集] 運行形態

普通列車のみで、ほぼ全列車が横河原線と直通運転している。昼間時間帯で15分間隔の運転。編成両数は日中3000系のみ3両編成で他の車両は2両編成、朝ラッシュ時3 - 4両編成(4両は松山市 - 古町間のみ)。

毎年8月第1(または第2)日曜日に行われる松山港まつり・三津浜花火大会開催時は松山市駅 - 梅津寺駅間で臨時列車が運行され、混雑時間帯で1時間あたり8本体制での輸送となる(例年、15分間隔の日中ダイヤに挟み込む形で臨時列車が運用される。日中ダイヤ運行分は横河原駅まで直通する。なお、終日3両編成となるため2両編成である610系電車や700系電車の一部編成は郡中線での運用となる。

[編集] 歴史

先述のとおり四国初の鉄道であり、日本で初めて762mm軌間を採用した軽便鉄道として開業した。 改軌を経て戦前には全線が複線電化されていたが、戦争中に金属供出で単線化された。戦後徐々に複線が復活したが末端の梅津寺 - 高浜間だけは単線のまま残っている。

  • 1888年(明治21年)10月28日 三津 - 松山(現在の松山市)間が開業。
  • 1889年(明治22年)7月20日 松山駅を外側駅に、三津口駅を古町駅に改称。
  • 1892年(明治25年)5月1日 高浜 - 三津間が開業。
  • 1902年(明治35年)6月1日 外側駅を松山駅に改称。
  • 1916年(大正5年)12月31日 伊予鉄道の伊予水力電気合併による社名変更で伊予鉄道電気の路線となる。
  • 1927年(昭和2年)3月1日 松山駅を松山市駅に改称。
  • 1927年(昭和2年)4月3日 江戸町駅開業。
  • 1927年(昭和2年)11月1日 山西駅、衣山駅開業。
  • 1931年(昭和6年)5月1日 全線が1067mm軌間に改軌、電化。梅津寺駅、港山駅開業。
  • 1931年(昭和6年)7月8日 全線が複線化。
  • 1942年(昭和17年)4月1日 伊予鉄道電気の電力事業分離により再び伊予鉄道の路線となる。
  • 1945年(昭和20年)2月21日 全線が金属供出のため単線化(国鉄予讃本線八幡浜 - 宇和島間に使用した)。
  • 1952年(昭和27年)2月1日 梅津寺 - 三津間が再複線化。
  • 1953年(昭和28年)7月1日 江戸町駅を大手町駅に改称。
  • 1957年(昭和32年)12月26日 衣山 - 古町間が再複線化。
  • 1963年(昭和38年)7月1日 古町 - 松山市間が再複線化。
  • 1964年(昭和39年)7月16日 三津 - 衣山間が再複線化。
  • 1968年(昭和43年)6月10日 西衣山駅開業。
  • 1998年(平成10年)7月18日 衣山 - 古町間の高架化完成。

[編集] 延伸構想

終点の高浜駅は高浜港の目の前であるが、船舶の大型化等に伴い、高浜港の北に松山観光港が整備され、島しょ部への航路を除き、阪神・九州・広島方面への船舶の発着が松山観光港へ移転した。このため、連絡バスへの乗り換えが必要となっており、高浜駅から松山観光港ターミナルまで延伸する構想が20年以上前からある。松山観光港旅客ターミナルは将来の鉄道系の交通機関の乗り入れを視野に入れた設計となっている。しかしながら、工費の問題等から、未実現となっている。

2006年9月の県議会において伊予鉄道が専門のコンサルタントに委託した調査結果が報告された。それによると、高架化し松山観光港旅客ターミナルビルに乗り入れ、地上で鉄道延伸、軌道(路面電車)による乗り入れ、快速列車による軌道乗り入れ、軌道整備し高浜線を連接車によるLRT化、DMV化などの案が比較検討されている。ただし、いずれの案も19億から58億円の費用を要するうえ、(軌道とした場合の)定時性・輸送力の確保、技術の成熟度など一長一短とされている。なお、愛媛県では2006年度から2009年度までの間、財政の集中改革期間と位置づけており、新たな大規模事業は実施しない方針であり、当面は事業化の可能性を検討していくことになる。

[編集] 駅一覧

全駅が愛媛県松山市に所在する。

駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線
高浜駅 - 0.0  
梅津寺駅 1.2 1.2  
港山駅 0.8 2.0  
三津駅 1.0 3.0  
山西駅 1.0 4.0  
西衣山駅 1.2 5.2  
衣山駅 1.0 6.2  
古町駅 1.4 7.6 伊予鉄道:大手町線城北線
大手町駅 0.9 8.5 伊予鉄道:大手町線
松山市駅 0.9 9.4 伊予鉄道:横河原線(直通運転)・郡中線花園線松山市駅前駅
横河原線横河原駅まで直通運転

[編集] その他

ファイル:Iyoheimenkousa.JPG

平面交差
古町駅構内と大手町駅北側で路面電車の松山市内線と交差している。特に後者は日本全国で唯一のものとなった鉄道線と軌道線が十字形に交わる平面交差である(画像参照)。交差する松山市内線が直流600V電化のため、高浜線も同じく直流600V電化となっており、横河原線・郡中線(共に750V)とは架線電圧が異なっている。
隧道(トンネル)
かつて高浜線には衣山隧道と高浜隧道(道路トンネルの高浜トンネルとは別)が存在したが、複線電化工事の際に開削され、跨線橋(道路橋)となっている。
坊っちゃん列車
夏目漱石の小説『坊っちゃん』の中で、四国の中学校に赴任する「坊っちゃん」が乗った「マッチ箱のような汽車」というのは、軽便鉄道時代の高浜線である。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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最終更新 2009年9月5日 (土) 20:35 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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