元町駅 (兵庫県)

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元町駅
駅舎(地上部はJR・阪神共用)(2007年4月10日撮影)
駅舎(地上部はJR・阪神共用)
(2007年4月10日撮影)
もとまち - Motomachi
所在地 神戸市中央区
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本・駅詳細
阪神電気鉄道駅詳細
神戸高速鉄道駅詳細

元町駅 (もとまちえき)は、兵庫県神戸市中央区元町高架通にある西日本旅客鉄道(JR西日本)と元町通二丁目にある阪神電気鉄道神戸高速鉄道

神戸市営地下鉄海岸線みなと元町駅は近隣であるが、異なる駅である。

目次

[編集] 概要

阪神電気鉄道と神戸高速鉄道は当駅で直通運転を行っており、同一駅を共用している。また、阪神本線は当駅が終点となり、当駅以西は神戸高速鉄道東西線である。

地上のJR西日本元町駅と地下の阪神・神戸高速元町駅は連絡通路で直接結ばれてはいるが、連絡改札も乗継連絡扱いもなく、事実上別の駅である。但し、神戸駅以西から三宮駅経由での連絡運輸に関しては当駅での乗継も認める特例がある。

かつて、阪神電鉄では同社の神戸市におけるターミナル駅の一つである事を強調するためか、「神戸元町駅」と呼称していた事もあった。

毎年12月に開催される「神戸ルミナリエ」へは当駅が最寄り駅の一つとなる(旧居留地・大丸前駅も最寄り駅ではあるが、当駅の方が利用者が多い。)。

[編集] 利用可能な鉄道路線

JR西日本の駅についてはアーバンネットワークエリアに属している。また、三ノ宮駅神戸駅新長田駅の各駅と同様に山陽新幹線新神戸駅との連絡扱いを行っている。

ICOCA(JR西日本)と、相互利用ができるPiTaPa(スルッとKANSAI協議会)・Suica(JR東日本)・TOICA(JR東海)といったICカードはJR西日本・阪神・神戸高速共利用可能であるが、SuicaとTOICAはJR西日本のみでしか利用できない。また、スルッとKANSAI対応カードも阪神・神戸高速でのみ利用できる。

[編集] 駅構造

[編集] JR西日本

JR 元町駅
ホーム
ホーム
もとまち - Motomachi
三ノ宮 (0.8km)
(1.7km) 神戸
所在地 神戸市中央区元町高架通1-100
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 東海道本線JR神戸線
キロ程 587.8km(東京起点)
大阪から31.4km
電報略号 モト
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
47,971*人/日(降車客含まず)
-2007年-
開業年月日 1934年昭和9年)7月20日
備考 みどりの窓口
神 神戸市内
* JR西日本の駅の中で第14位

島式ホーム2面4線の高架駅。改札口は東西2ヶ所にある。みどりの窓口は東口にある。

[編集] のりば[1]

1 JR神戸線(下り外側線) 西明石姫路方面(平日朝夕の快速の一部)
2 JR神戸線(下り内側線) 西明石・姫路方面
3 JR神戸線(上り内側線) 三ノ宮尼崎大阪方面
4 JR神戸線(上り外側線) 三ノ宮・尼崎・大阪方面(朝の快速の一部)
備考
  • 当駅に停車しない特急新快速と駅の営業時間帯の貨物列車は1・4番線(のりば)を通過していく。停車列車は後述の列車を除き2・3番線(のりば)に入るため、1・4番線(のりば)は基本的にロープで封鎖されている。
    • 4番線(のりば)に停車する上り列車は、平日朝ラッシュ時の全時間帯と土曜・休日7 - 8時台の一部の快速のみ。
    • 1番線(のりば)に停車する下り列車は、平日の朝夕ラッシュ時に運転される快速のみ(夕方の列車は外側線→列車線走行のため須磨・垂水・舞子は通過)で、土曜・休日に1番線(のりば)に停車する列車はない。
  • 開業当初は中央の内側線上下線に挟まれた島式1面2線のホームが設置され、外側線には上下線それぞれに相対式ホームが1面ずつ設置されるという混合式(3面4線)だったが、1960年代に現在の形式に改造された(上り外側線のホームは神戸高速鉄道建設をはじめとする市街地再開発のためすぐに撤去された一方、下り外側線のホームはJRになってから撤去されたが、骨組みの一部は現在でも東出口南側などに残っている)。
  • 以前は駅弁の販売が行われていたが、現在は販売されていない。
JR元町駅配線略図

三ノ宮・大阪方面
JR元町駅配線略図
神戸・姫路方面
凡例
出典:[2]



[編集] 阪神電気鉄道(神戸高速鉄道)

阪神・神戸高速 元町駅
ホーム
ホーム
もとまち - Motomachi
所在地 神戸市中央区元町通二丁目10-2
所属事業者 阪神電気鉄道
神戸高速鉄道
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
(阪神)15,242人/日
-2005年-
開業年月日 1936年昭和11年)3月18日
乗入路線 2 路線
所属路線 阪神本線*
キロ程 32.1km(梅田起点)
三宮 (0.9km)
所属路線 神戸高速鉄道東西線*
キロ程 5.0km(**西代起点)
(0.8km) 西元町
備考 共同使用駅(管理は阪神)
* 両線で相互直通運転実施
** 東西線は起点→終点の方向が上り

島式ホーム1面2線の地下駅で、改札口は東西2ヶ所にある。共同使用駅で、駅管理は阪神側が担当しており、駅自体には神戸高速鉄道の駅であるという案内はない。また、当駅から西元町方への普通乗車券も「連絡切符」として扱われる。

大阪難波駅を除く近鉄線内の駅からは当駅まで切符が購入できる(大阪難波駅からは神戸高速鉄道、山陽電鉄、神戸電鉄内の駅への切符も購入可能)。

隣の三宮駅では上り列車の乗降ホームが分離されている関係上、直通特急などの場合、各駅停車への乗り換えは当駅で行う様、車掌による案内放送が入る事がある。

かつては阪神の大半の普通が当駅で折り返されていたが(大半が2番線から折り返しで発車)、現在は早朝と深夜のごく一部を除き高速神戸駅(一部は新開地)まで運転されている。また、かつての阪神最終列車の中には当駅止まりの特急や急行の設定があったが、現在は1本もない(御影止まりとなっている)。また、阪神なんば線近鉄奈良線方面から直接当駅に乗り入れる列車も存在しない(1駅手前の三宮が末端となっている事と、ホーム有効長が近鉄車対応でないため)。

駅は、JRAウインズ神戸A館の真下にある。

なお、阪神元町駅 - 阪神三宮駅間は阪神本線(阪神電鉄の管轄区間)であるが、並行する神戸高速の花隈駅 - 阪急三宮駅間との整合を図るため特定運賃が適用されており、初乗り運賃は神戸高速と同じ120円である。また、西元町駅以西からの場合、神戸高速 - 阪神相互の連絡運賃は当駅ではなく阪神三宮駅が境界となる(なお、春日野道以東からの場合は当駅が境界となる)。

当駅は発車メロディが流れるが、予告用のみが流れる(阪神なんば線桜川駅と同様)。また、接近メロディも流れるが、阪神なんば線開業前は当駅を含む神戸市内の一部の駅で高速神戸行の阪急三宮方面からの接続列車の案内と山陽電鉄・神戸電鉄方面への連絡案内を流していたが、現在は当駅でしか流れていない(他の駅は乗車位置に差し替え。但し直通特急などの山陽電鉄直通電車の神戸電鉄方面への連絡案内は当駅以外でも流れる)。また、当駅のLED発車案内は三宮駅とは異なり、阪神の普通と山陽電鉄の普通を区別する機能を持つ(前者は「普通」、後者は「山陽普通」と表示)。

[編集] のりば

1 上り(本線) 尼崎大阪(梅田)難波奈良方面
2 下り(神戸高速線) 高速神戸新開地明石姫路方面


阪神元町駅配線略図

阪神本線 : 梅田方面
0 0 0 0D12-2
sensd bifbd bifbg sensd
sensg bifhd bifhg sensg
0

神戸高速東西線 : 高速神戸・西代方面
凡例
出典:[2]


[編集] 利用状況

  • JR西日本
    • 2007年度の1日あたりの乗車人員は47,971人である。これは同社の駅では第14位である。
  • 阪神
    • 2005年度の1日の乗降人員は15,242人である。
ファイル:KOBE RTR tunnel.jpg

[編集] 駅周辺

元町 (神戸市)」も参照

当駅は神戸随一の繁華街に位置し、大丸神戸店の最寄り駅でもある。周囲は東京・銀座、大阪・心斎橋と並ぶ老舗商店街として全国的に有名な元町通商店街、日本の三大中華街の一つである南京町明治以来の伝統を伝え神戸でもハイセンスな街とされる旧居留地、そして最も神戸らしい通りであるトアロードなどで、年間を通して賑わっている。

隣接する西の神戸駅へは元町高架下商店街(モトコー)、東の三ノ宮駅へはピアザ神戸が延びており、ほぼ雨に当たらずに通行する事が可能である(駅近辺のみ若干高架下商店街のない所がある)。

JRの駅北側には、神戸高速鉄道東西線(阪急神戸線方面)が地上に出るトンネル坑口がある。かつては山陽電気鉄道西代駅東方にも地上区間があったが、同駅付近が地下化された現在、神戸高速鉄道では唯一の地上区間となっている。

[編集] バス

[編集] 元町駅前(神戸市営バス)

  • 7 平野経由 神戸駅前方面行(三宮・市民福祉交流センター前方面行はトアロードを通るため、このバス停を経由しない。)

[編集] 元町1丁目(神戸市営バス)

  • 2 布引経由 阪急六甲
  • 90 布引・徳井経由 石屋川
  • 92 布引・六甲口経由 石屋川行
  • 90 中突堤中央ターミナル行
  • シティループ 中突堤・ハーバーランド方面

[編集] 栄町1丁目(神戸市営バス)

  • シティループ 北野方面

[編集] 神戸県庁前(全但バス)

[編集] 歴史

[編集] 国鉄・JR

1874年明治7年)5月11日大阪駅 - 神戸駅間へ官営鉄道(現在の東海道本線)が営業を開始した際、途中に神崎(現:尼崎)駅・西ノ宮(現:西宮)駅・住吉駅三ノ宮駅の4駅が設置された(但し神崎駅と住吉駅は20日遅れての開業)が、そのうち三ノ宮駅は現在地より西より、現在の元町駅の付近に設けられていた。この時は地上に線路が敷設されており、名前の通り三宮神社に近い位置に設けられた三ノ宮駅は、相対式ホームが曲線上にあるだけの中間駅となっていた。

その後、昭和に入ると神戸市の都市計画に絡み、市街を分断する形になっていた鉄道省線(国有鉄道線)を地下線とする案が市から出された。鉄道省は費用の問題もあり、これを高架線に変更して1929年(昭和4年)3月から工事に取り掛かり、都市計画との絡みで1931年(昭和6年)10月10日の完成と共に現在地へ駅が移転された。

しかし、地元からは、旧地も市街地となっていた事から、旧:三ノ宮駅の位置に再び駅を設置して欲しいと請願が出された。そのため、1934年(昭和9年)7月20日吹田駅山陽本線須磨駅の間が電化されて省線電車の運転が開始された際、塚本駅立花駅甲子園口駅六甲道駅の各駅と共に当地に駅が設けられ、神戸市の原型となった町で1874年(明治7年)に神戸村・二つ茶屋村・走水村が合併してできた時の名である「元町」に因み、元町駅と命名された。

現在、三宮神社の最寄り駅が三ノ宮駅・三宮駅ではなく当駅である背景には、以上の様な経緯がある。

開業時は高架線上にやはり相対式ホームが設けられていたが、1937年(昭和12年)に同駅を挟む区間が複々線化され、現行形態になった。

[編集] 年表

[編集] 阪神・神戸高速

阪神電気鉄道の元町駅は、1936年(昭和11年)に本線の暫定的終端駅として開業した。

元々、阪神の本線は開業以来神戸市街の区間を併用軌道としており、1905年(明治38年)4月の開業当初は三宮1912年(大正元年)11月からはそこから南へ下った滝道へ神戸駅というターミナル駅を設置し、そこで市電と接続をとっていた。しかしその後、阪神急行電鉄(阪急)によって神戸線1920年(大正9年)7月に開業し、また上で記した様に鉄道省東海道本線でも阪神間において電車の運転が計画されると、併用軌道を残したままでは将来的にスピードと輸送力の両面でそれらに対抗できなくなる事が明白となったため、高架ないし地下線によってそれを解消しようという動きが強まった。そして1933年(昭和8年)6月に地下線を完成させ、三宮の地下に新たな同社のターミナルとなる「神戸駅」が設置された。

だが阪急も丁度その頃、従来市街から外れた上筒井の地におかれていた神戸線の神戸ターミナルを高架線にて三宮に乗り入れさせる事について市と協議がまとまり、早速工事に取り掛かろうとしていたため、阪神ではさらなる対抗策を画策した。そして第二阪神線として、既存の本線よりも速達運転の可能な路線の敷設計画を立てると共に、従来の阪神と同じ様に併用軌道で兵庫駅まで乗り入れを行っていた山陽電気鉄道が別線で湊川への延伸を計画していたため、それと接続する形で三宮から湊川に至る区間の免許を1934年(昭和9年)3月に収得した。

そして免許収得区間のうち、とりあえず古くから市街地となっていた元町までを突貫で建設し、当面の阪急への対抗とする事にした。工事は阪急の三宮乗り入れ開業に間に合わせる様に急ピッチで進められ、結局阪急より半月早い1936年(昭和11年)3月に開業、これに伴いそれまでの神戸駅も三宮駅に改称された。湊川への延伸が予定されていたため、元町駅は当初より中間駅構造が採用され、その一部は留置線として活用された。

湊川方面への延伸と第二阪神線の敷設は結局資金と戦争による資材の不足もあって実現せず、元町は戦後もしばらく阪神の神戸側終端として機能したが、神戸市電を代替する目的も兼ねて神戸高速鉄道の計画が持ち上がると、阪神では湊川への延伸免許を失効させると共にそれへの乗り入れを決定、1968年(昭和43年)4月の東西線開業で同線への直通、さらにはそれを介しての山陽電気鉄道本線との相互直通運転が開始された。

[編集] 年表

  • 1936年(昭和11年)3月18日 - 三宮駅(旧・神戸駅)からの路線延伸により開業。
  • 1968年(昭和43年)4月7日 - 神戸高速鉄道東西線が接続し、直通運転開始。
  • 1995年(平成7年)

[編集] 隣の駅

西日本旅客鉄道
JR神戸線(東海道本線)
新快速
通過
快速・普通
三ノ宮駅 - 元町駅 - 神戸駅
阪神電気鉄道・神戸高速鉄道
(阪神)本線・(神戸高速)東西線
直通特急(A直特)・S特急
三宮駅(阪神線) - 元町駅 - 高速神戸駅(神戸高速線)
直通特急(B直特)・特急・普通
三宮駅(阪神線) - 元町駅 - 西元町駅(神戸高速線)
  • A直特は種別幕が赤(直通特急)のものを指す。B直特は種別幕が黄色(直通特急)のものを指し、後者は阪神三宮駅 - 山陽須磨駅間の各駅に停車する。

[編集] 脚注

  1. ^ 番号はJRおでかけネット[1]による。
  2. ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』 川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-7 23頁

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年12月5日 (土) 04:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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