個食
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個食(こしょく)とは、家族に属する個人個人で食事を取ること。または、一人ずつに分けられた個々の食品のこと。
[編集] 概要
この言葉は、日本にて1990年代より家庭のありようや一家団欒などの習慣が失われつつあることを憂う延長で使われるようになった言葉である。1980年代のカギっ子といった社会現象キーワードにも通じ、家庭の持つ家庭教育の場としての機能の喪失や、あるいは食生活の不健全さといった事態を問題視する論説中に見出せる言葉である。
個人で食べる個食は、20世紀末より次第に塾通いやお稽古事などで子供の帰宅が遅くなるといった事情や、残業や共働きなどで親との生活サイクルがかみ合わなくなったりするなどして、家族揃って一緒に食事が出来ず、子供がコンビニエンスストアの弁当やおにぎり・ファーストフードのハンバーガーセットなど、出来合いの食事で夕食を済ませたり、あるいはインスタント食品やスナック菓子を夜食にと食べて済ませてしまうケースが見られる。
ただこれら簡便な食品は「とりあえず空腹が収まる」程度でしかない高カロリーで栄養面ではアンバランスなジャンクフードであるなど、育ち盛りの子供は勿論、健康な生活で求められる各種栄養の不足やアンバランスの原因となりやすく問題とみなされる。
また、かつては夕食などの一緒に食事を取る行為や一家団欒が、家族間のコミュニケーションの場としても機能していた。しかし、1970年代より家族の会話がテレビ受像機の視聴にとって替わるという現象が問題視され始めたほか、この個食によってもやはり家族コミュニケーション阻害され、「暖かく幸せな家庭」という機能が失われる・ひいてはそういった経験を経ずに育った子供が人間性を欠くのではないか?という危惧も教育・社会学方面などから挙がっている。

