北九州港

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曖昧さ回避 門司港は、この項目へ転送されています。北九州市門司区の地区名「門司港」については「門司港 (地区名)」をご覧ください。

北九州港(きたきゅうしゅうこう)とは、福岡県北九州市にある港湾である。下関港とを合わせた関門港として特定重要港湾中枢国際港湾に指定されている。港湾管理者は北九州市。九州・中国地域の中央部に位置し、神戸港より西では最大の規模を有している。また日本三大旅客港の一つに数えられる。 なお、明治から戦前にかけ国際貿易港として栄えた門司港レトロ地区(門司区)が観光地として脚光を浴びている。

門司港地区
門司港と関門橋
大正時代の若松駅と若松港

目次

[編集] 歴史

新門司地区や響灘地区での港湾整備、門司港西海岸の再開発が始まる。

  • 1991年平成3年)7月 - レムチャバン港(タイ王国)と姉妹港締結。
  • 1995年(平成7年)3月 - 門司港レトログランドオープン。
  • 1995年(平成7年)6月 - 中枢国際港湾に位置付けられる。
  • 2002年(平成14年)5月 - 国土交通省から「総合静脈物流拠点港」(リサイクルポート)として指定。
  • 2005年(平成17年)4月 - 日本海側では唯一、水深15mの大水深岸壁を持つ、ひびきコンテナターミナル供用開始。
  • 2005年(平成17年)5月 - ひびきコンテナターミナルに最初の定期航路が開設され、以後倉庫等の周辺整備が行われる。
  • 2009年(平成21年)11月8日 - 北九州港開港120周年記念式典開催。

[編集] 港勢

面積
  • 港湾区域 16,061ha(国内第4位の規模)
  • 臨港地区 3,697ha(国内第2位の規模)


取扱貨物量
  • 外貨 31,783千トン
    • 輸出 7,329,809トン
    • 輸入 24,453,530トン
  • 内貨 77,940千トン
    • 移出 39,627,732トン
    • 移入 38,312,882トン
  • 合計 109,723千トン(2006年度 国内第4位の取扱貨物量)


コンテナ取り扱い(個数)
  • 外貨 400,413TEU
    • 輸出 212,583TEU
    • 輸入 187,830TEU
  • 内貨 68,537TEU
    • 移出 25,509TEU
    • 移入 43,028TEU
  • 合計 468,950TEU(2006年度)


入港船舶数
  • 内航船68,049隻
  • 外航船5,009隻
  • 合計73,058隻(2006年度)

[編集] 主な施設

[編集] 門司港地区

関門汽船「ふぇありぃ2号」

戦前は、外国貿易の港として発展した地区であり、その関係で港湾関係の主要機関が設置されている。

西海岸

周辺地区は、門司港地区発展の証である歴史的建造物を生かした観光スポット(門司港レトロ)になっている。付近には門司港湾合同庁舎(地上10階建)がある。また、北九州市港湾空港局門司庁舎も近接している。

下関(唐戸)港・巌流島(唐戸経由)への航路のほか、遊覧船門司港レトロクルーズが運航されている。

※2008年6月21日門司港 - 釜山港間に定期航路(通称「MOJILINE」モジライン)が就航したが、同年8月より運休、2009年8月18日廃止となった。
石崎汽船が松山~門司航路(シーマックス)を運航していたが、2008年1月15日付をもって廃止となった。
門司港湾合同庁舎


太刀浦コンテナターミナル

関門海峡出口の企救半島北端に位置する西日本有数のコンテナターミナル。水深 -12 mの第一コンテナターミナルと水深 -10 mの第二コンテナターミナルからなり、両ターミナルあわせて、計7基のガントリークレーンがある。主な外航定期コンテナ航路は、中国韓国台湾を中心としたアジア航路である。

2008年9月の月間便数は、月177便。

田野浦埠頭

以前は、田野浦コンテナターミナルであったが、2004年から「田野浦自動車物流センター」に再整備され、主に中古車を輸出する埠頭となっている。このほか、関門九州青果センター(通称「バナナセンター」)がある。

新浜
  • 飼料原料の取扱いを中心とした埠頭。

[編集] 新門司地区

新門司フェリーターミナル(阪九フェリー)

瀬戸内海周防灘)に面する。九州自動車道新門司インターチェンジに近く、九州の陸路と瀬戸内海を結ぶ重要な港湾となっている。

埠頭周辺には工業団地が造成されており、エステーや古河電工産業電線の工場がある。マリナクロス新門司地区では、国内10検疫場の中で最大規模となる農林水産省動物検疫所門司支所新門司検疫場や、トヨタ輸送新門司自動車物流センターなどの大規模施設がある。

一帯は、沖合にある北九州空港とあわせて陸・海・空の物流拠点となっている。

新門司フェリーターミナル

近畿地方関東地方へのフェリーが乗り入れる。

[編集] 小倉地区

関西汽船「フェリーくるしま」
関門海峡フェリー「フェリーふく彦」

住友金属小倉製鉄所を中心とした工場群、大小の物流施設群と中、近距離の旅客航路があるなどバラエティーに富んだ港である。

砂津埠頭・浅野埠頭

JR小倉駅北口一帯(浅野)周辺。北九州国際会議場西日本総合展示場、国土交通省九州地方整備局関門航路事務所がある。

浅野フェリー埠頭より松山港への航路のほか、響灘の離島である馬島、藍島への渡船が運航されている。

日明埠頭

小倉都心部に比較的近い埠頭。北九州市中央卸売市場のほか、大小の物流施設が立地している。

川崎近海汽船三菱化学物流共同運航によるRO-RO船日立港行き)が就航しており、家電・工業製品・飲料水・一般雑貨・建設機械・自動車などを取り扱っている。このほか、下関港とを結ぶ旅客フェリーも就航している。

かつては「小倉コンテナターミナル」があったが、「ひびきコンテナターミナル」開設後に廃止された。また、長距離フェリー航路(阪九フェリー、オーシャン東九フェリー)のターミナルとして使用されていたが、1995年以降、全ての航路が新門司地区に移転している。

高浜埠頭
  • 砂利のばら積みを取り扱う埠頭。

[編集] 洞海地区

日本初の近代製鉄所である八幡製鉄所の操業により、工業港として洞海湾一帯に発展した地区である。地区内の多くの埠頭が工業港として使用されている。

また、若松港は筑豊炭田石炭積出港として整備され、1913年(大正2年)には全国の石炭産出量2130万tのうち筑豊炭田は1150万tで、その80%が若松港から積み出されており、日本一の石炭積出港であった。しかし、エネルギー革命により、筑豊炭田の閉山が相次ぎ、1982年(昭和57年)鉄道貨物取扱いは廃止され、貯炭場および若松機関区跡地は「久岐の浜シーサイド」としてマンションが建設された。

なお、同地区に立地する新日鉄八幡製鉄所、新日鐵化学九州製造所、三菱化学黒崎事業所等の大規模な工場はそれぞれの敷地内に専用埠頭を備えている。

現在、若松区と戸畑区の間に新若戸道路(車両通行を目的としたものでは九州初の沈埋トンネルによる海底トンネル)を建設中である。

  • 同地区にある(公共)埠頭
    • 戸畑(川代)埠頭 - 突堤中央部が新若戸道路のトンネル部分の入口になっている。
    • 堺川埠頭
    • 黒崎埠頭
    • 堀川埠頭
    • 北湊埠頭
    • 二島埠頭
    • 若松埠頭 - かつては石炭が扱われていたが、現在は船舶を係留する埠頭になっている。
若戸渡船
  • 旅客定期航路
    • 戸畑渡場 - 若松渡場(北九州市営若戸渡船
  • 同地区にある港湾関連の出先機関
    • 門司税関戸畑支署
    • 門司税関若松出張所
    • 若松海上保安部
    • 国土交通省九州運輸局福岡運輸支局若松海事事務所

[編集] 響灘地区

北九州港の中では新しく整備されている地区である。近年、製造業、物流業そして環境関連企業などの進出が著しい。

響灘南埠頭・響灘東埠頭
響灘西地区
ひびきコンテナターミナル

日本海側では国内唯一の水深 -15 m岸壁2バース(700m)が整備されている。2005年の開港以降、オーバーパナマックス型ガントリークレーン計3基と、トランスファークレーン計7基が稼働中。

2008年9月の月間航路数は、4航路。また月間便数は、月16便が就航している。

[編集] 関門港と北九州港

1963年の北九州市発足に伴い、外国貿易の門司港、内国貿易の小倉港、そして工業港の洞海港が合併して北九州港になった。それに先立つ1952年に門司港、小倉港、下関港とを一元化して関門港として発足することが決まっていたが、港務局の設置場所で紛糾したまま現在にいたる。関門港と北九州港・下関港の二重構造は現在も解消されていない。

[編集] 姉妹港・友好港

姉妹港
アメリカ合衆国の旗 タコマ港 (アメリカ合衆国
タイ王国の旗 レムチャバン港 (タイ王国
友好港
中華人民共和国の旗 大連港 (中華人民共和国

[編集] 関連項目

港湾に関するもの
北九州港の機能に関するもの
地理・観光その他

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月7日 (土) 15:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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