千歯扱き
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千歯扱き(せんばこき)もしくは千歯(せんば)は、元禄期に和泉国の大工村(現在の大阪府高石市高師浜の一部)で考案された日本の古式の脱穀用農具。木の台の上から鉄製、もしくは竹製の櫛状の歯が水平に突き出した形をしている。
[編集] 使用方法
木製の台に付属した足置きを踏んで体重で固定し、櫛状の歯の部分に刈り取った後に乾燥した稲や麦の束を振りかぶって叩きつけ、引いて梳きとる。稲の場合にはこれで穂から籾が落ちるので、脱穀が完了する。麦の場合には穂が首から折れて穂のまま落ちるので、これをさらに叩いて脱穀する。
この農具の開発までは、手に持った扱箸(こきばし)という大型の箸状の器具で穂を挟んで籾をしごき取っていたため、束のまま一気に脱穀できる千歯扱きの発明によって、脱穀の能率は飛躍的に向上した。しかし、非効率な扱箸による脱穀は村落社会においては未亡人の貴重な収入源となっていたため、千歯扱きはこの労働の機会を奪うものとなり、後家倒し(ごけたおし)の異名もある。
大正時代になると、千歯扱きからの発展形として、足踏み方式の回転ドラムにループ状のピンが多数植え込まれた足踏み式脱穀機が開発されさらに脱穀効率が向上し、さらにこれが動力式に発展した。
[編集] 関連項目
現在の大阪府高石市高師浜3丁目は行基が誕生したと言う伝承があり、「行基に連なる大工集団が千歯扱きを考案した」と刻まれた碑が建っている。
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最終更新 2008年12月28日 (日) 08:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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