伝奇小説

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伝奇小説(でんきしょうせつ)

  1. 主に 中国時代に書かれた短編小説のこと。六朝の志怪小説より発展して成立したもの。日本の杜子春芥川龍之介)もこれに分類される。
  2. 現代に書かれた幻想的な小説やビジュアルノベルの一分野。

目次

[編集] 六朝志怪から唐宋伝奇へ

[編集] 総説

六朝時代の志怪小説は、もともとの「小説(とるにたらないものがたり)」的なものから、本格的なストーリーをそなえた短編小説へと変化していった。その過程で、志怪のころの『怪』を描くことが必ずしも必須の条件ではなく、「鶯鶯伝」や「李娃伝」のように、現実に根ざした、「怪」の登場しない作品もあらわれるようになった。その点で、唐のこれらの伝奇小説は、その後の中国文学における白話作品のさきがけになっていった。

[編集] 主な作品


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


  • 杜子春伝-芥川龍之介作『杜子春』の原作。
  • 補江総白猿伝-妻を猿に奪われた主人公が妻を奪回する話。
  • 遊仙窟-主人公が仙境で美女とよしみを通じる話。
  • 枕中記-主人公が栄華をきわめるが実はそれが一瞬の夢だったという話。「邯鄲夢の枕」の話として著名。
  • 離魂記-離れ離れになった幼馴染が結ばれたが、実は幽体離脱していたという話。
  • 任氏伝-女妖狐を主人公とした異類婚姻譚。

など


以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 日本の現代的伝奇小説

フィクションの根拠に、史実とは異なる歴史や血筋あるいは奇異な伝承・民話などを用いる小説の形式。たとえば「封印されていた古文書」であるとか「呪われた旧家の血筋」であるとか「某地方に伝わる風習」であるとか「歴史の裏舞台で暗躍した秘密組織」などを軸に何らかの超常現象や超能力も関与しながら物語が展開する。フィクションの根拠に魔法を置くファンタジーとは類縁関係にあり、伝奇とファンタジーの判別が困難な作品例もある。特にヨーロッパを舞台にした伝奇は必然的にファンタジーとの境界が曖昧であるが、魔法を使わないヨーロッパを舞台にした伝奇は成立し得る。また、「日本や中国を舞台にしたファンタジーが伝奇である」と説明される場合もあるが、日本を舞台とした伝奇的でないファンタジーも存在するので(たとえば『新本格魔法少女りすか』)定義としては適当でないと考えられる。

SFミステリーと複合した作品も多い。 ライトノベルでは非常に流行しているジャンルである。

[編集] 代表的な作家

最終更新 2009年7月2日 (木) 11:59 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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