冬季戦技教育隊
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| 冬季戦技教育隊 | |
|---|---|
| 創設 | 1971年(昭和46年)7月19日 |
| 所属政体 | |
| 所属組織 | 陸上自衛隊 |
| 部隊編制単位 | 隊 |
| 兵科 | 諸職種混成 |
| 兵種/任務/特性 | 教育隊 雪中戦及び山岳戦に係る教育と研究 冬季オリンピック選手養成 |
| 所在地 | 北海道 札幌市 |
| 編成地 | 真駒内 |
| 愛称 | 冬戦教 |
| 上級部隊 | 北部方面隊 |
冬季戦技教育隊(とうきせんぎきょういくたい、JGSDF Cold Weather Combat Training Unit)は、北海道札幌市の真駒内駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊北部方面隊直轄の教育隊である。陸上自衛隊北部方面隊に置かれている陸上自衛隊では唯一の冬季専門部隊である。部隊内の特別体育課程教育室からは、冬季オリンピックのバイアスロンなどの競技で、毎回日本代表選手を送り込んでいる。陸上自衛隊の特殊部隊としては最古の歴史を誇る。通称SOU、CWCTまたは冬戦教。
目次 |
[編集] 部隊の概要
冬季戦技教育隊は、前身ともいえる北部方面特別戦技訓練隊(名寄駐屯地)が廃止された1971年7月19日に、北海道札幌市の真駒内駐屯地で新編された部隊であり、主に冬季戦闘訓練の指導を行う戦闘戦技教育室、冬季戦闘時の部隊運用の研究を行う調査研究室、バイアスロンやスキーの教育訓練を行う特別体育課程教育室からなっている。これらのうち、オリンピック特別強化選手らからなる特別体育課程教育室には、現在40人弱の男女隊員が所属しており、将来の自衛隊体育指導者としての教育訓練を積みつつ、冬季オリンピックでのメダル獲得を目指し日々訓練を重ねている。他に全日本スキー連盟デモンストレーターの資格を持つ隊員が所属しており、スキー技術の指導にあたる指導者の技術の向上及び新しい技術の習得を狙いとして、毎年、全日本スキー技術選手権大会に参加している。部隊全体としても他の部隊に教育訓練等の指導を行いながら、「特殊部隊」としての錬度維持のため過酷な訓練を行っている。
北海道は豪雪地域であり、かつて、ソ連と対峙する第1線であった北海道に陸上自衛隊の兵力を集中させていたため、冬季の戦闘術の研究は必須であった。そのため、冬季戦技教育隊では、視認性の低い装備や、隊員の体力低下や損害を防ぐ戦技などの研究・開発に力を注いだ。現在、陸上自衛隊は、雪中戦においては装備でも運用でもアメリカ陸軍をも凌ぐと言われており、冬季戦技教育隊の積み重ねの成果は決して小さくない。 近年においては新型スキー板の研究・開発に力を入れており、現在は従来型の2m近い長さで直線型のスキー2型を改良した、全長が短く先端部と後部が広がった形状のカービングスキータイプのスキー3型を開発中である。
かつては、対ソ連の特殊部隊的な側面が強く、レンジャー課程を優秀な成績で修了した屈強な隊員が所属し、さらに過酷な訓練を積むという超精鋭部隊であった。有事の際には敵への後方かく乱や遊撃行動が期待されていた。現在は、オリンピックの選手の養成機関という側面がクローズアップされがちだが、特殊部隊としての練度も維持している。 このため特殊作戦群、中央即応集団と活発に合同訓練を行っている。 その他にも原子力発電所の警備訓練や自衛隊の装備するあらゆる個人用携帯火器の訓練、潜水訓練、強襲用ゴムボートによる渡河訓練等の夏季の訓練も頻繁に行われている。
有事の際には隊員・装備等の編成を教育隊から特殊部隊へと編成換えするものとされているが、内容は機密とされている。
アメリカ陸軍等に所属する積雪寒冷地専門部隊と戦闘技術やサバイバル技術等の技術交流を積極的に行っており、その技術・能力は高く評価されている。
ベトナム戦争中に実施された「防衛庁 公式視察団派遣」の裏側で、1967年より自衛隊員のヴェトナム派遣が実施されたという話があり、漫画家の小林源文が作中で『“黒ベレーに髑髏の団旗”のエリート部隊であり、実戦経験を積ませるため一部の隊員を極秘裏にベトナム戦争に派遣していた』という(曰くある人から直接聞いた)話を紹介している。 第二次派遣の際に15名(空自1名、海自1名、第一空挺5~6名、残りは富士学校と冬戦教から)が横田エアベースからC-130輸送機で出発し、空自はFACとCCT任務、海自はSEALSへ派遣されたと言われている。半年交代で2年間、のべ約60名が従軍し、受勲はシルバースター1名、ブロンズスター3名、損害は戦死者2名だったと言われている。
また、現在でもフォートブラックの米軍特殊部隊とヘリフォードの英軍S.A.S.に数人単位で研修派遣されているという。[1]
東野圭吾氏の著作「夢はトリノをかけめぐる」においては特別体育課程教育室について取材が行われている。
[編集] 実施されている教育
- 冬季遊撃集合訓練
- 上級スキー指導官養成/練成訓練
- 初級幹部冬季戦技集合訓練
- (警察レンジャー教育:東北方面隊と隔年で担当している)
[編集] レンジャー教育
冬季戦技教育隊でレンジャー教育を受けると、冬季遊撃レンジャーの資格が与えられる。 これは通常のレンジャー教育と異なり、修了者には特別なレンジャー徽章が与えられる。
[編集] 組織編成
- 戦闘戦技教育室
- 調査研究室
- 特別体育課程教育室
[編集] 教育隊長
| 代 | 氏名 | 在任期間 | 出身校・期 | 主な後職 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 岸良和典 | 2002.8 - 2004.11.30 | 防大24期 | 第7普通科連隊長 | ||
| 四月朔日徹 | 2004.12.1 - 2006.8.3 | 生徒19期 防大24期 |
第28普通科連隊長 | ||
| 小林勇夫 | 2006.8.4 - 2008.3.25 | 第49普通科連隊長 | 2008.1.1 1等陸佐昇任 | ||
| 大川浩史 | 2008.3.26 - 2009.7.31 | 防大26期 | 第1空挺団本部高級幕僚 | 2009.1.1 1等陸佐昇任 | |
| 坂井桂介 | 2009.8.1 - | 1等陸佐 |
[編集] 主要装備
- 73式小型トラック
- 73式大型トラック
- 64式7.62mm小銃
- 89式5.56mm小銃
- 62式7.62mm機関銃
- 9mm自動拳銃
- 5.56mm機関銃MINIMI
- 84mm無反動砲
- 89mmロケット発射筒 M20改4型
- 110mm個人携帯対戦車弾
[編集] 脚注
- ^ CAT SHIT ONE vol.3
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年12月2日 (水) 13:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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