倍数比例の法則

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倍数比例の法則(ばいすうひれいのほうそく、law of multiple proportion)とは、同じ成分元素からなる化合物の間に成り立つ法則である。

同じ成分元素A,Bからなる2つの化合物X,Yを考える。 この時同じ質量のAを含むX,Yについて、X,Yそれぞれに含まれるBの質量は簡単な整数比をなす。 これが倍数比例の法則である。

例として、炭素酸素からなる2つの化合物として一酸化炭素二酸化炭素をとりあげる。 一酸化炭素28gと二酸化炭素44gはそれぞれ同量の炭素12gを含んでいる。 一酸化炭素28gには酸素16gが含まれ、二酸化炭素44gには酸素32gが含まれる。 すなわち、一定量の炭素を含む一酸化炭素と二酸化炭素それぞれに含まれる酸素の質量の比は1:2という比で表される。

この法則は1802年にジョン・ドルトンによって発見され、彼が発表した原子論の有力な証拠として発表された。 炭素原子1個に対して酸素原子が1個結合した化合物が一酸化炭素であり、炭素原子1個に対して酸素原子が2個結合した化合物が二酸化炭素である。 原子はそれ以上分割できない粒子であるから炭素原子1個に対し酸素原子が非整数個結合したような化合物が存在せず、倍数比例の法則が成立するということになる。

最終更新 2009年8月31日 (月) 10:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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