北宋風雲伝
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『北宋風雲伝』(ほくそうふううんでん)は、秋田書店『プリンセスGOLD』で連載された滝口琳々 による少女漫画。原作は三侠五義という武侠小説であり、歴史漫画としての色合いも相当強い。イメージとしては中国版の大岡越前あたりを想像していただけると近いのではないかと思われる。単行本は全16巻。
[編集] 概要
北宋の時代、名判官の包拯を主人公に包拯が公明正大な裁判で悪人を裁いてゆく。また、一方で包拯と付き合いのある侠客・展昭をもう一人の主人公として剣戟などのシーンもある。
[編集] 登場人物
- 包拯(ほうじょう)
- 実在した北宋の政治家。たとえ身分のある者でも悪人であれば容赦なく刑罰を科す公正な裁判官。そのため、皇帝の親類である龐吉などと対立しているが、皇帝からの信頼も深く、民衆からも愛されている。一応、物語の主人公であるのだが、もう一人の主人公である展昭に活躍の場面をほとんど取られてしまっている。
- もともとは、普通の人間ではなく星主と呼ばれており、天界の人間。そのため霊などと会話、交信ができる。しかし、人間として生まれたからには人間として生活したいとして、基本的に異能の力を使うのを忌避している。
- 展昭(てんしょう)
- 包拯に仕える剣の達人であり、本作の実質的な主人公。包拯に仕える前から侠客として名を知られており、南侠と称されていた。また、皇帝からはその身軽さから、御猫の異名をさずかる。武術がからきし使えない包拯の代わりに、悪人達と剣戟をしたりする。
- 単純な戦闘能力で言えばトップクラスであるのだが、いかんせん歳が若く、恋愛方面では奥手。月華とはお互いの気持ちを伝えるまでに相当な時間をかけ、包拯らに心配をかけていた。
- 白玉堂(はくぎょくどう)
- 五鼠と呼ばれる五人の義士の一人で、展昭のライバル的存在。あだ名は錦毛鼠で、文武両道に優れるが、傲慢でしじゅうトラブルを引き起こす。もともとは、「鼠」のあだ名を持っている五鼠に対し、展昭が「猫」といういかにも自分達より強そうなあだ名を名乗っていることに不満を感じて、展昭と戦うために開封にやって来たが、展昭に敗北。また、のちには展昭と月華をめぐり三角関係を形成した。原作ではかなり悲惨な最期をとげる人物であったが、最後まで生き残った。
- 展昭とは対照的に恋愛経験豊富であり、本命の月華以外の女性とも適当に遊んだりしている。ただ、実際は女心を分かっておらず、妓楼などではたびたび痛い目にあったり、酔った勢いで飛燕を抱こうとして拒絶されたりしている。
- 丁月華(ていげっか)
- 本作のヒロイン的存在。無理に結婚させようとする家を抜け出して、男装して旅をしていた。初期段階において、展昭に対し、女性として扱われるのを嫌うそぶりをしたため、以降、奥手な展昭は月華に告白できず、またあくまで男友達のように接し、自分を女性として見ていないのではないか、と感じる月華という、まったく進展しない関係を続けて包拯らを困惑させていた。
- 白玉蘭(はくぎょくらん)
- 漫画版のオリジナルキャラクター。:白玉堂の姉で、姿形が弟の玉堂と瓜二つ。開封一の女優として有名であり、とても美人であるが性格はキツめ。初期は展昭に惚れこんでいたが、月華との仲を認め、身を引いた。
- 仁宗(じんそう)
- 北宋の4代皇帝。自身の出生には歴史上のミステリーがあり、この漫画でもそのエピソードが作者なりの解釈で描かれている。涙ながらも、罪を犯した皇族の処刑を命じるなど、それなりに名君として描かれている。ただ、宮廷の外で見た月華に一目ぼれし、展昭らの気持ちを無視し、権力に物を言わせて月華を後宮に望んだこともある。
- 龐吉(ほうきつ)
- 包拯の政敵。娘が貴妃になっているので、皇帝の義父にあたる人物。罪を犯したとはいえ、息子が包拯によって処刑されてしまったことから包拯を恨んでいる。自身も犯罪に手を染めているのであるが、前皇帝(真宗)により免死の金牌を貰っているため、包拯としても殺すことができない相手。悪人であることは間違いないのだが、間の抜けたところがあり、なんとなく憎めない人物になっている。因みに作者によると龐家の人々は垂れ目が特徴らしい。
- 龐飛燕(ほうひえん)
- 漫画版のオリジナルキャラクター。初期は父の政敵にあたる包拯に対立するキャラクターであったのだが、白玉堂に惚れこんでしまう。少々わがままなところがあるが、別に悪人というわけではない。玉堂も最初は遊びのつもりであったようだが、徐々に飛燕の気持ちに応えるようになってきた。
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最終更新 2009年8月18日 (火) 14:58 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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