佐川急便

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佐川急便株式会社
Sagawa Express Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
〒601-8104
京都府京都市南区上鳥羽角田町68番地
設立 1965年11月24日(登記簿上。会社創業は1957年3月22日
業種 陸運業
事業内容 宅配便など各種輸送にかかわる事業
代表者 代表取締役社長 平間正一
資本金 112億7500万円
売上高 7,976億7,000万円(2008年3月現在)
従業員数 36,236人
決算期 3月20日
主要株主 SGホールディングス 100%
関係する人物 佐川清(創業者)
外部リンク www.sagawa-exp.co.jp/
  

佐川急便株式会社(さがわきゅうびん)は、本社を京都府京都市南区に置く日本有数の大手運送業者で、SGホールディングス持株会社)の子会社である。サービス名(商品名)が佐川急便だったが、現在は「飛脚便」に変更されている。

佐川急便は、大口向けの特別積合せ事業から成長した会社であり、宅配便事業を始めたのは、1998年と比較的後発である。現在の代表取締役社長は生え抜き(旧・九州佐川急便入社、旧・北海道佐川急便社長を経験)の平間正一(へいま しょういち)である(それまでは創業者である佐川家一族による経営であったが、SGホールディングス持株会社)設立により、そちらに移行した)。

目次

[編集] 来歴

佐川急便の創業は、1957年3月22日佐川清京都大阪間を中心とする運送事業を興したことにある。

法人としての佐川急便は1965年に設立され(公式サイトでは1966年4月と表記)、まず北陸地方近畿地方中国地方九州地方四国地方に営業を拡大し、1988年までに関東地方中部地方東北地方北海道にも営業を拡大した。

佐川急便は、もともと特別積合せ事業が主体であり、宅配便業者としては認識されていなかった。1990年代運輸省の宅配便事業者の中に名前が出てこないのはそのためである。

1998年からは本格的に宅配便事業にも参入(ただし、通信販売などの大口企業より個人への配達は以前より行っていた)し、運送業界最大手とされるヤマト運輸を追い上げている。ヤマト運輸との顧客の奪い合いは熾烈で、同社への対抗上、売上向上月間のようなこともある(ヤマト運輸側は現在、比較的他社から奪うようなことは少ない)。商品名は社名と同じ「佐川急便」であったが2007年3月21日から「飛脚宅配便」に変更した。

佐川急便もメール便事業に乗り出し、飛脚メール便を始めた。

2006年3月21日付で、佐川急便が株式移転で純粋持株会社SGホールディングス株式会社」を設立し、佐川急便など各事業会社を傘下に置いた(SGとは「Sagawa Global」(Sagawa GalaxyやSa-Gawaの意味もある)の略称である)。大手運送会社が持株会社制に移行するのはヤマト運輸系列の持株会社であるヤマトホールディングスに次いで2例目である。

創業50周年を迎えた2007年には、江戸時代飛脚を描いたシンボルマークから、現代のセールスドライバーをイメージしてデザインした「新飛脚マーク」(短距離走ピクトグラムに似ている)の使用を開始した。宅配便のブランドとしての「佐川急便」を「飛脚宅配便」に変更、その他の「佐川」を冠した商品名は概ね「飛脚」に置き換えられた。ただし飛脚のシンボルマークは会社の社章でもあるので用途を限定して使用されている。同時に路線ドライバーによる営業店間の荷物の輸送(路線)などを行っていた「佐川ギャラクシーハイウェイズ」を吸収合併し、路線事業にも進出した。

メインバンクは三井住友銀行で、売掛金払いの振込先金融機関としてその他にも三菱東京UFJ銀行などもあり、地方銀行との取引は、東北地方では都道府県で最大の地銀協加盟行を振込先金融機関に指定している。

[編集] サービスの内容

ヤマト運輸や日本通運などの他社と異なり、もともと特別積合せ事業者としてスタートした関係で、コンビニエンスストアや一般商店といった、一般個人からの発送窓口があまり多くないため、発送元は営業活動で開拓した企業(通信販売商品の発送が多い)が中心である。

強力な営業活動や発送条件に融通が利くことから、発送個数の多い通信販売企業の利用が活発である。一方で、柔軟な時間指定が可能なため(現在の所、宅配部門で深夜時間帯の配達が可能なのは佐川急便のみ)、個人の利用者も年々増加の傾向にある。しかし「飛脚便」に変更される2007年3月21日より指定時間はやや狭いものとなったが深夜時間帯の指定配達は「TOP便」扱いで継続されている。

飛脚宅配便[旧名称 佐川急便(宅配便)]の規格を超える荷物は「飛脚フリーサイズパッケージ」として「飛脚宅配便」と同様の地帯区分で運賃を設定しており、運賃体系をわかりやすくしている。

佐川急便もメール便事業に乗り出し、飛脚メール便を始めた。大手顧客としてはAmazon.co.jpがある。一方、日本郵政公社が冊子小包の大口割引率を引き上げた際には、これを逆利用する「飛脚ゆうメール」を開始している。これは、佐川急便は集荷のみを行い、同社を差出人として郵便事業の統括支店に一括して差し出し(このため、返送時の還付先として、佐川急便の名称が本来の差出人と併せて表示される)、郵便ネットワークで配達するものである。

[編集] 従業員

業界のトラック運転手の間では、“佐川ダッシュ”(配送員は勤務中において、危険箇所などを除き常に走る事を義務付け)に代表される厳格なマニュアルに基づいた労働条件と高額の給与で知られる。また、大口業者の荷物がメインのため、個々の貨物はヤマト運輸などに比べて容積が大きく、重いものが多い。ただ、走る事を義務付ける、配達数によって給与が決まる歩合制などといったマニュアルによって、荷物の破損を招きやすいという欠点もある。

1990年代までよく言われた「長時間労働や『佐川ダッシュ』などの過酷な労働条件と引き換えに、業界でも高額の給与が支払われる」とされる労働条件(当時の佐川急便の求人広告の売りであった)については、監督官庁からの警告がしばしば発せられたが、2度目の汚職事件である奈良佐川急便事件の発覚後の2000年頃から、全社的なコンプライアンス(法的遵守)推進、給与制度の見直し等の抜本改革を行い、現在では「過酷な労働条件と引き換えの高額の給与」は過去のものとなっている。なお『佐川ダッシュ』は現在でも基本的には見られることが多い。

入社後は研修所にて概ね1週間の研修を受ける。携帯電話金銭(小銭以外)は研修終了まで預ける。この概ね1週間で佐川急便の社是や精神論、運転技術が徹底的に叩き込まれる。研修期間中にすべての検定項目に合格できないと、研修終了後も補習を受けることになり、補習にも失敗した場合「業務を遂行できない」として解雇される場合もある。

佐川急便グループでは、店舗によってはすべての従業員に通勤の際、二輪車を使うことを禁止している。ただし自転車は可能。

[編集] 専用貨物列車

佐川急便専用貨物列車「スーパーレールカーゴ」

日本貨物鉄道(JR貨物)がM250系貨物電車(スーパーレールカーゴ)を用いて東京貨物ターミナル安治川口大阪市)間に運行する特急貨物コンテナ列車は佐川急便の専用輸送列車となっている。

[編集] 主な事件

[編集] 汚職事件

1992年には、裏金を使った政界工作のいわゆる「東京佐川急便事件」を引き起こし、また2001年には奈良県警を舞台とした汚職事件「奈良佐川急便事件」も発生した。その救済のため、近年では地域法人の完全統合(1992年~1994年にかけて実施。また2002年には別件で佐川急便グループ23社を合併)、コンプライアンスの推進を行った。

[編集] 虚偽登記事件

2002年12月25日、当時京都府議会議員自由民主党府議団長だった森田喜兵衛が佐川急便の全役員を解任し、自らを代表取締役とするなど計6名が役員に就任するという虚偽の登記(登録印鑑変更も)が行われた。森田は現法人成立からしばらくの間実際に佐川急便の役員になっており、その後独立したあとも取引があったが、2000年に取引をやめている。後日森田は逮捕に至り、解任登記された役員は翌2003年1月6日付で回復登記されている。

[編集] 車両

[編集] トラックの塗装

1990年代まではペールオレンジと濃トラックボディに飛脚マークと「佐川急便」の文字のみといった単純なものであった(最初期の天然ガス燃料使用のトラックも旧塗装であった)が、2000年代以後(それ以前にも少数あった)は「TRAN'SPORT COMMUNICATION SAGAWA」の会社名ロゴに銀をベースとし、白・青色の波状のデザインのカラーの、銀河をイメージした新塗装車両も導入し、年々その比率を増やしている(これを「ギャラクシーカラー」と呼ぶ)。なお旧塗装で使用中のトラックの塗装変更の予定はない。

[編集] グループ統一スローガン

安全、環境、そしてサービス すべての品質を世界標準へ

[編集] 店舗数

2008年1月4日現在では日本全国に353店舗が設置されている。

[編集] スポーツクラブ

[編集] 所属スポーツ選手

[編集] スポーツ施設

[編集] CMモデル

[編集] 出身者

[編集] グループ企業

[編集] 日本国内

ギャラクシーエアラインズ(JA01GX)
  • 佐川グローバルロジスティクス2007年3月21日より佐川グローバルエクスプレスを吸収合併)
  • 佐川コンピューター・システム
  • ギャラクシーエアラインズ(2008年10月に清算)
  • 佐川ギャラクシーハイウェイズ(幹線集約輸送の分割子会社。現在は佐川急便本体に合併)
  • 佐川引越センター(引越部門の分社子会社)
  • 佐川ギャラクシーモータース(旧社名佐川自動車工業・佐川車体)

[編集] 財団法人・外郭団体・関連施設

佐川美術館

[編集] 国内での支社・営業部

2009年に再編され、全国12ブロックそれぞれに支社がある。()内は支社所在地。

[編集] 国内の中枢基地(主要中継基地)

  • 久喜センター(埼玉県南埼玉郡白岡町)(久喜店・久喜B店(春日部市担当)を併設)
  • Tokyoビッグベイ(東京都江東区東雲2)(城西店(新宿区担当)を併設、江東店は江東区新木場2)
  • 中部ハブセンター(愛知県小牧市三ツ渕惣作1350)(中京支社を併設。小牧店は小牧市本庄東向田)
  • 一宮ローカルセンター(愛知県一宮市萩原町中島字流3-1)(一宮店を併設)
  • 西日本ハブセンター(兵庫県加西市殿原町茨田)(加西店は加西市網引町丸山)
  • 鴻池センター(大阪府東大阪市東鴻池町2-2-72)(東大阪店は東大阪市菱江3)
  • 八幡センター(京都府八幡市下奈良竹垣内1-1)(八幡店を併設)
  • 北九州センター(福岡県京都郡苅田町)(苅田店を併設)
  • 福岡センター(福岡県糟屋郡粕屋町江辻1-1)
  • 九州ローカルセンター(福岡県糟屋郡須恵町植木1434-40)

[編集] 国内の営業店・営業所

会社公式サイトを参照。

[編集] その他

[編集] 関連書籍

  • 佐川急便 再建3650日の戦い - 4万人の意識革命 ISBN 4879320307
  • 不死鳥・佐川急便 - 不滅の帝王学 ISBN 4916007263
  • 佐川急便の大変身 - SD(セールスドライバー)を核とした「高収益経営」の秘密 ISBN 4757300204
  • 青年社長 上 ISBN 4041643147 (ワタミフードサービス渡邉美樹社長の自伝的小説、上巻で佐川急便時代の事が触れられている)

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月7日 (土) 17:57 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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