剛田武

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剛田 武(ごうだ たけし)は、藤子・F・不二雄漫画作品『ドラえもん』の登場人物。6月15日生まれ。主人公・野比のび太のクラスメイト。通称「ジャイアン」。妹にジャイ子がいる。

目次

[編集] 設定

[編集] 性格

クラスのガキ大将であり、自己主張が激しく短気かつ毒舌家ゆえに粗暴で威圧感のある少年というイメージが強い。さらに、友達が自分の意に沿わないとすぐ怒鳴って暴力に訴えるため、クラスから恐れられている。 また、「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのもの…」というセリフに代表されるように(この言葉はイギリスのことわざ[1])、きわめて自己中心・自分勝手(ジャイアニズム)であり、強引に人の漫画やゲーム等を取り上げて自分のものにしたり、「ムシャクシャしている」という理由でのび太やスネ夫等を殴ったり(八つ当たり)している。ジャイアン1人でのび太ら4人(複数)に殴りかかることもある[2]。またスネ夫からラジコンを奪い、ラジコン機が民家の敷地などに入ってしまうと(自分にとって不都合になるため)、「おれ、知〜らない」といってコントローラーだけをスネ夫に返して逃げてしまう。

ただし母親が大の苦手であり、これらの行為をしている所を見つかって母親にお仕置きを受けることも多い。また、明らかに自分の方に非があると自覚している場合や、大勢に責任を問われたりする時は逆に弱腰になってしまう描写も多々、見られる。未来の道具で世界征服を目論んだり[3]、「逆らう者は死刑」と発言する[4]など、独裁者的な心理描写も多い。 また、相手が怪我をするまで情け容赦なく痛めつける、バットで十数発も殴りつけるなど、警察沙汰になりかねない暴力を平然と振るうという残虐かつ冷酷でサディスティックな面ももつ。

その一方で、極めて義理固い一面も持ち合わせている。面倒見がよく親分肌で妹をかわいがり、不承不承ながらも家の手伝いもする。友情に厚い面もあり、「心の友よ!」と叫んで抱き付いたり泣きじゃくったりする。風邪をひいたのび太を本気で心配したり[5]、ドラえもんの力を借りられず追い詰められたのび太を助けるために共闘したこともある[6]。テレビ朝日版アニメ第1期では後期になるにつれて、暴力的な側面は薄れる代わりに、ユーモラスで人情味のある性格が強調されるようになっていく。

のび太が家出した時にはそれを支援するためスネ夫に強制的に協力を求める[7]、おじさんの話に感動し半ば強制的にのび太のボディーガードとしてつきまとう[8]、ドラえもんの道具の利益を期待している時などにも「心の友よ!」とすがりつくなど押し付けがましい人情を見せる事も。

大長編シリーズでは特に男気溢れる性格が顕著であり、命をも賭して友達を守ろうとするなど仁侠的な印象が強い[9]

のび太を散々いじめる一方で、もしもボックスの効力でのび太がアメリカへ引越しをする事になった際には誰よりも早くのび太の家へ駆けつけ涙を流して、今まで虐めてきたことを謝罪したり[10]、映画『のび太の結婚前夜』ではジャイアンの家でのび太、スネ夫、出木杉と一緒に飲み会をした際、「なんでしずかちゃんがお前を選んだのかわかった気がする」と語るなど、心のどこかではのび太を認めていた節がある。また、テレビ朝日版アニメ第1期エピソード「本音ロボット」では、内心ではのび太のことを友達だと思っているが、なかなか素直になれずに、暴力を振ってしまうことをドラえもんの道具である本音ロボットを介して語っている。

恋愛面に関しては晩生で少女趣味的なところがあり、女の子と仲良くなるための方法を相談する時は普段の頼み事の時より声が小さくもじもじしていて笑われたりする。(もっとも、その後はいつも通り怒り狂ったり脅しを掛けるが)。また犬を連れた女の子に一目ぼれした時はムクを散歩に駆り出して会話するも終始どぎまぎしていた。

[編集] 運動能力

極めて高い。草野球チーム「ジャイアンズ」の特訓で行なった町内十周マラソン(のび太、スネ夫、安雄、はる夫が参加)で一位になる[11]など高い持久力を持ち、のび太と尻相撲をした際にはのび太を数メートルも突き飛ばすほどの力を持つ[12]。また、父親からは柔道を習っており[13]、まねごとながら多少は空手の心得もあるようである[14]。ひみつ道具「正確グラフ」による計測結果によると、力はスネ夫の約1.4倍、しずかの約1.7〜2倍、のび太の約3.3倍[15]。また、腕立て伏せを100回もするなど、年齢から考えると、その力は計り知れないものがある[16]。「天気決定表」では、1キロメートル泳げると言っている。

[編集] 知力

運動は得意だが反対に勉強は大の苦手で、テストの点数も悪い。0点や赤点を取ることもしばしば[17]。普段の点数は15点など[18]で、のび太と大して違わない。100点の答案を父親に見せても、父親には不正行為をしたことを簡単に悟られるほど[19]。ただ、「正確グラフ」での計測結果によると、一応頭の良さはのび太の2倍ということになっているが、のび太が低すぎるため結局大差はない(なお、しずかの1/3、スネ夫の4/7でもある)[15]。また、「領収書」を「良集書」と書いたり、「のび太」を「のび田」と書き間違えたり、漢字については特に苦手のようだ[20]。しかし、何もかもがあべこべの世界で宿題をやってこなかったり[21]、しばしば宿題を気にするシーンがある[22]ことから、のび太と違い宿題ぐらいはするらしい。

一方、自分でなぞなぞが得意だというだけあり[15]、「表の模様が裏に、裏の模様が表にある珍しい50円だ」という巧みな台詞でのび太を騙したり、「東京タワーよりも高くとぶ方法」のなぞなぞ(答えは「その場でジャンプするだけ」。東京タワーは飛べない)など、ずる賢い面もある[23]

[編集] 趣味

[編集]

おれはジャイアンさまだ!」も参照

歌が好きで、NHK紅白歌合戦に出場するのも夢のようである。本人は得意だと思っているが実際はかなりの音痴(原作では彼の歌声は「ホゲー」もしくは「ボエ~」などと表現され、アニメでは大音響にエコーがかかったような表現になる)。しかも本人はそのことに自覚がなく絶対の自信を持っており(自分の歌を「いい歌だ」などと評し、聞いている)、自分の芸術を侮辱される(というよりは本当のことを言われる)と激怒する。ただしその一方で、寝ぼけて聞いた自分の歌を「下手糞な歌」と評したりするなど[24]、自分の声と把握した上で自画自賛している節がある。歌番組に出演する際に声紋キャンディーを使って歌手の声を手に入れたこともある(ただし、飴をなめるのが早すぎたせいで効果が切れ、全国のテレビが壊れたり、その歌を聞いた人達は救急車で運ばれるという大惨事となった)[25]

レパートリーは恋する心を歌ったオリジナルの歌が中心[26]だが、「およげたいやきくん」「北国の春[27]横須賀ストーリー」など既存の歌を歌ったこともある[28]。しばしば町の子供たちを集めて独演会「ジャイアン・リサイタル」などを開催しては皆を困らせている。 ジャイアンが歌ったことのあるジャイアンのオリジナル作品は次の通り。

その破壊的な歌唱力は「公害の一種」と表現されたり、「フグ毒」や「核兵器」と比較される事もあり、窓ガラスや壁を破壊するほどのエネルギーを持ち、有害な部分を強めて害虫駆除に利用されたこともある[30]。『のび太の魔界大冒険』では、歌で人魚[31]の歌声を圧倒し、怪獣「ツノクジラ」を一撃でノックアウトしたりするほどの威力を見せた(悪魔達には怪音波と分析されている)。ファミコンソフト『ドラえもん ギガゾンビの逆襲』では「まじんのマイク」を使って歌うことにより、敵全体に大ダメージを与えることが可能(バランスブレイカーになりかねないほどの破壊力を誇る)。スーパーファミコンソフト『ドラえもん4 のび太と月の王国』では他キャラとの合体時に援護技として歌うことで敵を攻撃する。他にもファミコンの『ドラえもん』、スーパーファミコンの『ドラえもん2 のび太のトイズランド大冒険』や『ドラえもん3 のび太と時の宝玉』にも攻撃方法として登場している。

聞いた者の体調は直ちに悪化し(のび太ら曰く「命に関わる」)、先生はその歌を聴いて気絶してしまい次の日学校に出てこられなかった[32]。また、テレビラジオなどのAV機器に音を入力すると破損してしまう[25](出力するスピーカーなども破損する。テレビでは映像に影響が出たりする。アニメでは音声ミキサーが漏電して破損したり、スピーカーウーファー部分が飛び出したりするほど)。

ちなみに、音がない世界でのジャイアンの歌(歌詞を紙に書いてのび太達に披露していた)も、なぜか字を見るだけで寒気がするほど酷いものであった[33]。ただ、楽譜を読めない。

なお、成人後も趣味として歌う事は続けているようで、自室でカラオケをしている描写がある。この時は部屋に1人しかいなかったが、少なくとも周囲に被害をもたらしてはいないため、音痴はある程度改善された可能性もある[34]

過去に彼の素の歌声に聴き惚れたキャラクターが一人だけ存在する。それは映画『ドラえもん のび太の南海大冒険』に登場するベティである。ドラえもんの秘密道具を使用せずしてジャイアンの素の歌声に聴き惚れたのは、原作漫画・テレビアニメ・劇場用映画・特番放送などを通し、歴代登場キャラクターの中でもベティただ一人である。

スネ夫が彼に、絵を描くことを趣味にするようおだてて勧めたのも「これ以上下手な歌を聴きたくなかったから」という理由からである。

[編集] 料理

他には料理を趣味としているが、料理の腕は歌唱力以上に壊滅的。匂いで犬や鳥や虫が気絶するほどで、たくあんセミの抜け殻を使ったりするなど食材や味の面でも、この世のものとは思えないようなものらしい。自作の料理を試食したジャイアン自身が倒れてしまったことさえある[35]。特に、ジャイアンの創作料理の中で代表的な「ジャイアンシチュー」はひき肉たくあん塩辛ジャム煮干大福セミの抜け殻など絶望的な材料の組み合わせによるシチューであり、「プウン」や「モワ~」など不気味な匂いを漂わせ「ドロ〜リ」という怪しい効果音を出すなどする。その臭いは飛ぶ鳥を落とす程。味は舌を出して泣きたくなるほど最悪らしい。そのため、ジャイアン料理の破壊的な腕前を表す代名詞となっている。

また、タレントの木村祐一もテレビ番組の中で作ったというが、このときは計画的に煮詰めたのでビーフシチュー味のおいしい料理になったという。

また、下手物に捉えられがちな蝉の抜け殻であるが、これはセンタイ(蝉蛻)という漢方生薬として専門店で取り扱われ、薬膳料理などにも用いられることがあるものである。

[編集] その他

秘密の趣味としてままごとがある[36]が、幼少期にはスネ夫とつるみ、のび太がままごとをしているのをからかっているが、それは恐らくスネ夫に見られると恥ずかしいと思っていて無理しているためである[37]。少女マンガを読む場面もある[38]

その他の嗜好として「クマのぬいぐるみ(大)」が挙げられる。毎週見ている動物番組に800枚の応募はがきを送って見事当選。それが「クマのぬいぐるみ」であった[39]。また、ゴリラのぬいぐるみを抱いて寝ていることも[40]

[編集] 苦手なもの

前述したように母ちゃんが大の苦手。姿を見なくても「武!!」という声を聞いただけで震え上がって逃げ出すほど。親戚で苦手なおばさんもいる[41]

本人は「(母ちゃんを除いて)怖いものはない」と語っており、のび太とドラえもんが考えつく限り出した怖いものに対して、全く怖がらなかった[42]。しかし大男[4]やお化けを怖がっている[43]描写もあり、本物のお化けや怪物は怖がることがある。基本的に大人の前では乱暴なことをしないが、先生や神成さんなども苦手な人物である。

[編集] 実家

原作では、卵や缶詰を売ったり[44]、カボチャなどの野菜を売ったりする描写がある[45]のみで、店名などは不明。

アニメでは「剛田雑貨店」、あるいは「剛田商店」という乾物屋。ジャイアンも「乾物屋」と発言している[46]

母ちゃんによく店番を頼まれているが、サボってどこかへ遊びに行ってしまうことも多い。またアニメでは、のび太がもしもボックスを使ったためにアメリカに引っ越すことになりかけたとき、ジャイアンの母ちゃんがのび太のママに「剛田雑貨店のホームページ、アクセスしてね」と言ったことから、ウェブサイトを公開しているらしい[47]

ジャイアンは将来、世界各地に支店を置く大型百貨店「ゴウダショッピングモール」を経営することを夢見ている[48]。しかし実際は、ジャイアンは独立して「スーパー・ジャイアンズ」という名のスーパーマーケットを経営することになる[49]。一方ジャイアンの母ちゃんは、元気に乾物屋の経営を続ける[50]

[編集] 将来

歌手になることが夢で、「おれ、絶対に歌手になって、大賞をとって、紅白にでます」と張りきっており[51]、ノビタレコードからレコード「乙女の愛の夢」をリリースしたこともある[52]。さらに、サイン入り特大パネルを作ったこともある[53]。そのパネルはファンレターをくれた人の中から抽選で当たるという物だったが、応募してきた手紙はどれもジャイアンの歌を酷評するものだったため、のび太が仕方なくもはん手紙ペンで適度なファンレターを書き、のび太にプレゼントされる事となった。

また、モデルになるという夢も持っている[54]

しかしアニメでは成人後、家業を発展させて「スーパージャイアンズ」という名のスーパーマーケットを経営する実業家に成長[49]

[編集] その他

  • 野球チームであるジャイアンズのキャプテンである。ピッチャーを務めているが、三振を奪うことは少なく、ヒットを打たれている描写が多い。彼は大抵ジャイアンズが試合に負けるのを「のび太のせい」として怒るが、(作中では、のび太が打球を後ろにそらすシーンはたびたび見かけるが、落球シーンは一切描かれていないことから)ピッチャーである彼の責任も大きいと推察される。打者としてはホームランを幾度か打つ[55]など、それなりに活躍している。大長編では彼のバッティングの腕[56]や、コントロール[57]が勝利の決め手になったこともある。ライバルは寺野がキャプテンのチラノルズ。また、『ドラえもん のび太とブリキの迷宮』では、空を飛んでいるブリキの飛行機をジャイアンのバッティングで打ち落としたこともある。
  • 尊敬する人物は宮本武蔵[58]と柔道十段のおじさん(後述)。アクションスターの千葉県一(元ネタは千葉真一)も尊敬しており、ケンカの方法を伝授してもらったり(実際はロケのアクションシーンの収録に巻き込まれただけ)、サイン色紙を宝物として持っていたり[59]している。
  • ドラえもんの道具「雨男晴れ男メーター」によると、晴れ男の最高値+10を記録するほどの「とても強力な晴れ男」である[60]
  • ツチノコの発見者であり、未来の百科事典にも名を残している[61]
  • アイドル・星野スミレ[62]、青空ゆかり[63]、伊藤翼のファン。
  • 初期の単行本には同じ風貌の「カバ田」なるキャラクターが登場している。これについてはこちらを参照。
  • 空き地で行われる「リサイクル」を「リサイタル」と間違え、当日、派手な衣装を着て空き地に来たことがある。
  • 普段のび太をいじめている立場のジャイアンだが、のび太がドラえもんの道具の力を借りて逆襲に出た際に、「ノータリン」呼ばわりされた挙句にKO負を喫したことがある。
  • リサイタルの際、「剛田猛」と表記されたことがあった。
  • テストの名前欄に「ジャイアン[64]」、「剛田剛[65]」と書いていたことがあった。
  • アニメではピーマンが好物という設定。

[編集] 両親、親戚

以下の設定は、原作およびテレビ朝日のアニメ版に関するものである。

アニメ第1作(1973年)では母親は故人であり、父親の手一つで育てられていたが、この父親は気弱な小男という、原作とは大きく異なるキャラクターとなっていた。

[編集] タケ蔵

のび平と同世代の戦国時代の人物。ジャイアンと同じく気が強く、高所から水の中へダイブするなど勇敢な少年。タケ蔵の母はジャイアンの母ちゃんに顔が似ている。ジャイアンの先祖であるかどうかは不明。

[編集] 母親

通称「母ちゃん」。雑貨店を営んでいる。母ちゃんは実直で息子に厳しく、しかも男勝りで豪放であり、ジャイアンが心から怖れている人物。いつもジャイアンに店番や配達の手伝いをさせ、しばしばゲンコツや平手打ちなどの体罰を加える。ジャイアン以外の人物に対しては暴力をふるったり暴言を吐いたりすることはない。のび太がジャイアンにいじめられている時に登場することも多い。こちらも参照。

[編集] 父親

父親については明確な職業が描かれていない(店番をする場面が描かれているのは1度[66]のみ)。無精髭を蓄えていて頭は角刈りにしている。

アニメ第1作では「小助」という名前があった。

ジャイアンの父親は原作、アニメともほとんど登場しないが、原作では9回登場している。

  • のび太を上手く騙し、ドラえもんの道具「コンピューターペンシル」を奪って、そのペンでカンニングをして100点を取ったジャイアンを「いつも落第点のおまえが急に100点を取れるはずがない!できの悪いのはしかたがないとして、不正だけはするなと教えてきたはずだぞ!!」 と叱りボコボコに殴る[67]
  • 家の中で暴れるウマタケに困り果てる[68]
  • のび太の父親と相撲をとる。町内一の力持ちと自負しており、他の登場話と比べ自分勝手で乱暴。なお、この話では無精髭は無く鼻の下にヒゲを生やしている。[66]
  • ジャイアンを映画館に連れて行く[69]
  • ジャイアンを厳しく叱る妻に難色を示し、ジャイアンに小遣いをあげようとする[70]
  • たい焼き(アニメでは焼き芋)を買って帰る途中でひき逃げに遭う(ただし、これはのび太がタイムマシンでこの時に戻り突き飛ばし助けたので、結果的には遭っていない)[71]
  • 食事中、道具の効力で吹き飛ばされたちゃぶ台を追いかける羽目になる[72]
  • 食事中、ジャイアンが道具の効果により吐き出したご飯を顔中に浴びる[73]
  • 家族で箱根旅行に出かける。原作では最後の登場であり、前回の登場からブランクがあいたためか頭頂部が禿げている[74]
  • アニメ版のとき、話の中で家族でお花見に行っているシーンがある[75]

[編集] ジャイ子

ジャイアンの妹。本名不明。ジャイアンはジャイ子をこの上なく可愛がっており、これが災いしてトラブルになることも度々あったが、ジャイ子も兄のことをとても尊敬しているようである。「クリスチーネ剛田」というペンネームで少女漫画を描いている。こちらも参照。

[編集] ヤサシ

ジャイアンの息子。通称「ジャイチビ」。外見は父親のジャイアンにそっくりだが、気が弱く心優しい性格でのび太に近いキャラ。のび太としずかの息子・ノビスケにいじめられてばかりいる。

[編集] 子孫

映画『ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!』に、アントンという少年が登場する。セワシの友人だが、ジャイアンの子孫であるかは不明。原作では同じくセワシの友人として、ジャンボという名のジャイアンそっくりな友人が出てくる。こちらも子孫であるかは明言されていない。

[編集] 他の親戚

叔母さん
3巻収録「おはなしバッジ」で登場。母親の妹とみられる。姉と性格が似ており、ジャイアンはこの叔母も苦手にしているようである。ジャイアンがのび太をいじめられているところを「弱い者いじめはやめな!」と叱りつけた点で正義感の強さが見てとれるが、その少し前にはのび太に「おばさんがサルですか」と言われて激昂し胸ぐらを掴むという行為に出ておりやはり気性の荒い性格である事がわかる。
おじさん
36巻収録「ジャイアン反省・のび太は迷惑」で登場。ヒゲが濃く、大柄。柔道十段の腕前で、ジャイアンが尊敬している。喧嘩に強くなりたいために柔道を教えてくれと頼むジャイアンに、人間としての真の強さ(心理的な強さ)とは何かを語ってジャイアンを諌める(ただし、ジャイアンはその言葉を誤ってとらえ、まるで理解していなかった)。
アニメでの声優は不明(1985年)→楠見尚己(2007年)。
おじさん
37巻収録「しかしユーレイはでた!」で登場(姿は見せず)。山奥の寺で住職をしている。ジャイアンのことは「たけ坊」と呼んでいるらしい。
いとこ
29巻収録「ペタンコアイロン」、てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもん カラー作品集』3巻収録「なんでもそうじゅう機」に登場。大学生と思われる。格闘技や武道を趣味としており、柔道三段、剣道五段の段位を持つほか、ボクシング合気道少林寺拳法もたしなんでいるという。なお、登場した話の両方とも、「ジャイアンたちに引越しの手伝いをさせる」という役回りで登場している。花子という名前の恋人がいる。他にてんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』2巻収録「大きくなってジャイアンをやっつけろ」にもいとこは登場するが同一人物なのか定かではない(顔立ちはやや異なる)。
アニメでの声優は安原義人(1982年)→郷里大輔(1988年)。

[編集] 系図

       剛田家   

        祖父   ○
        ┃   ┣━━━┓
        父━┳━母   叔母
     ┏━━━━┫
   ジャイ子 ジャイアン(タケシ)
          ┃
        ジャイチビ(ヤサシ)
  血筋不明

戦国時代のよく似た人物    *タケ蔵
ジャイアンのおじ  *柔道十段の腕前のおじさん *山奥寺の住職のおじさん
ジャイアンのいとこ *格闘技が趣味の従兄
    

[編集] ペット

ムク
ジャイアンの愛犬で、飼い主のジャイアンの怖さを恐れている全くのダメ犬で、一度スネ夫の家の庭の花壇を掘り返し、ジャイアンに激怒された事がある。しかしライオンに襲われたジャイアンを助けるためにライオンと戦うなど飼い主思いな犬である。一度だけ、「デカ」という名の別の犬だった回[76]がある。後足だけで立って走ることも出来る。のび太にだまされてジャイアンを綱で引っ張ったこともある[77]

[編集] その他

声優はアニメ第1作(1973年)では肝付兼太アニメ第2作1期(1979年4月〜2005年3月)ではたてかべ和也アニメ第2作2期(2005年4月以降)では木村昴が担当している。舞台版『ドラえもん のび太とアニマル惑星』での演じた俳優は脇知弘

肝付はアニメ第1作でジャイアンの声を演じたことはあまり記憶に残っていないと語っている。

前髪は1979年〜1985年まではアニメオリジナルの丸まった感じだったが、1986年以降現在まで、原作に準じたとがっている感じになった。

目についても、1979年以来、原作と違って白目があり、黒目が小さかったが、2005年の声優リニューアルを機に、原作に準じた、中央が白い黒目がちの目に改められた。最近は怒った時に黒目が小さくなることがある。

リメイク版『ヤッターマン』で、たてかべ和也が演じるドロンボー一味の一人・トンズラーで、ジャイアンを彷彿とさせる様な演出が度々なされている。

[編集] きれいなジャイアン

てんとう虫コミックス36巻収録「きこりの泉」に登場。

泉の中に物を投げ落とし、女神ロボットの質問に正直に答えると落とした物の上位品や素晴らしい物を授けてくれるというひみつ道具だが、ジャイアンが古くなったおもちゃをまとめて泉に投げ落とそうとした際に誤って自分が泉の中へ転落してしまい、女神ロボットがドラえもんとのび太に授けたのが「きれいなジャイアン」である。

きれいなジャイアンはオリジナルのジャイアンよりも太い眉と凛々しい目が特徴で性格は品行方正。一人称は「ぼく」でのび太やドラえもんやスネ夫を「くん」付けで呼ぶという特徴がある[78]。なお、このひみつ道具の元となったイソップ寓話とは異なり泉に投げ込んだ物は返ってこないため、オリジナルのジャイアン(のび太とドラえもん曰く「もっと汚いの」)は女神ロボットに力ずくで押さえ込まれて泉から出られなくなってしまう[79]

このきれいなジャイアンは天田印刷加工の「ドラえもんカードゲームコレクション」でレアカード(R0005)として登場し、ロッテの「ドラえもんクッキーボールチョコ」のおまけとしてフィギュア化もされた。さらに2008年にはメディコムトイよりワンダーフェスティバル限定商品としてフィギュア化されている[80]

[編集] 脚注・出典

  • 特記のない「x巻」は、てんとう虫コミックス「ドラえもん」の単行本の巻数を表す。
  1. ^ フジテレビ系『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』2004年12月15日放送分
  2. ^ 5巻収録「ばっ金箱」など
  3. ^ 4巻収録「未来世界の怪人」
  4. ^ 12巻収録「大男がでたぞ」
  5. ^ 2巻収録「このかぜうつします」
  6. ^ 20巻収録「ゴルゴンの首」、35巻収録「ドラえもんに休日を」
  7. ^ 25巻収録「のび太のなが〜い家出」
  8. ^ 36巻収録「ジャイアン反省・のび太はめいわく」
  9. ^のび太の大魔境」など
  10. ^ 31巻収録「ためしにさようなら」
  11. ^ 21巻収録「まねコン」
  12. ^ 26巻収録「おもかるとう」
  13. ^ 5巻収録「黒おびのび太」
  14. ^ 4巻収録「おもちゃの兵隊」
  15. ^ 8巻収録「グラフはうそつかない」
  16. ^ 39巻収録「ハンディキャップ」
  17. ^ 33巻収録「サンタイン」
  18. ^ 28巻収録「大ピンチ! スネ夫の答案」
  19. ^ 1巻収録「一生に一度は百点を・・・」
  20. ^ 11巻収録「Yロウ作戦」
  21. ^ 17巻収録「あべこべ惑星」。ここではスネ夫やしずかも宿題をやっていなかった。
  22. ^ 22巻収録「出木杉グッスリ作戦」など
  23. ^ 9巻収録「世の中うそだらけ」、19巻収録「クイズは地球をめぐる」
  24. ^ 35巻収録「ま夜中に山びこ山が!」
  25. ^ 8巻収録「キャンデーなめて歌手になろう」
  26. ^ 16巻収録「シンガーソングライター」ほか
  27. ^ アニメ版初期[要出典]
  28. ^ 14巻収録「念録マイク」
  29. ^ アニメ「ひびけ! ジャイアンの歌」(17巻収録「驚音波発振機」のアニメ化作品。1996年3月8日放送、ビデオソフト未収録)
  30. ^ 17巻収録「驚音波発振機」
  31. ^ 歌声で渡航者を惑わせ、ツノクジラへの生贄にしようとする。能力はセイレーンに近い。
  32. ^ 30巻収録「ジャイアンテレビにでる!」
  33. ^ 16巻収録「音のない世界」
  34. ^ アニメ「タイムカプセル」
  35. ^ 41巻収録「恐怖のディナーショー」
  36. ^ 5巻収録「おしかけ電話」、アニメ「7年後のなやみ」
  37. ^ 6巻収録「赤いくつの女の子」
  38. ^ アニメ「こっそりビデオ」(15巻収録「こっそりカメラ」のアニメ化作品。1995年10月27日放送、ビデオソフト未収録)
  39. ^ アニメ「プレゼントルーツ」(1995年1月27日放送、ビデオソフト未収録)
  40. ^ 大長編『のび太とふしぎ風使い
  41. ^ 3巻収録「おはなしバッジ」
  42. ^ 27巻収録「○□恐怖症」
  43. ^ 31巻収録「つめあわせオバケ」
  44. ^ 2巻収録「タイムふろしき」
  45. ^ 39巻収録「ジャストホンネ」
  46. ^ アニメ「あしあとチェックスプレー」(1995年3月3日放送、ビデオソフト未収録)
  47. ^ アニメ「ためしにさようなら」(2004年10月1日放送、ビデオ『ドラえもん テレビ版スペシャル特大号』秋の巻6に収録)
  48. ^ アニメ「デンキ紙芝居セット」(1994年5月20日放送、ビデオソフト未収録)
  49. ^ 映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!
  50. ^ 『映画アニメドラえもん・ドラミちゃん 《のび太の日本誕生/ ミニドラSOS!!!》』小学館(コロコロコミックデラックス (17))、1980年。
  51. ^ 27巻収録「職業テスト腕章」
  52. ^ 11巻収録「ジャイアンの心の友」
  53. ^ 35巻収録「ジャイアンへのホットなレター」
  54. ^ 3巻収録「きせかえカメラ」
  55. ^ 19巻収録「天井うらの宇宙戦争』ほか
  56. ^ 『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』
  57. ^ドラえもん のび太の魔界大冒険
  58. ^ 11巻収録「名刀〔電光丸〕」
  59. ^ 「チョーダイハンド」(『小学二年生』1985年9月号掲載、単行本未収録)
  60. ^ 34巻収録「雨男はつらいよ」
  61. ^ 9巻収録「ツチノコ見つけた!」
  62. ^さかさカメラ」(『小学四年生』1981年12月号掲載、単行本未収録)
  63. ^ アニメ「ほんものだゾウ」(2001年2月2日放送、ビデオソフト未収録)
  64. ^ アニメ「一生に一度は百点を」この回ではテストを返される時、先生からもジャイアンと呼ばれていた
  65. ^ アニメ「無視虫」
  66. ^ 4巻収録「ソノウソホント」
  67. ^ 1巻収録「一生に一度は百点を…」
  68. ^ 1巻収録「走れ! ウマタケ」
  69. ^ 4巻収録「ラッキーガン」
  70. ^ 20巻収録「ふくびんコンビ」
  71. ^ 22巻収録「無事故でけがをした話」
  72. ^ てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』3巻収録「ばくはつこしょう」
  73. ^ 藤子不二雄ランド10巻収録「クエーヌパン」
  74. ^ ぴっかぴかコミックス17巻収録「旅行窓セット」
  75. ^ 「真夜中のお花見」
  76. ^ 30巻収録「野生ペット小屋」
  77. ^ 3巻収録「うそつ機」
  78. ^ アニメ版のみ。原作では台詞がないので、性格や一人称等は不明。
  79. ^ このときオリジナルのジャイアンは自ら「汚いおれ」と言っている。
  80. ^ ワンダーフェスティバル2008(冬)開催記念限定商品

[編集] 関連項目・人物

最終更新 2009年11月15日 (日) 10:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【剛田武】変更履歴

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