千年王国III銃士ヴァニーナイツ

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千年王国III銃士ヴァニーナイツ』(せんねんおうこくさんじゅうし-)は、1999年4月2日から9月19日までテレビ朝日系で放映された円谷映像制作の特撮テレビ番組。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

仮面天使ロゼッタ』に続く円谷映像制作の深夜特撮ヒロイン作品。放送局は異なるが、『ロゼッタ』のスタッフが多数参加している。

前半はラブコメやお色気要素を盛り込んだコメディ路線であったが、後半は一転して、登場人物らが次々と死亡するシリアスな展開となっている。路線変更についてプロデューサーの畑澤和也は、雑誌宇宙船のインタビューで「15話までで最初に予定していたことをほぼやってしまったので、ガラっとテイストを変えてみようと」と述べている。

劇中に登場するインターネットゲーム『千年王国記アレスト』は放映中実際にホームページが作成されていた。

[編集] あらすじ

オタクなフリーター・藤田和幸の家に、ある日突然三人の少女が転がり込んできた。彼女らは千年前の英雄アレスト・ホルンに仕えるヴァニーナイツであり、和幸こそアレスト・ホルンの転生した姿なのであった。

[編集] 登場人物

守野ありす/アリエス・ヴァニー
ホームヘルパーとして藤田家にやってきた少女。1981年7月7日生まれの17歳。明るく素直で使命感が強いが、人とちょっと感覚がズレているため周囲を驚かせる言動を見せる。

アモル・ゴアに母親を殺されている。そのため、所謂天然キャラではあるがアモル・ゴアに対する憎しみは誰より強く、時に冷静さを欠いたり憎しみの気持ちが暴走することもある。 また普段の明るい楽天的な性格と打って変わって、敵を前にすれば戦士としての厳しさや時に冷徹な判断を見せる二面性もある。 ただし基本的には仲間思いであり、敵に対しては冷徹になれても仲間や一般人に対しては冷徹になりきれず、和幸を守る使命よりも自分の感情に従ってしまう場面が多々ある。 ちなみに、彼女の職業設定は「ホームヘルパー」だがその服装は明らかに『メイド』そのものであり、これは1999年当時(製作年は98年)にはまだ珍しい設定であり、後年の『メイドブーム』にかなり先駆けている。

アリエス・ヴァニーはありすが母から受継いだペンダントタイプのヴァニー・セイバーによってナイトアップした姿である。 武器は片手長剣型のアリエス・サーベル。必殺技は敵をウサギマーク型に斬りつけるアリエス・フィニッシュ。特殊攻撃として気力衝撃波(サーベルを構えて気を放つ技)を使う。 この技は剣術が主体の騎士であるヴァニーナイツにとって唯一の飛び道具的な技である。ただしこの技は前述のありすのアモル・ゴアへの強い憎しみと相まって、暴走の危険性を孕んだ諸刃の技でもある。 パワーとスピードのバランスに優れた「技」の騎士であり、1000年前、アレスト・ホルンに最も寵愛を受けた騎士でありその力に最も近いと言われ、またアレスト・ホルン以外で 唯一ミレニアム・セイバーを使いこなせると言われる。テーマカラーは赤。ジャンプ技を多用したアクションが特徴。合体技ヴァニー・トリニティー及びヴァニー・イクスプロージョンの中核を担う。


浅木あきら/ラハミエル・ヴァニー
フリーの人気モデル。20歳。クールな性格で言葉遣いは男っぽい。2年前、結婚式当日に婚約者をアモル・ゴアに奪われている。また子供の頃に生き別れた姉がいる。

藤田家で唯一まともに働いている人間であり、その収入で一家を支える「大黒柱」である。戦闘においても、年長者ということで精神的支柱、司令塔的活躍を見せる。そのためあまり女性的に観られない。 かつては良家の子女であり、所謂お嬢様育ちの人間であった。前述の婚約者の事件をきっかけにして、自身の過去を精算し過去の自分と決別して己を鍛え上げ沈着冷静で完璧な自分を求めている。 だがその育ちのためか、家事は一切出来ない。またストレスを溜め込み易いのか、酒を飲むと人が変わる癖がある。

ラハミエル・ヴァニーはあきらが普段隠し持っているヴァニー・セイバーによってナイトアップした姿である。 武器は両手大剣型のラハミエル・ブレード。必殺技は豪快に敵を一刀両断するラハミエル・エンド。特殊攻撃として念動力を持つ。 これは剣に念を込めて物体や相手を操作する能力で、前述のありすの気力衝撃波が暴走した際のストッパーの役割も果たしている。 またヴァニー・トリニティーの際に敵の動きを封じる役割を負う。一度だけ彼女がメインを務めヴァニー・イクスプロージョン・クロスアタックという技を使ったこともある。 パワーに優れた「力」の騎士であり、1000年前はヴァニーナイトの中で最も経験を積んだアレスト・ホルンの近衛騎士団の団長であった。 テーマカラーは紺。動きの少ない、無駄のないアクションが特徴。 


加賀美あいり/ラビエル・ヴァニー
青雲女子高校に通う高校1年生。15歳。口数は少なく、極度の男嫌い。1年前に親友をアモル・ゴアに殺されている。その辛い経験のため、周囲と距離を置き心を開こうせず友人を作ろうとしない。

当初は同じヴァニーナイトのありすやあきらに対しても同様の態度をとっていた。そのため敵に捕まったあきらを容赦なく斬り捨てる決断をするなど、直情的なありすと対立したこともある。 本来の性格は明るく友達思いで心優しい性格である。占い好きのオカルト少女であり、予知の才能がある。また三人中、唯一前世の騎士の記憶を持っており、そのことが物語の核心への鍵になっている。 頭の回転が早く、前世の記憶や予知による情報収集能力の高さと相まって三人の中では最年少ながら参謀的な役割を果たしている。 ちなみに、彼女が通っている『青雲女子高校』は前作に当たる『仮面天使ロゼッタ』の主人公、神あすかが通っている高校と同名である(ただし制服のデザインは異なっている)

ラビエル・ヴァニーはあいりが持ち歩いているヴァニー・セイバーによってナイトアップした姿である。 武器は2対の短剣型のラビエル・レイピア。必殺技は特殊能力のテレポートを応用して時間差でレイピアを敵に投げ、正確に急所を突くラビエル・シュート。 特殊攻撃としてテレポート能力がある。これは物体や自分自身を瞬間移動させる能力であるが、人間をテレポートさせることは 『ウルトラマン』のテレポーテーションのように自分自身の命を縮める負担があるためあまり多用はできない。 また短距離であれば自分だけでなく周囲の人間も一緒にテレポートさせることも出来る。三人の中では特にスピードに優れ、予知能力による読みと頭脳的な戦術を駆使した「知」の騎士である。 テーマカラーはピンク。中国拳法の型のような、相手を翻弄するトリッキーなアクションが特徴。また分身したりなど忍者のような戦い方も見せる。


藤田和幸/アレスト・ホルン
アニメ・ゲームオタクのフリーター。英雄アレスト・ホルンの魂と聖剣ミレニアム・セイバーが身体に宿っているといわれるが、本人にはまったく自覚がない。

学生時代は健全なスポーツマンで、サッカー部のキャプテンを務め学業でも優秀であったが、あることがきっかけで人間不信となり美少女アニメやゲームなどの2次元の世界に逃避し 半引きこもり的な生活をするようになり現在に至る。しかし本質的には弱者や女性を庇い、自分を盾にしてでも守ろうとする男らしい好青年でフェミニストであり、 その行動力と勇気がヴァニーナイツの3人の危機を救ったりもするなど、しだいに英雄アレスト・ホルンの魂の片鱗を見せ始め、 最初は和幸がアレスト・ホルンの生まれ変わりである事に懐疑的でもあった3人とも固い絆と信頼関係で結ばれていく。 しかし物語後半、思いもよらない形で和幸はアレスト・ホルンとして覚醒することとなる…。

ちなみに、和幸の設定はフリーターとなっているが、劇中では就活中ではあるもののまともに働いている様子は無く、事実上の『ニート』状態である。 これはありすのメイド設定と同じく、かなり時代の先を行っていた設定であるとも言える。


藤田愛美
中学3年生の和幸の妹。

社交的で人見知りしない性格で、突然共同生活をすることになったありすたち三人ともすぐに打ち解けて仲良くなっていた。 兄を立ち直らせようと何かとありすとくっつけようと企む。が、この事と人なつっこさは裏を返すと両親と離れて兄と二人で暮らしている彼女の 『家族』が欲しいという寂しさの現れだったのかもしれない。スポーツ好きだが、これはかつての兄和幸の影響のようであり、兄の和幸が以前のように立ち直ってくれることを誰よりも願っている。 3人がヴァニーナイツであるということは知らないものの、彼女の屈託のなさは殺伐とした戦いに身を置いている3人にとっても安らぎを与えてくれる物であり それぞれが失った『家族』『姉妹』『友人』といったものを想起させる、かけがえのない存在となっていく。

だが、そんな彼女に物語後半訪れたある『悲劇』が、それぞれの運命の歯車を狂わせ、全ての崩壊へと繋がってしまう…。

天野喬生
和幸が尊敬するゲーム「千年王国記アレスト」のプロデューサー。その正体は和幸同様、アレスト・ホルンの魂を継ぐ者であり、アモル・ゴアに利用されていた。
君島セリア
「千年王国記アレスト」の主人公、アリス・ラ・ゾアニスを演じる声優。

当時実際に若手のアイドル声優であった堀江由衣がこの役を演じている。

[編集] アモル・ゴア

大家三吉/アレスト・アモル
和幸らが引越したマンションの大家。その正体は千年前に滅ぼされた魔族ラージャスの唯一の生き残りアレスト・アモルであった。
阿院エレナ/レスタトス・アイン
「ラージャス・コンツェルン」の重役で、第一のレスタトス。
レスタトス・ツヴァイ
第二のレスタトス。アレスト・ホルンを名乗り、ヴァニーナイツに近づく。天野喬生のコピー。
レスタトス・ドライ
第三のレスタトス。天野喬生本人と思われていたが、コピーであった。
レスタトス・クアトロ/テリエル・ヴァニー
第四のレスタトス。その正体はあきらの姉あずさであり、四人目のヴァニーナイツ・テリエル・ヴァニーであった。


テリエル・ヴァニー

レスタトス・クアトロの正体であり、4人目のヴァニーナイトである。 その正体はあきらの生き別れの姉、浅木あずさであり、テリエル・ヴァニーとは全てのヴァニーナイツの原型となった いわばプロト・ヴァニーナイトとでも言うべき存在であり、世界で最初のヴァニーナイトである。 アリエス、ラハミエル、ラビエルの3人はテリエルの能力を元に、それぞれパワーやスピードに特化した騎士として調整され生まれた。 劇中では専用のヴァニー・セイバーを持たず、あいりのヴァニー・セイバーを借りてのナイトアップとなった。 そのため本来自分用のヴァニー・セイバーがあったのかは不明。また劇中では洗脳装置を兼ねる仮面が砕けての変身となり その後の戦闘でも素顔のままで戦っていたが、これは本来仮面が最初から無い仕様なのか、単につけずにそのまま戦っただけなのかも特に言及がないため不明である。 3人の原型となった騎士で、特にアリエスに近いとのことだが、武器や戦い方はむしろ妹のあきら/ラハミエルに似ている(剣はレスタトス・クアトロの物だが、名前は不明。ラハミエルと同じ大剣タイプ) ただし必殺技のテリエル・フィニッシュはアリエス・フィニッシュの原型となった技であることが名前からもわかる。他の3人のような特殊能力があるのかは不明。 テーマカラーは紫。コスチュームは仮面が無くなった以外レスタトス・クアトロと変わらない(もともとヴァニーナイツに酷似したコスチュームであるが、系統は一人だけ異なる)

ちなみに、アリエス、ラハミエル、ラビエル、テリエルとは全て守護天使の名前に由来している。


イリヤ
阿院エレナの部下。
カスガ
レスタトス・ツヴァイの部下。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] 放映リスト

放送日 話数 サブタイトル 登場怪人 脚本 監督
1999/4/2 1 ミレニアム・セイバー フェウアー・ゾーマ 前川淳 舞原賢三
1999/4/9 2 アレスト・ホルン ドンナー・ゾーマ
1999/4/16 3 アモル・ゴア ヴァッサー・ゾーマ 吉田玲子 清水厚
1999/4/23 4 エクス・カリバー ヴァインド・ゾーマ
1999/5/8 5 モリノ・アリス リヒト・ゾーマ 羽原大介 広田幹夫
1999/5/15 6 カガミ・アイリ リヒト・ゾーマ
クルハイト・ゾーマ
1999/5/22 7 アサギ・アキラ レスタトス・アイン 吉田玲子 清水厚
1999/6/5 8 レスタトス・アイン
1999/6/12 9 アマノ・キョウセイ おかまノスフェラトス 前川淳 広田幹夫
1999/6/19 10 レスタトス・ツヴァイ レスタトス・ツヴァイ
1999/7/3 11 フジタ・カズユキ 羽原大介 長江俊和
1999/7/10 12 キミジマ・セリア
1999/7/17 13 プライベート・ヴァニー - 畑澤和也 広田幹夫
1999/7/24 14 レスタトス・ドライ レスタトス・ドライ 前川淳
1999/8/7 15 アリス・アリス レスタトス・ドライ
復活ゾーマ
1999/8/14 16 フジタ・マナミ レスタトス・クアトロ 近藤てつき 清水厚
1999/8/21 17 レスタトス・クアトロ
1999/9/4 18 ヴァニー・トリニティー レスタトス・クアトロ
アレスト・アモル
アレスト・ホルン
長江俊和
1999/9/11 19 ミレニアム・アレスト
1999/9/18 20 わたしだけのアレスト アレスト・ホルン

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月30日 (月) 03:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【千年王国III銃士ヴァニーナイツ】変更履歴

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