化学品の分類および表示に関する世界調和システム
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化学品の分類および表示に関する世界調和システム(かがくひんのぶんるいおよびひょうじにかんするせかいちょうわシステム、GHS;Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals)とは、化学品の危険性(危険有害性)に関する国際的な危険有害性分類基準と表示方法に関するシステムである。
厚生労働省はGHSに基づく表示・文書交付制度を「労働者に健康障害を生ずるおそれのある物等を譲渡・提供する際に、化学物質等の情報を、表示・文書交付により相手方に知らせ、職場における化学物質管理を促進し、化学物質等による労働災害を防止する制度」と説明している。
GHSの実施は、条約などにより義務づけられているものではなく、各国の判断に任されている。2002年に開催された持続可能な開発に関する世界サミットにおいて2008年の世界的実施を目標としており、2003年7月の国連決議においても同様の目標が記載されている。 日本を含むAPECでは2006年中の実施を目指している。日本では2005年に労働安全衛生法の改正を経て、2006年12月1日から、従来の表示対象物である有害物に加え、危険物を対象として、GHSに対応したラベル表示が義務付けられる。
具体的には、表示対象となる99種の化学物質については、容器のラベルにその危険性、有害性がよく分かるように「危険」の文字や標章(ピクトグラム)および表示対象化学物質名称を付け、有害性情報と危険性情報および保存方法、取り扱い方法等を文字で示し、製造者または輸入者の名称、住所、電話番号が義務づけられる。
危険とされる物は、必ずしも物理的危険性を有する危険物だけでなく、有毒性を有する物にも危険と記載されることに決定している事に注意が必要である。これは国際的なHarmonized(調和、調整)の結果であり、その結果「危険物」についての日本におけるこれまでの用語定義に変化が生じることになることに関係者は留意すべきであろう。
また、従来637種であったが、新たに3種を追加した、640種の化学物質について、危険性や対処方法を示した文書(化学物質安全性データシート(MSDS))を関係者に渡して注意を呼びかけることも引き続き義務づけられる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- 厚生労働省・化学品の分類および表示に関する世界調和システム(GHS)仮訳
- 厚生労働省・労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令等の公布について
- 国連 GHSホームページ
- 環境省 GHSホームページ
- 経産省 GHSホームページ
- 独立行政法人 製品評価技術基盤機構 GHS分類結果データベース
- 経済産業省 GHS-NET 化学物質のGHSに関する情報を事業者自身が登録し、事業者同士で情報を共有・交換することができる情報基盤(ケミペディア)
最終更新 2009年7月2日 (木) 15:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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