全日本ラリー選手権
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全日本ラリー選手権(ぜんにほんラリーせんしゅけん、Japanese Rally Championship)とは日本自動車連盟(JAF)が主催する国内格式ラリーのカテゴリの1つである。1979年より開催されており、2000年に発足したJRCアソシエーション(JRCA)による運営支援が行われている。
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[編集] 概要
1979年に全日本ラリードライバー選手権競技として始まり、翌年から全日本ラリー選手権となる。当初、排気量1300cc以下のクラスとそれを超える排気量のクラスの2クラスで争われた。1984年からはそれに1000cc以下のクラスを加え、3クラスで争われるようになった。1987年からは1000cc以下、1600cc以下、それ以上の排気量の3クラスに変更された。 1995年から第2部門として2輪駆動車のみによる選手権が始まり(2輪駆動車は従来の選手権にも参加可)、1998年から2005年まではホンダ・インテグラや日産・フェアレディZ等の2輪駆動部門と三菱・ランサーエボリューションやスバル・インプレッサ等の4輪駆動部門とで駆動方式別の選手権を開催していた。また、各部門内で排気量によるクラスを分けを行い、全クラスで優勝者・選手権保持者が決まっていた。そのクラス決めの基準となる排気量は、2002年までは国際自動車連盟(FIA)が定めたクラスに基づき1000cc以下、1600cc以下、それを超える排気量の3クラスで戦われていた。また、ほとんどがアベレージ・ラリー方式で行われていた。
しかし2000年代に入り日本でも世界ラリー選手権(WRC)イベントを開催しようという機運が高まり、その手始めとして2001年に第19回スパイク・インターナショナル・日本アルペンラリーが国内初のFIA規定による国際格式競技として開催された。また2004年からはWRCラリージャパンが開催され、国内のラリー競技も従来の日本独自方式からFIAが定める国際基準に改めるべきとの声が高まった。そこでまず2003年に、エンジン排気量に掛ける過給器の係数とラリー競技車両の安全基準をFIAが定める国際基準に合わせていった。
そして2006年に、それまでのレギュレーションを大幅に見直した新ラリー規定が施行された。それに伴い、全日本ラリー選手権規則も変更された。変更のポイントは以下の通り。
- 2WDと4WDという駆動方式別の部門の廃止
- これにより、スバル・インプレッサ、三菱・ランサーエボリューションとトヨタ・セリカ等が同じSS(スペシャルステージ)を走ることになった。
- アベレージ・ラリーを廃止し、SSをいかに速く駆け抜けるかを争うSSラリーに統一
- WRCをはじめとする国際ラリーは基本的にSSラリーの為、それに特化したドライバーが生まれていく。しかしアベレージ・ラリーは「いかに正確にCP(チェックポイントと呼ばれるタイムコントロール)を通過するか」を競っていた為、速さとは無縁とは言わないまでも速さ以外の要素で勝敗が決まることも多く、その結果全日本ラリーと言えどもSSの速さを競うラリーとは似て非なるものとなってしまった。そこで駆動方式の統合と共にすべてこのSSラリーに変更され、国際ラリーとほぼ同じ競技にする事となった。
- 総合優勝者の設定
- 2005年までは各クラス毎の優勝者が居たのみで総合優勝者は存在しなかったが、2006年からは全クラスを含めてのNo.1である総合優勝者が設定された(シリーズチャンピオンについても同様)。総合のシリーズチャンピオン第1号は奴田原文雄である。
[編集] クラス分け
クラス分けはFIAの基準に則っている。但し、2008年からは日本独自のカテゴリである「スーパー1500(JN1.5)」が制定された。
| クラス名称 | 排気量 | 車種例 |
|---|---|---|
| JN1 | ~1400cc | ダイハツ・ストーリア、ホンダ・シティ |
| JN1.5 | 1401~1500cc | 三菱・コルト、トヨタ・ヴィッツ、ホンダ・フィット、マツダ・デミオ、スズキ・スイフト |
| JN2 | 1400~1600cc | ダイハツ・ブーンX4、ホンダ・シビック(EK9)、トヨタ・カローラ、三菱・ミラージュ |
| JN3 | 1600~2000cc | ホンダ・インテグラタイプR、トヨタ・セリカ、フォード・フィエスタ |
| JN4 | 2000cc~ | 三菱・ランサーエボリューション、スバル・インプレッサ |
ターボ車は×1.7倍。例えばスバル・インプレッサWRX STI(2007)は本来の排気量は1997.8ccだが、排気量換算は3396.3ccとなる。
[編集] 車両規定
全日本ラリー選手権で走る車は、まず以下の区分に分けられている。
| クラス名称 | RN車両 | RJ車両 | RF車両 |
|---|---|---|---|
| 内容 | FIAのホモロゲーション、JAF登録車両を取得している車。 | FIAのホモロゲーションを取得せず、JAF登録車両のみ登録している車。 | JN1.5クラス用で、スーパー1500と呼ばれる。JAF登録も不要である。 |
| 代表車種 | 三菱・ランサーエボリューション、ホンダ・シビックタイプR等 | トヨタ・セリカ、ダイハツ・ブーンX4等 | 三菱・コルト、トヨタ・ヴィッツ等 |
安全基準や改造基準は、FIAのグループNを基準としている。但しFIAのグループNと異なる部分もいくつかあり、例えば室内の内張り、インドアパネル、3点式シートベルトの取り外しが禁止されていたりタイヤ、ホイールのサイズが細かく制定されていたりする。
RF車両についてはコスト削減を考えRN、RJ車両よりもロールケージバー等、安全基準が緩和されている。
[編集] 開催地域
新ラリー規定が施行された2006年以降。
[編集] 2006年
| 開催順 | 開催日 | ラリー名称 | 都道府県 | 優勝ドライバー コ・ドライバー |
車種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4月7日〜9日 | ツールド・九州 2006 in 唐津 | 福岡県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 2 | 4月28日〜30日 | 久万高原ラリー | 愛媛県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 3 | 5月19日〜21日 | ひえつき'06 | 宮崎県 | 中止 | |
| 4 | 6月2日〜4日 | MSCC東京ラリー2006 | 福島県 | 奴田原文雄 林哲 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 5 | 6月23日〜25日 | シンフォニーラリー2006 in ひよし | 京都府 | 奴田原文雄 小田切順之 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 6 | 7月7日〜9日 | RALLY HOKKAIDO | 北海道 | 奴田原文雄 小田切順之 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 7 | 7月21日〜23日 | とかち2006 | 北海道 | 奴田原文雄 小田切順之 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 8 | 9月22日〜24日 | KIRORO Traverse Kamuiminndara 2006 Rally in Akaigawa |
北海道 | 炭山裕矢 沼尾敬廉 |
スバル・インプレッサ |
| 9 | 10月20日〜22日 | 第34回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2006 | 岐阜県 | 田口幸宏 佐藤忠宜 |
三菱・ランサーエボリューション |
[編集] 2007年
| 開催順 | 開催日 | ラリー名称 | 都道府県 | 優勝ドライバー コ・ドライバー |
車種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4月13日〜15日 | ツールド・九州 2007 in 唐津 | 福岡県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 2 | 4月28日〜30日 | 久万高原ラリー | 愛媛県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 3 | 5月18日〜20日 | KYOTO南丹ラリー2007 in ひよし | 京都府 | 石田正史 宮城孝仁 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 4 | 6月1日〜3日 | MSCC東京ラリー2007 | 福島県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 5 | 6月22日〜24日 | ひむかラリー'07 in 美郷 | 宮崎県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 6 | 7月6日〜8日 | ラリー北海道 | 北海道 | 石田正史 宮城孝仁 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 7 | 8月24日〜26日 | FMSCマウンテンラリー'07 | 佐賀県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 8 | 9月21日〜23日 | Rally in Akaigawa | 北海道 | 中止 | |
| 9 | 10月12日〜14日 | M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2007 | 長野県 岐阜県 |
奴田原文雄 小田切順之 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 10 | 11月9日〜11日 | 新城ラリー2007 | 愛知県 | 勝田範彦 北田稔 |
三菱・ランサーエボリューション |
[編集] 2008年
| 開催順 | 開催日 | ラリー名称 | 都道府県 | 優勝ドライバー コ・ドライバー |
車種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4月11日〜13日 | ツールド・九州 2008 in 唐津 | 福岡県 | 勝田範彦 晝田満彦 |
スバル・インプレッサ |
| 2 | 4月26日、27日 | 久万高原ラリー | 愛媛県 | 奴田原文雄 小田切順之 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 3 | 5月16日〜18日 | KYOTO南丹ラリー2008 | 京都府 | 石田正史 澤田茂 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 4 | 5月30日〜6月1日 | ひむかラリー'08 in 美郷 | 宮崎県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 5 | 6月13日〜15日 | MSCC東京ラリー2008 | 福島県 | 石田正史 澤田茂 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 6 | 7月11日〜13日 | ラリー北海道 | 北海道 | 北村和浩 竹下紀子 |
スバル・インプレッサ |
| 7 | 8月22日〜24日 | 2008 Rally in Akaigawa | 北海道 | 勝田範彦 保井隆宏 |
スバル・インプレッサ |
| 8 | 9月13日〜15日 | FMSC吉野ヶ里マウンテンラリー'08 | 佐賀県 | 勝田範彦 北田稔 |
スバル・インプレッサ |
| 9 | 10月3日〜5日 | M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2008 | 長野県 岐阜県 |
勝田範彦 保井隆宏 |
スバル・インプレッサ |
| 10 | 11月21日〜23日 | 新城ラリー2008 | 愛知県 | 奴田原文雄 小田切順之 |
三菱・ランサーエボリューション |
[編集] 2009年
| 開催順 | 開催日 | ラリー名称 | 都道府県 | 優勝ドライバー コ・ドライバー |
車種 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4月10日〜12日 | ツールド・九州 2009 in 唐津 | 福岡県 | 勝田範彦 保井隆宏 |
スバル・インプレッサ |
| 2 | 5月8日〜10日 | KYOTO南丹ラリー2009 | 京都府 | 勝田範彦 保井隆宏 |
スバル・インプレッサ |
| 3 | 5月29日〜31日 | ひむかラリー'09 in 美郷 | 宮崎県 | 奴田原文雄 佐藤忠宜 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 4 | 6月19日〜21日 | MSCC東京ラリー2009 | 福島県 | 奴田原文雄 佐藤忠宜 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 5 | 7月10日〜12日 | ラリー北海道 | 北海道 | 奴田原文雄 佐藤忠宜 |
三菱・ランサーエボリューション |
| 6 | 9月5日、6日 | 久万高原ラリー | 愛媛県 | 勝田範彦 保井隆宏 |
スバル・インプレッサ |
| 7 | 9月25日〜27日 | 新城ラリー | 愛知県 | ||
| 8 | 10月16日〜18日 | M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2009 | 岐阜県 長野県 |
||
| 9 | 11月13日〜15日 | FMSC吉野ヶ里マウンテンラリー'09 | 佐賀県 |
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年9月10日 (木) 11:13 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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