初級システムアドミニストレータ試験

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初級システムアドミニストレータ試験(しょきゅう-しけん、Systems Administrator Examination、略語AD)は、独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センターが、情報処理技術者試験の一区分として行われていた経済産業大臣(旧通商産業大臣)認定の国家試験である。2007年(平成19年)12月に発表された新試験制度に伴い、2009年(平成21年)春期試験を最後に試験を終了した。初級シスアドの通称で知られる。

目次

[編集] 概要

業務効率の向上・改善を目的とし、現状業務における諸問題を把握・解決するために、担当する業務の情報化を利用者の立場から推進するエンドユーザーコンピューティング(EUC)役割がある。ただし、英語の「System Administrator」は、サーバやネットワークの構築・運営・管理を行う「システム管理者」の意味であり、エンドユーザの意味はないから、日本語を母国語としない非日本語人に向かって説明するときは注意が必要である(英語版Wikipediaでの説明)。

1994年秋期より導入された区分であったが、その際は単にシステムアドミニストレータという名称だった。1996年上級システムアドミニストレータ試験が新設されたことに伴い、現在の名称になった。また、受験者増大に伴い、1999年からは春期にも試験が行われるようになった。

試験日は、基本情報技術者試験応用情報技術者試験などと同日の4月第3日曜(春期試験)と10月第3日曜(秋期試験)の2回行われ、大学や専門学校校舎で他の情報処理試験と同じ会場で行われていた。合格率は28%前後。受験者は一年に10万人を超えていて、人気が高い。国家試験であるが、年齢や実務経験などといった受験資格の制限が全く無いことも特徴的。2008年度までの14種あった情報処理技術者試験の中では、難易度が一番易しい。難易度をパソコン検定(P検)で比較すると、準1級と2級の間に初級シスアドがあると言われている。初級シスアドの上位には、情報セキュリティアドミニストレータ試験と上級システムアドミニストレータ試験があった。

受験者は高校・大学生から20代の若い人が多いものの、基本情報技術者試験ほど20代に集中してはおらず、30代以上の層も少なくない。近年では、60歳代や70歳代など高齢者の受験や、10代の受験も僅かながら増加していた。

回答方法は全て多肢選択式(マークシート)で、午前・午後ともに150分。午前は基本問題が80問、午後は実践問題7問。

平成21年度の情報処理技術者試験の新制度への移行により、初級シスアドは平成21年春期試験を最後に廃止となった。(後身は『ITパスポート試験』。)

[編集] 試験内容

主な学習内容としては以下の6項目と応用分野にあたる午後試験である。

[編集] 受験手続等

  • 願書の提出:春期受験は1月中旬、秋期試験は7月中旬ごろから1ヶ月程度、願書の受付が行われる。願書は試験センターに申し込んで郵送するほかに、インターネットによる申し込みも可能である。インターネットを用いて申し込みを行った場合には、受験票のみが返送される。
  • 試験実施日:春期試験は4月、秋期試験は10月のそれぞれ第3日曜日に実施される。
  • 受験場所:一般に大学の講堂を日曜日に借りて行うことが多いが、専門学校高等学校の教室で行う場合もある。
  • 合格発表:試験実施の約1ヵ月後。

[編集] 初級システムアドミニストレータの応用分野

初級シスアドは情報処理の分野だけでなく、製造サービス建設業運輸など、あらゆる分野において応用が効くとされる。これは、エンドユーザコンピューティングコンピュータの小型化、低価格化の進展によりあらゆる場面で活用される状況が発生しているためであり、今後のユビキタスコンピューティングの進展には必須とも言える。

ただし、初級シスアドはコンピュータ利用の基本的知識を問うものであるので、これ単独ではなく、多方面の専門職業資格を合わせ持つのが最も望ましい状態とされている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月16日 (金) 02:12 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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