佐藤勝彦

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佐藤 勝彦
誕生 1945年8月30日(64歳)
日本 香川県坂出市
研究分野 宇宙物理学
研究機関 京都大学
北欧理論物理学研究所
東京大学
数物連携宇宙研究機構
明星大学
母校 京都大学
博士課程指導教官 林忠四郎
主な業績 インフレーション宇宙論の提唱
主な受賞歴 井上学術賞受賞(1989年
仁科記念賞受賞(1990年
紫綬褒章受章(2002年
  

佐藤 勝彦(さとう かつひこ、1945年8月30日 - )は、日本宇宙物理学者。専門は、宇宙論インフレーション宇宙論の提唱者として知られる。

香川県坂出市出身。香川県立丸亀高等学校を卒業後京都大学理学部に入学し、物理学科天体核物理学研究室で林忠四郎に師事した。2009年現在、明星大学理工学部物理学科客員教授。

佐藤と同じく林忠四郎門下の東京工業大学特任教授・中澤清は坂出市出身で同郷にあたる。

目次

[編集] 略歴

[編集] 業績

  • 京都大学大学院在学中より、師である林忠四郎の薦めに従い、超新星に関する研究を行ってきた。とりわけ超新星におけるニュートリノの影響に関する研究を行った。
  • 1981年アラン・ハーヴェイ・グースとほぼ同時期に、インフレーション宇宙論を提唱した。尚、この理論の最初の論文投稿者は、日本の理論物理学者である佐藤勝彦である。但し、“インフレーション”という言葉を最初に用いたのは、その後に論文投稿したアラン・ハーヴェイ・グースである。
  • 2つのCOEの責任者を勤めるなど、理論物理学及び理論天文学分野では、海外でも評価の高い研究者である。
  • 主として、理論物理学の標準理論の研究を天文学分野に応用した研究を推進してきた。

[編集] 人物

京都大学大学院時代において、無給の助手として4年間に渡り研究を行う(河合塾京都校でアルバイトをしながら生計を立てていた。丁度、学園紛争の真っ只中、大学院に顔を出しても仲間が居ないという時期のこと。)。博士号取得は、「超新星爆発におけるニュートリノによるエネルギー輸送」に関する研究の論文による。博士号授与後、精密な計算手法を確立し、何遍もの論文を書く、これによって京都大学助手に就任。その後、助手時代に書いた論文が認められ、北欧理論物理学研究所に赴任。ここで、一般相対性理論と量子力学の融合の研究を行う。この時に、提唱したのが、現在は「インフレーション宇宙論」として知られる論文。帰国後、京都大学から東京大学に移り、理学系研究科にて研究を行う。

「初期宇宙の探求」では、マグナム望遠鏡富士山頂サブミリ波望遠鏡などの建設に際して、調印などの式典に参加。「極限対称系」では、超弦理論超対称性理論の研究を行う研究者の招請などを行う。現在は、学内では数物連携宇宙研究機構において、主任研究員を兼務している。主な研究テーマは、数学から物理学へのアプローチなど。

著名なため、メディア等でも紹介される例が多いが、分かりやすく説明できるようにしている。

[編集] その他

  • 一般相対性理論における、佐藤・富松解の業績で知られる、佐藤文隆(現:甲南大学教授)は同じ研究室の先輩にあたる。
  • インフレーション理論を提唱したときの逸話として、論文を提出したとき、師の林より素粒子物理学が専門だが、良く分からないと評されたことがある。
  • 小柴昌俊教授のノーベル賞受賞発表時に、戸塚洋二と電話で実験研究などの打ち合わせをしていた。教授から、ノーベル賞受賞の記者会見への同席を依頼されたが、予定が付かずキャンセルになってしまった。

[編集] 著書

[編集] 単著

  • インフレーション宇宙論(飛鳥新社 1987年)
  • 新しい宇宙の探究(岩波書店 1990年)
  • ビッグバン理論からインフレーション宇宙へ(徳間書店 1991年
  • 壷の中の宇宙(二見書房 1991年)
  • 宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった(同文書院 1991年)
  • 現代の宇宙像・宇宙はいかに誕生したか?(培風館 1991年)
  • 最新素粒子論(ナツメ社 1997年)
  • 最新量子論(ナツメ社 2000年)
  • 宇宙96%の謎 最新宇宙学が描く宇宙の本当の姿 (実業之日本社 2003年)
  • アインシュタインの考えた宇宙 進化する相対性理論と最新宇宙学(実業之日本社 2005年)[1]

[編集] 共著

[編集] 訳書

[編集] 監修書

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 筆者が多忙な時期に重なったため、実業之日本社の編集者が黒板などに板書した説明などを元に編集した書籍。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年8月22日 (土) 10:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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