北斗 (列車)

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北斗・スーパー北斗
キハ281系「スーパー北斗」(2008年3月3日、新札幌駅)
キハ281系「スーパー北斗
(2008年3月3日、新札幌駅
運行鉄道事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
列車種別 特急列車
運転区間 函館駅 - 札幌駅
経由線区 函館本線室蘭本線千歳線
使用車両
(所属区所)
183系気動車函館運輸所
281系気動車(函館運輸所)
283系気動車札幌運転所
運転開始日 1965年11月1日
備考 2009年10月現在のデータ
北斗・スーパー北斗 運行経路図
北斗 (列車)の路線図
S北


KBHFa KBHFa
函館駅 JR北函館本線/↓特急「スーパー北斗」「北斗
HST HST
五稜郭駅
HST HST
大沼公園駅
HST HST
森駅
HST BHF
八雲駅
HST BHF
長万部駅 ↓JR北:室蘭本線
HST BHF
洞爺駅
HST BHF
伊達紋別駅
BHF BHF
東室蘭駅
HST BHF
登別駅
BHF BHF
苫小牧駅 ↓JR北:千歳線(室蘭本線)
eGRENZE eGRENZE
沼ノ端駅 ↓JR北:千歳線
BHF BHF
南千歳駅
BHF BHF
新札幌駅
eGRENZE eGRENZE
白石駅 ↓JR北:千歳線(函館本線)
KBHFe KBHFe
札幌駅

北斗(ほくと)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)が、函館駅 - 札幌駅間を函館本線室蘭本線千歳線経由で運行する特急列車。なお、同じ区間を走行するスーパー北斗(すーぱーほくと)についてもここで記す。共に、道央道南を結ぶ優等列車の一つである。

目次

[編集] 列車愛称について

「北斗」の名称は、北斗七星に由来するが、これは当初の上野駅 - 青森駅常磐線東北本線経由で運行する夜行急行列車時代からのもので、当時の列車愛称命名方法の基準であった「夜行列車名は天体名にちなむ」が元になっている。

しかし、北斗七星は北極星を指し示す星座とされることから、「北都 = 札幌行の列車」とのイメージが重なり、青函連絡船からの旅客を受け、北へ向かう特急列車の愛称として採用されたといわれる。しかし、当初の運転区間は函館 - 札幌 - 旭川であり、純粋な函館 - 札幌間特急のそれには当初「エルム」と別名称を与えた。それについては、設定後の沿革も参照されたい。

その為、「おおぞら」→「スーパーおおぞら」、「おおとり」に次ぎ北海道内の特急列車として、長い伝統を持つ愛称となっているが、「おおとり」は1988年3月、青函トンネルの開業に伴い、札幌を境に「北斗」と「オホーツク」に系統分離され、廃止されている。


[編集] 運行概況

2008年3月ダイヤ改正時における運転概況を述べる。函館・札幌間をスーパー北斗は1日7往復、北斗は4往復の計11往復の運転である。列車番号や号数は両列車を合わせて通しで振られており、列車番号はスーパー北斗1号なら「5001D」、北斗20号なら「5020D」というように、「5000+号数+D」の形となっている。

[編集] スーパー北斗

スーパー北斗の編成
基本編成(7両編成)
←函館
札幌→
1 2 3 4 5 6 7
G
増結時の編成(9両編成)
←函館
札幌→
1 2 3 4 5 6 7 8 9
G

表中の記号は以下のとおり。

スーパー北斗は1日7往復を運転し、全区間を約3時間10分で結ぶ。車両はキハ281系気動車またはキハ283系気動車が用いられる。使用車両は列車ごとに定まっており、次のように運行される。

  • キハ281系
    • 上り(函館行)6・10・12・18・22号
    • 下り(札幌行)1・3・9・13・17号
  • キハ283系
    • 上り(函館行)2・16号
    • 下り(札幌行)7・21号

編成は7両編成を基本に、多客期には9両に増結される。車内設備は以下のとおりである。

  • 洋式トイレ、男性用トイレ:1、3、5、7号車
  • 車イス用トイレ:5号車
  • 車イス専用席:5号車
  • 多目的室:5号車
  • 車掌室:3号車

[編集] 北斗

北斗の編成
基本編成(5両編成)
←函館
札幌→
1 2 3 4 5
G
増結時の編成(最大10両編成)
←函館
札幌→
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
G

表中の記号は以下のとおり。

  • G - ハイデッカーグリーン車指定席
  • 指 - 普通車指定席
  • 自 - 普通車自由席

北斗は以下に示す1日4往復を運転し、全区間を約3時間30分で結ぶ。

  • 上り(函館行)4・8・14・20号
  • 下り(札幌行)5・11・15・19号

車両はすべてキハ183系気動車が用いられるが、上り4号・下り15号が最高速度120km/hのN183編成。それ以外は130km/hのNN183編成が充てられる。いずれもグリーン車はハイデッカータイプである。編成は5両編成を基本に、多客期には最大10両に増結される。車内設備は以下のとおりである。

  • 洋式トイレ:2、3、4号車
  • 男性用トイレ:2、4号車(4、15号は無し)
  • 車掌室:3号車

時期によりお座敷車両を組み込むことがある。その場合、指定券発売の際の列車名は「北斗座敷(2)」「北斗座敷(4)」となる。

[編集] 停車駅

2009年10月1日現在。

運行本数\駅 函館駅 五稜郭駅 大沼公園駅 森駅 八雲駅 長万部駅 洞爺駅 伊達紋別駅 東室蘭駅 登別駅 苫小牧駅 南千歳駅 新札幌駅 札幌駅 備考
下り1本
上り1本
上り1本
下り3本/上り3本
下り1本/上り1本
下り3本/上り3本
下り3本/上り2本
  • ● - 停車
  • - - 通過
  • = - 経由せず


[編集] 沿革

列車愛称についてにもあるとおり、「北斗」の場合、現行の函館 - 札幌駅間特別急行列車になる前、1950年より1965年まで上野 - 青森駅間を常磐線東北本線経由で運行する夜行急行列車であった実績がある。それについては、こちらを参照されたい。その為、本セクションでは主に、室蘭本線千歳線経由で函館 - 札幌駅間を運行する優等列車について記載する。

[編集] 連合軍専用列車「Yankee Limited」の運行開始とその後の展開

[編集] 気動車優等列車群の登場とその後の展開

[編集] 第三の北海道特急「北斗」の登場とその後の展開

  • 1965年11月1日 函館駅 - 旭川駅間を函館本線・室蘭本線・千歳線経由で運行する特別急行列車として「北斗」(ほくと)1往復新設。また、「すずらん」も1往復増発し、2往復体制とする。
  • 1967年 「おおぞら」函館駅 - 旭川駅の系統を廃止し、函館駅 - 釧路駅間の単独列車となる。また、函館駅 - 旭川駅間を函館本線小樽駅経由で運行する特別急行列車「北海」(ほっかい)が新設される。なお、この列車の詳細は「ニセコライナー」を参照されたい。
  • 1968年10月1日 ヨン・サン・トオと称されるダイヤ改正に伴い以下のように変更される。
    1. 急行「すずらん」を1往復特別急行列車「北斗」に格上げ。
    2. 従来、「たるまえ」・「アカシヤ」・「石狩」として運行されていた急行列車の名称を整理し、「すずらん」に統合。
  • 1969年10月1日 ダイヤ改正に伴い以下の様に変更する。
    1. 「北斗」1往復を札幌駅まで運行区間を短縮し、名称を「エルム」に変更。
    2. 「すずらん」1往復を特急に格上げし、函館駅 - 旭川駅間に「北斗」を増発。「北斗」自体は2往復のままとなっている。
  • 1970年10月1日 「おおとり」の釧路駅発着を分離。「おおとり」函館駅 - 網走駅間を運行する編成のみとなる。
  • 1971年 「エルム」、「北斗」に吸収され廃止。「北斗」3往復となる。また「北斗」1往復を函館駅 - 札幌駅の運行に短縮。
  • 1972年 函館駅 - 旭川駅間の列車を「おおぞら」に統合。「北斗」函館駅 - 札幌駅間のみ2往復の運行となる。
  • 1973年 「すずらん」1往復の格上げにより、「北斗」3往復に増発。
  • 1980年10月1日 このときのダイヤ改正により以下のように変更。
    1. 「おおぞら」旭川駅発着系統を再度廃止。これ以降「おおぞら」は滝川駅以北へ乗り入れはなくなる。
    2. 「すずらん」定期列車の運転を終了。臨時列車のみとなる。
  • 1981年10月1日 「おおぞら」1往復を札幌駅で系統分割し札幌駅以南を「北斗」としたことにより、「北斗」4往復になる。
キハ80系「北斗」(1986年8月)
  • 1985年3月14日 「北斗」への格上げにより「すずらん」名称廃止。「北斗」5往復に増発。ただしこの1往復は、1986年10月31日までは列車番号が6000番台の季節列車の扱いであった。
    なお、夜行臨時列車の名称として「ミッドナイト」の運行開始まで「すずらん」の名称が使用される。
  • 1986年11月1日 「北斗」、「北海」の廃止に伴う代替として2往復、「おおぞら」1往復の系統分割により計3往復増発され、8往復となる。なお、このとき「北海」の代替の「北斗1・16号」は、青函連絡船深夜便の連絡の兼ね合いから他列車より停車駅を少なくして速達性を高め、全車座席指定席制とした。

[編集] 道南直通特急としての「北斗」とその速達化

  • 1988年3月13日 津軽海峡線開業に伴い、それまで青函連絡船との連絡の兼ね合いで運行されていた函館駅を早朝・深夜に発着する列車を寝台特急北斗星」に振り替える。また「おおとり」札幌駅を境に系統分割。札幌駅 - 網走駅間を「オホーツク」、函館駅 - 札幌駅間を「北斗」とする。これにより、函館駅始発列車で札幌駅より先へ行く定期列車は運転されなくなる。一部の列車にはキハ183系500番台を投入し速達性を高め、函館-札幌間を3時間29分で結ぶようになった。
    「北斗星」の函館駅以北に関してはB寝台の一部を普通車扱いとするいわゆる“ヒルネ”と称される用法であったが、函館駅を早朝に乗車する乗客が多く、それを寝台特急である「北斗星」ではさばく事が難しいことから、「北斗星」の直後に臨時「北斗」の続行運転を行ったり、「北斗星」に函館駅から座席車を増結した事もあった。
  • 1994年3月1日 振子型気動車キハ281系気動車による「スーパー北斗」(5往復)の運行開始。同時に「北斗」は2往復減となり6往復になる。
  • 1998年4月11日 「スーパー北斗」の一部にキハ283系気動車を導入し、「北斗」1往復を「スーパー北斗」に置き換え。
  • 1998年12月8日 運用の見直しにより「スーパー北斗」1往復増発、「北斗」1往復削減。現在の体制となる。
  • 2000年3月30日 有珠山の活動に伴い、室蘭本線の一部が運転見合わせ区間となったため、「北斗」・「スーパー北斗」全便運休。函館駅 - 札幌駅間(小樽駅経由)6往復、東室蘭駅 - 札幌駅間7往復の臨時特急が運行される。
  • 2000年3月31日 有珠山で噴火が始まる。八雲町付近を走行中だった札幌行き臨時特急を長万部駅で運転打ち切り(乗客は代行バス輸送)、虻田町町民の避難列車として使用。
  • 2000年6月1日 一部の特急について室蘭本線経由の運行を再開。8日より平常ダイヤに復帰。
  • 2002年 「北斗」の一部車両がコンサドーレ札幌のラッピング塗装となる。2003年に元のHET色に戻る。
  • 2004年 NHK大河ドラマ新選組!』とのタイアップでキハ281系気動車の「スーパー北斗」の先頭車一部車両がラッピング塗装となる。番組終了と共に元に戻る。
  • 2009年9月30日 車内電話(3号車に設置されていた)が廃止される。

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月14日 (土) 11:46 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【北斗 (列車)】変更履歴

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