北越急行ほくほく線

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北越急行ほくほく線
683系8000番台とHK100形
683系8000番台とHK100形
北越急行ほくほく線の路線図
路線総延長 59.5 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V (直流)
最高速度 160 km/h
STR
上越線
STR STRrg
上越新幹線
HST HST
越後湯沢駅
LUECKE TUNNELa
STRrg ABZrf tSTR
BHF BHF tSTR
0.0 六日町駅
STRrf ELEVa tSTR
BHF-ELEV tSTR
3.6 魚沼丘陵駅
TUNNELa tSTR
赤倉T
tSTRq tKRZt tSTRrf
tDST
8.5 赤倉信号場
tBHF
12.2 美佐島駅
TUNNELe
BHF-ELEV
14.4 しんざ駅
STRq hKRZ STRlg
飯山線
BHF-ELEV BHF
15.9 十日町駅
TUNNELa STRlf
TUNNELe
十日町T
WBRÜCKE
信濃川
TUNNELa
薬師峠T 6199m
tDST
23.8 薬師峠信号場
TUNNELe
TUNNEL2
犬伏T
TUNNEL1
第一・第二田沢T
TUNNEL2
松代T
BHF-ELEV
29.2 まつだい駅
TUNNELa
鍋立山T 9130m
tDST
34.1 儀明信号場
TUNNELe
BHF-ELEV
38.6 ほくほく大島駅
TUNNEL1
深沢T 1582m
TUNNEL1
霧ヶ岳T 3727m
BHF-ELEV
44.8 虫川大杉駅
TUNNEL2
有島T
BHF-ELEV
46.8 うらがわら駅
TUNNEL1
第一・第二飯室T
BHF-ELEV
51.7 大池いこいの森駅
TUNNEL2
中島T
BHF-ELEV
53.6 くびき駅
AKRZo-ELEV
北陸自動車道
STRq hKRZ STRlg
信越本線
ELEVe STR
BHF BHF
59.5 犀潟駅
ABZrg STRrf
LUECKE
HST
直江津駅
ABZlf STRq
信越本線
STR
北陸本線
北越急行HK100形電車 虫川大杉駅
ほくほく線内の普通列車に運用される

ほくほく線(ほくほくせん)は、新潟県南魚沼市六日町駅と新潟県上越市大潟区犀潟駅を結ぶ北越急行鉄道路線である。

目次

[編集] 概要

ほくほく線には上越新幹線と接続して越後湯沢駅と北陸地方の各都市を結ぶ特急はくたか」が運行されている。1997年にほくほく線が開業して以来、富山県石川県方面と関東方面を鉄道で移動する場合は、本路線を通る特急「はくたか」と上越新幹線を越後湯沢駅で乗り継いで利用する方法が最も短時間であることが多い。

日本の地方私鉄は全国的に赤字になっている路線も多いが、ほくほく線は毎年数億円の黒字となっており、地方の鉄道会社の路線としては利益の大きい部類に入る。全体の9割が特急による収益で普通列車の収益は全体の1割にも満たない。

2001年度の営業収支率は73.0%であり、第三セクター鉄道の中では経営状態は良好であるが、2014年度に北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間が延伸開業する際に、利用者が新幹線へ大幅に移行することが確実視されており、沿線利用者の確保や活性化が課題となる。

踏切が両端の起点・終点にあたる犀潟駅付近と六日町駅付近に各1か所あるのみで他の区間にはないことが高速走行を支えており、特急は在来線では日本一速い最高速度160km/hで運転される。また、普通列車は高速・高加減速性能を持つ車両(最高110km/h)で運転され、駅構内を除き全線単線であるほくほく線内で、後続の特急に追いつかれることを極力防ぐダイヤが設定されている。それでも速度差があるため、ほくほく線内で追い越しが行われる場合もあるが、駅以外にも、トンネルの中で特急列車が普通列車を追い越すことが可能な信号場が線内に3箇所存在する。なお、トンネル内に追い越し設備があるのは、高速で走行できるようにできるだけ線形を直線に近くした結果、トンネル区間の割合が多くなったためだが、沿線は豪雪地帯であることから、雪によるポイントの不転換、待避停車中のパンタグラフへの着雪を防止するといったメリットもある。

起点・終点駅である六日町駅・犀潟駅十日町駅以外は、すべて無人駅である。

なお、正式な起点は六日町駅だが、列車運行および旅客案内では犀潟駅から六日町駅へ向かう列車が下り、逆方向が上りとなっている。

[編集] 路線データ

  • 路線距離(営業キロ):59.5km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数(起終点を含む):12
  • 最高速度:160km/h(特急、右記の区間以外。営業在来線国内最速)、140km/h(薬師峠信号場 - まつだい間、虫川大杉 - くびき間)、110km/h(快速・普通)
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:全線(直流1500V)
  • 高架区間:全線
  • 閉塞方式:単線自動閉塞式
  • 保安装置:ATS-P
  • 運転指令所:六日町指令所

[編集] 歴史

本来は改正鉄道敷設法別表第55号の3に「新潟縣直江津ヨリ松代(現 まつだい駅)附近ヲ經テ六日町ニ至ル鐡道」として規定された路線で、国鉄北越北線として敷設が計画された路線である。北越北線を略して平仮名書きしたのが現在の「ほくほく線」という路線名で、公募により決定した。愛称のようだが、これが正式名称である。

同号に「及松代附近ヨリ分岐シテ湯澤(現 越後湯沢駅)ニ至ル鐡道」として規定される北越南線の建設計画もあり、「南北戦争」とも呼ばれる激しい誘致合戦の結果、距離の短い北越北線が先に建設されることになった。また、南線ルートを建設した場合、松之山温泉付近を通過することとなるため、トンネル掘削に際して温泉の出水による施工困難が懸念されたのも、北線ルートを選んだ一因である。

1968年(昭和43年)8月に工事に着手するものの、まつだい駅とほくほく大島駅の間にあるNATM工法を用いた鍋立山トンネル(総延長9117m)の難工事(完成までに22年間)や、1980年(昭和55年)10月の国鉄再建法の施行で工事が凍結された。しかし、北越北線を引き受ける第三セクター方式の会社として北越急行株式会社が1984年(昭和59年)8月に設立され、非電化路線として工事が再開された。その後、1989年(平成元年)1月には上越新幹線に接続し、北陸本線方面へショートカットする路線として整備されることとなり、当初から全線電化で開通するよう計画が変更。数々の紆余曲折を経て、1997年(平成9年)3月22日に開業した。首都圏では「北陸新線」という名で宣伝された。同時に本路線を経由する特急はくたか」の運転が開始された。

2004年(平成16年)10月23日新潟県中越地震では発生後全線で運転を見合わせた。10月26日より被害の少なかった犀潟 - まつだい間で普通列車に限った臨時ダイヤによる運転を再開。11月2日に全線で運転を再開した。また、2005年(平成17年)2月11日より上越線が全面復旧する3月24日までの間、週末を中心に13日にわたって急行能登」がほくほく線を経由して運転された。

2007年(平成19年)7月16日に発生した新潟県中越沖地震では、特急「はくたか」が終日運休となる。翌17日から運転を再開した。

[編集] 列車

上越新幹線越後湯沢駅と北陸方面とを結ぶ特急「はくたか」が、ほくほく線を経由する。「はくたか」は2002年(平成14年)3月からほくほく線内で、最高速度160km/hでの営業運転を行っている。これは、日本の狭軌の鉄道では最も速い速度である。

この速度で運転する681系683系8000番台に限り、同車に搭載した信号読替装置(トランスポンダ)により130km/h以上の走行が許可され、信号機には青を上下に2灯点灯させた「高速進行」信号が現示される。

特急のほかに快速各駅停車も設定されている。一部の列車は東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線直江津駅上越線越後湯沢駅まで直通運転する。また、信越本線直江津駅を経て、新井駅までの延長臨時運転を行うこともここ数年で数回ある。快速・各駅停車は「はくたか」の合間を縫って走ることや、駅間距離が長いことから、ローカル線の普通列車としては高速の部類に入る最高速度110km/hで運転され、またこれに使用される車両HK100形は優れた加速性能を持つ。普通列車はワンマン運転である。

JR線内へ乗り入れる快速・各駅停車は、JR線内の石打駅大沢駅黒井駅などいくつかの駅を通過する。

「はくたか」・快速が停車しない駅では、列車が高速で通過して危険であることから、ホームへの入口にはスイングゲートが付いていて、列車に乗降する時以外はホームに入らないようにとの注意書きがしてある。特に美佐島駅はホームがトンネル内にあり、通過列車が接近した場合、風圧によって飛ばされる危険が高いことから、列車到着後2分以内にホームから出る必要がある。このため、無人駅ながら危険防止のため、ホーム部分は常に監視カメラによって管理されており、列車が発着した後もホームに残っているとアナウンスで注意される。

ほくほく線ではトンネルが多くあまり景色が見られないという路線特徴を逆手に取り、トンネル走行時に車内にて映像を鑑賞できる「ゆめぞら号」(北越急行HK100形電車の項を参照)という遊び心満載の車両が運行されている。この「ゆめぞら号」は主に土曜・日曜・祝日に運行中で、季節によって異なる映像が上映される。詳しい運行状況は北越急行株式会社のホームページで確認することができる。

「はくたか」を優先したダイヤであり、その合間を普通、快速が走っていることから、ほくほく線と接続する北陸本線飯山線上越線、いずれも限られた運行本数でありながら、普通列車同士の接続はきわめて悪く、上下線ともに数分差で乗り継げないダイヤ設定が多い。また、JR東日本、西日本のダイヤ改正日が異なることが多い一方で両社に合わせたダイヤを組まなくてはならないため、ダイヤ改正が行われる頻度が高い。

[編集] 使用車両

すべて電車。

[編集] 利用状況

[編集] 輸送実績

[編集] 収入実績

[編集] 駅一覧・接続路線

全線新潟県内に所在

凡例
停車駅… ●:全列車停車、|:全列車通過、*:一部の列車が停車、※:夏季・冬季のみ一部の列車が停車、△:一部の下り列車が通過。
単線/複線… ∥:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、|:単線区間(列車交換不可)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線
会社

路線名
駅名 駅間キロ 営業キロ JR 北越急行 特急はくたか 接続路線 単線/複線 所在地
普通 普通 快速
JR上越線 越後湯沢駅 - - 東日本旅客鉄道:上越新幹線上越線水上方面 南魚沼郡湯沢町
石打駅 - -   南魚沼市
大沢駅 - -  
上越国際スキー場前駅 - -  
塩沢駅 - -  
六日町駅 - 0.0 東日本旅客鉄道:上越線小出方面
北越急行ほくほく線
魚沼丘陵駅 3.6 3.6 上越線
長岡
方面
 
赤倉信号場 - (8.5)   十日町市
美佐島駅 8.6 12.2    
しんざ駅 2.2 14.4  
十日町駅 1.5 15.9 東日本旅客鉄道:飯山線
薬師峠信号場 - (23.8)  
まつだい駅 13.3 29.2  
儀明信号場 - (34.1)  
ほくほく大島駅 9.4 38.6   上越市
虫川大杉駅 6.2 44.8  
うらがわら駅 2.0 46.8  
大池いこいの森駅 4.9 51.7 信越本線
柏崎
方面
 
くびき駅 1.9 53.6  
犀潟駅 5.9 59.5 東日本旅客鉄道:信越本線柏崎駅方面
JR信越本線
黒井駅 - -  
直江津駅 - - 東日本旅客鉄道:信越本線長野方面
西日本旅客鉄道:北陸本線
  一部列車
信越本線
長野
方面直通
  北陸本線直通  

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月19日 (月) 23:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【北越急行ほくほく線】変更履歴

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