千葉ニュータウン

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千葉ニュータウン(ちばニュータウン)とは、千葉県北部の北総地域にあるニュータウンの名称である。「千葉NT[1]」のほか「チバニュー」と略されることもある。

目次

[編集] 概要

千葉県北西部の3市2村(西から順に白井市船橋市印西市印旛村本埜村)にまたがり、首都圏においては多摩ニュータウン港北ニュータウンに次ぐ大規模ニュータウンである。東西約18km・南北約3kmに広がり、総面積のうち約6割を印西市が占める[2]

千葉県企業庁および都市再生機構(UR都市機構)による共同開発であり、計画当初は人口34万人と大規模な開発が予定されていたが、オイルショックバブル崩壊、また少子化の影響もあり、当初の予定に比べて開発規模が縮小されている。 この影響で、十分な客を集められなかった北総鉄道北総線は多額の負債を抱え、運賃を高額に設定せざるを得なくなった。

北総鉄道北総線の延伸によって沿線地域は開発され、ベッドタウン化により自治体人口は増加し、印西市・白井市は開発当初は印旛郡印西町・同郡白井町であったが、それぞれ1996年(平成8年)4月1日2001年(平成13年)4月1日に市制を施行している。

2009年9月末現在の計画人口は14万3,300人。居住人口は8万8540人。計画面積は約1,933ヘクタールである[3]


(新住宅市街地開発法による開発事業計画決定地域の分)
種別 面積(ha) 比率(%)
住宅用地 697 36
購買施設用地 80 4
教育施設用地 108 6
道路用地 457 24
公園緑地 194 10
その他公共施設用地 66 3
特定業務施設用地 112 6
合計 1,933 100

[編集] 開発地区

千葉ニュータウンは大きく分けて6つの地区がある。また千葉ニュータウン内には北総鉄道北総線6つの駅が存在し、各地区に一駅ずつ位置している。駅は東京寄りから順に以下のとおりである。

  • 西白井エリア(西白井駅付近、白井市)
    1979年に街開きが行われ、同時に駅が開業。計画面積199ha、計画戸数6,250戸、計画人口、19,000人。3つの住区で構成されている。千葉ニュータウンで最初に開発され、最も街として成熟されており、街開き当初より日本中央競馬会競馬学校が隣接する場所に立地する。駅前にはマルエツ西白井店がある。
  • 白井エリア(白井駅付近、白井市)
    1979年、西白井エリア街開きから5か月後、街開きが行われた。計画面積197ha、計画戸数5,500戸、計画人口16,300人。2つの住区で構成されている。白井エリアには、白井市役所や運動公園、文化センターなど、白井市の行政が集中するエリアでもある。駅南側にはマルエツ白井店や、北側にはホームセンターなどが立地する。駅前には集合住宅が林立する。
  • 小室エリア(小室駅付近、船橋市)
    1979年に街開きが行われた。計画面積90ha、計画戸数2,190戸、計画人口8,500人。1つの住区で構成されている。小室エリアは、国道16号と国道464号が十字のように街を交差している。駅前には、サンクス、まるふじがある。
  • 千葉ニュータウン中央エリア(千葉ニュータウン中央駅付近、白井市・印西市)
    1984年に街開きが行われた。計画面積764ha、計画戸数20,250戸、計画人口61,900人。8つの住区で構成される。千葉ニュータウン最大のエリアで、都市景観100選に選定されている。
    • 駅北側には、北総地区最大級のショッピングセンター「イオンモール千葉ニュータウン」や社会保険大学校、竹中技術研究所三井住友海上などのオフィスビル群が林立し、ゴミ焼却処理施設の余熱を利用した温水センターなどがある。また、中央駅周辺では、ゴミ空気輸送システムを運用している。空気の力でゴミを輸送し、常時捨てられゴミ収集前のカラスによるゴミのまき散らしや臭いなども発生しないのが利点のインフラ施設で、国と住宅・都市整備公団(現・UR都市機構)が約100億円を投じて建設した。しかし、収集量が当初予想を大幅に下回り、赤字改善は難しいとの判断から主要設備の耐用年数を迎える2010年度で事業を中止する方針が決定した。
    • 駅南側には、東京電機大学千葉ニュータウンキャンパスや、東京基督教大学、計画面積50haの県立北総花の丘公園などがあり、大学などの文教施設と自然豊かな住環境が整備されている。
  • 印西牧の原エリア(印西牧の原駅付近、印西市・本埜村)
    1995年に街開きが行われた。計画面積579ha、計画戸数13,110戸、計画人口40,700人。5つの住区から構成されている。千葉ニュータウンで90年代に入って街開きが行われたエリア。
  • 印旛日本医大エリア(印旛日本医大駅付近、印旛村)
    2000年に街開きが行われた。計画面積104ha、計画戸数2,190戸、計画人口6,600人。1つの住区で構成されている。千葉ニュータウンで最後に街開きが行われたエリアである。駅の名の由来でもある日本医科大学千葉北総病院が立地する。この病院は北総エリア最大の基幹病院であり、ドクターヘリの基地病院でもある。また、千葉ニュータウン周辺の国道464号国道296号千葉県道65号佐倉印西線において、信号機制御で交差点を優先的に通過させるFAST(現場急行支援システム)と、救急車の救急走行時の通過地点を医療機関に伝えるMOCS(車両通行管理システム)を統合したM-MOCS(救急搬送支援システム)が導入されている。また、2010年には現在終点である印旛日本医大駅から成田国際空港成田市)まで路線が延伸され、北千葉道路も開通する予定である。


また、現在3線が乗り入れ、同じく都市開発を進めている新鎌ヶ谷までを千葉ニュータウンとする場合もある[要出典]

[編集] 市町村合併

2003年には、関連する印西市白井市印旛村本埜村の2市2村による合併協議会が設立され、住民公募に基づいて新市名を「北総市」と決めたが、翌年に行われた白井市の住民投票の結果、反対票が賛成票の2倍以上の数となり、解散した。

その後、印西市・印旛村・本埜村の1市2村の枠組みで、市町村の合併の特例等に関する法律(新合併特例法)の期限である2010年3月末までの合併に関する話合いを行うために、2008年10月24日印西市・印旛村・本埜村合併問題懇談会が、 それぞれの市村の長及び議会議員の代表により構成され設置された。そして、2009年1月9日印西市・印旛村・本埜村合併協議会が設置された。なお、合併の期日は2010年(平成22年)3月23日とし、合併方式は印西市に印旛村、本埜村を編入する編入合併となり、新市の名称については「印西市」の予定である。

[編集] 沿革

[編集] 地域の施設

[編集] 行政施設

  • 白井市役所
  • 船橋市役所小室連絡所
  • 印西市中央駅前出張所
  • 印西市中央駅前センター
  • 印西市牧の原出張所
  • 本埜村ファミリア館・滝野出張所
  • 印旛村役場

[編集] 企業

[編集] 商業施設

[編集] 医療機関

[編集] 宿泊施設

  • ビジネスホテルMARK1

[編集] 観光名所

[編集] 教育

[編集] 西白井エリア

中学校

  • 白井市立大山口中学校
  • 白井市立七次台中学校

小学校

  • 白井市立大山口小学校
  • 白井市立清水口小学校
  • 白井市立七次台小学校

[編集] 白井エリア

高等学校

中学校

  • 白井市立南山中学校

小学校

  • 白井市立池の上小学校
  • 白井市立南山小学校

[編集] 小室エリア

中学校

  • 船橋市立小室中学校

小学校

  • 船橋市立小室小学校

[編集] 千葉ニュータウン中央エリア

大学

中学校

小学校

  • 白井市立桜台小学校
  • 印西市立木刈小学校
  • 印西市立小倉台小学校
  • 印西市立原山小学校
  • 印西市立内野小学校
  • 印西市立高花小学校

[編集] 印西牧の原エリア

中学校

  • 印西市立西の原中学校
  • 本埜村立滝野中学校

小学校

  • 印西市立西の原小学校
  • 印西市立原小学校
  • 本埜村立滝野小学校

[編集] 印旛日本医大エリア

専門学校

中学校

  • 印旛村立印旛中学校

小学校

  • 印旛村立いには野小学校

※千葉ニュータウン地区には、高等学校が県立白井高等学校の1校だけとなっており、高校配置の適正化として「千葉ニュータウン地区高校整備事業」が進められている。そのため、印西市にある千葉県立印旛高等学校が千葉ニュータウン地区に移転する計画が進められている。

[編集] 交通

千葉ニュータウンの足である北総鉄道

[編集] 鉄道

当初の計画

  • 本来の計画では、北総線に平行して都営新宿線の延長となる千葉県営鉄道北千葉線(本八幡新鎌ヶ谷小室印旛松虫)も建設予定であったが、その後のニュータウンの計画縮小もあり建設中止(未成線)となっている。
  • 北総線の当初の計画では、谷田(小室‐千葉ニュータウン中央間)、天王前(千葉ニュータウン中央‐印西牧の原間)、角田(印西牧の原‐印旛日本医大間)、の3駅も予定されていた。
  • 1970年代には当時の国鉄により成田新幹線東京~千葉ニュータウン~成田空港)が計画されるも、都内の沿線住民の反対運動により建設中止となっている[6]。千葉ニュータウン中央駅~印旛日本医大間においては北総線の線路に平行してこの新幹線用に確保された用地が残る。なお、この計画は今日の「成田新高速鉄道プロジェクト」へ生きるかたちとなっている。

[編集] バス

路線バス

コミュニティーバス

[編集] 道路

[編集] 国道

  • 国道464号(通称100m道路)
    千葉ニュータウンを東西に横断する道路。
  • 国道16号
    千葉ニュータウンを南北に縦断する道路。
  • 北千葉道路(建設中)
    国道464号のバイパスであり、上述の成田新高速鉄道と一体的に整備される予定。

[編集] 県道

主要地方道

一般県道

[編集] 成田・千葉ニュータウン業務核都市基本構想

千葉県では、多極分散型国土形成促進法に基づく、成田・千葉ニュータウン業務核都市基本構想[7]を作成し、2004年3月23日主務大臣(国土交通省、総務省、経済産業省、厚生労働省)の同意を得て、同年4月6日県報に告示した。今後は、本基本構想に基づき、成田地域(成田市、富里市(一部))と千葉ニュータウンの中央部・東部の地域(印西市、白井市(一部)、印旛村、 本埜村(一部))を一体の業務核都市として国、県、地元市町村等と連携を図りながら、積極的に育成整備を推進していくことになる。

[編集] 千葉ニュータウンの問題と課題

北総線の運賃の高さ、近年の郊外型大型店舗の進出による交通渋滞、新住民と旧住民とのコミュニティー不足による不調和、また、近隣の谷津や里山などにおけるゴミの不法投棄など、街の拡大と時代の変化による問題が山積している。

  • 北総線の運賃問題は、1999年~2000年に国会で審議された。当時の運輸省は「これ以上の値上げは長期間しない」との約束をし、「仮に値上げの申請があっても十分慎重に対応したい」との答弁をした。今後、2010年(平成22年)に予定されている成田空港への延伸により利用者が増え、北総鉄道の収入が増加し負債が減少すれば、将来値下げが行われる可能性もある。

[編集] 千葉ニュータウンでロケーション撮影された主な作品

[編集] 関連項目

[編集] 参照

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  1. ^ 都市機構 [1]のウェブサイトでもそのような表記が見られる。(2008年1月25日閲覧)
  2. ^ 印西市ウェブサイト「市のプロフィール」(2008年1月25日閲覧)
  3. ^ 都市機構ウェブサイト(千葉ニュータン事業本部)
  4. ^ 読売新聞掲載「UR都市機構」広告:(2008年5月16日掲載)より
  5. ^ 京成電鉄スカイライナーサイト『成田新高速鉄道プロジェクト』
  6. ^ 『ちばの鉄道一世紀』白土貞夫、崙書房出版、1996年 ISBN 4-8455-1027-8
  7. ^ 成田・千葉ニュータウン業務核都市基本構想(千葉県総合企画部企画調整課)
  8. ^ 月刊千葉ニュータウン第73号(2007年5月12日)
  9. ^ 千葉フィルムツーリズム:ロケ地一覧

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月5日 (木) 15:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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