優等列車
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優等列車(ゆうとうれっしゃ)とは、旅客列車における列車種別の一つ。普通列車に対して、速達性や車内設備の優れた列車を指す。現在は各駅停車に対して通過駅を持つ速達列車の意味合いで使用されることも多い。
[編集] 概要
基本的に長距離を速達することを目的とした列車である。そのため乗客は比較的長時間乗車することが多くなるので、車内設備も普通列車と比べ快適に過ごせるようになっている場合が多い。また、速達性には重点を置かず豪華な車内設備や快適な居住性を提供することに特化した列車も存在する。車両は原則的に特急形車両や急行形車両が使用される。
本来は「普通列車」の対義語で、国鉄・JRにおいては、「運賃の他に特に料金を徴する列車」、即ち特別急行列車・準急行列車を含む急行列車を指す言葉である。従って、通過駅を持つ速達列車であっても快速列車は普通列車の一種となる。特に国鉄時代は普通列車と厳密に区別されており、定期乗車券や青春18きっぷなど一部のトクトクきっぷでは優等列車に乗車することができなかった。国鉄民営化後もこの原則はJR各社に引き継がれたが、現在では例外規定も増えている。
対して、私鉄では料金を要する列車が設定されない場合もあり、料金不要の列車についても多数の列車種別が定められたり速達列車が長距離を走る例も多い。そのため特に料金の有無で「普通列車」と「優等列車」を区別するより、単に速達列車のことを優等列車として扱うのが一般的となっている。この場合は特に優等列車用の車両が定められないことも多い。
JRにおいても、現在では乗車に特別料金を要する列車はほとんどが特急列車に収斂されつつあり、その一方で長距離を速達運転する快速列車が頻繁運転される例が増加してきている。また車内設備に関しても新快速などではかつての急行形車両と比較しても遜色ない設備を持つ車両が投入されている。このため、優等列車という言葉が「特に料金を徴収する列車」だけを指すという認識は稀になっている。
アメリカ合衆国においては20世紀初頭にインターアーバン電車に、食堂車やパーラーカーを連結し特別料金を徴収する「LIMITED」という列車が運転されたが、これは優等列車の典型的な例である。またイタリアにおいても1936年から電車による特急列車を運転し、この列車は特にETRと称し特別料金を徴収する優等列車であった。この他、インドネシアのKRLジャボデタベックでも特別料金を徴収する急行列車や準急列車(2000年代に新設)が運行されている。
[編集] 運行形態
比較的運転距離が長く速達性を確保する必要があることから、ダイヤグラムを編成する際には他の列車に優先して運転時刻が定められる場合が多い。基本的に停車頻度は所要時間と利便性の兼ね合いから、停車駅は乗客の流動から決定される。そのため乗降客数の多い駅のほか、乗換駅や緩急接続を行う駅が優先的に停車駅となる。また、末端に向け利用者数が漸減する路線や枝線においては、優等列車が一部の区間で各駅に停車することもある。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年7月21日 (火) 10:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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