使用価値

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使用価値(しようかち、value in use, use-value)とは物の持つさまざまなニーズを満たすことができる有用性を指す。マルクス経済学の価値論の概念の一つである。この使用価値は商品によって異なり、それぞれ異なる目的と手段を以って商品を作る労働を「具体的有用労働」と呼ぶ。

[編集] 商品と使用価値

使用価値を持つ物が必ずしも商品であるとは限らない。例えば、水、空気、未開墾の処女地などは重要な使用価値を持つが、労働によって作られたわけではないので価値 を持たず、したがって商品ではない。また、店で売られている卵は使用価値を持つし、商品でもあるが、その卵でスクランブルエッグを作って自分で食べた場合、スクランブルエッグは使用価値を持つけれども、交換されないため、商品であるとは言えない。だが、使用価値がない不要物には価値は生まれず、他の生産物との交換も成立しないことから商品とはなりえない。使用価値は価値の前提条件であるが、十分条件ではない。

[編集] 参考文献

カール・マルクス『資本論』第1部第1章第1節「商品の二つの要因 使用価値と価値(価値実体 価値量)」

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月3日 (土) 05:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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