自来也
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自来也、児雷也(じらいや)は、江戸時代後期の読本に登場する架空の盗賊・忍者。歌舞伎などへの翻案を通して蝦蟇の妖術を使う代表的な忍者キャラクターとして認識され、現在に至るまで漫画・ゲームなどの創作に大きな影響を及ぼしている。
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[編集] 自来也
自来也(じらいや)が初めて登場するのは、感和亭鬼武(かんわてい おにたけ)による読本『自来也説話』(じらいやものがたり、文化3年<1806年>刊)である。自来也は義賊で、その正体は三好家の浪士・尾形周馬。蝦蟇の妖術を使って活躍する。
「自来也」は、宋代の中国に実在し、盗みに入った家の壁に「我、来たるなり」と書き記したという盗賊「我来也」(沈俶『諧史』所載)を元にしたとされる。自来也の物語は歌舞伎や浄瑠璃に翻案された。
[編集] 児雷也
児雷也(じらいや)は、上記の『自来也説話』を元にして、美図垣笑顔(みずがき えがお)らにより出版された合巻『児雷也豪傑譚』(じらいやごうけつものがたり)(天保10年<1839年>から明治元年<1868年>まで刊行。未完)に登場する架空の忍者。
自来也は肥後の豪族の子・尾形周馬弘行と設定され、越後妙高山に棲む仙素道人から教えられた蝦蟇の妖術(大蝦蟇に乗る、または大蝦蟇に変身する術)を使う。妻は蛞蝓の妖術を使う綱手、宿敵は青柳池の大蛇から生まれた大蛇丸であり、「三すくみ」の設定は本作品から登場している。
「児雷也」は、河竹黙阿弥による『児雷也豪傑譚話』(嘉永5年<1852年>)などの歌舞伎に翻案され、さらに多くの忍者ものの物語やキャラクターの題材となった。1921年公開の牧野省三監督の映画『豪傑児雷也』は、日本初の特撮映画と言われ、主演した尾上松之助の代表作となった。
[編集] 派生事項
[編集] 架空のキャラクター
- 磁雷矢 ‐ 1988年1月から1989年1月まで放送された東映の特撮ドラマ『世界忍者戦ジライヤ』の主人公である架空の忍者。筒井巧が演じた。主題歌は『ジライヤ』。
- 自来也 ‐ 1989年6月発売のPCエンジン用ゲームソフト『天外魔境 ZIRIA』の主人公、火の一族ガマ族の勇者。また綱手、大蛇丸の名を持つキャラクターがメインパーティとなっている。
- ニンジャブラック ジライヤ ‐ 1994年2月から1995年2月まで放送された東映の特撮ドラマ『忍者戦隊カクレンジャー』に登場する架空の忍者。ケイン・コスギが演じた。『児雷也豪傑譚』に登場する児雷也の末裔という設定。
- 自来也 (NARUTO) ‐ 1999年週刊少年ジャンプにて連載開始 岸本斉史の漫画作品『NARUTO -ナルト-』に登場する架空の忍者。なお、同作品には綱手、大蛇丸の名を持つキャラクターも登場する。
- 地雷亜 ‐ 2003年週刊少年ジャンプにて連載開始 空知英秋の漫画作品『銀魂』に登場する架空の忍者。
- ジライヤ ‐ 2009年スクエアエニックスのアーケードカードゲーム、LORDofVERMILIONⅡで排出されたカードの1枚。
[編集] 実在の人物
[編集] 関連項目
[編集] 関連書籍
- 『現代語訳 江戸の伝奇小説5 報仇奇談自来也説話/近世怪談霜夜星』(国書刊行会、2003年)ISBN 4336044058


