半装軌車

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半装軌車はんそうきしゃ)とは、前輪はタイヤ(車輪)、後輪の代わりにトラック(履帯)を持つ車両。履帯で駆動するが、前輪は駆動する物とそうでない物があり、また前輪で操向する物と、前輪が無くとも左右の履帯の速度を変えて操向可能な物もある。

ハーフトラック、民間では半無限軌道式自動車とも呼ばれ、これに対し車輪の代わりに履帯を全面的に採用している車両を全装軌車、民間では無限軌道式自動車と呼ぶ。なお「ハーフトラック」のトラックは“truck”(貨物自動車)ではなく“track”(履帯)であるが、日本語での発音が同じため間違えられやすい。

また、この種の車両以外に、車輪を着脱可能な履帯で覆ったクリスティー T-3のような車両も、ハーフトラックと呼ばれることがある。

目次

[編集] 用途

装輪車両に比べて路外走行性能が優れ、ある程度戦車等の装軌式戦闘車両に追随できるために、野砲、高射砲の牽引車装甲兵員輸送車偵察車・無線指揮車などとして幅広く使用された。

[編集] 時期

第二次世界大戦では主にドイツアメリカフランス日本で使用されていた。大戦時のイギリス連邦軍やソ連軍では、レンドリース法によりアメリカから提供されたM5及びM9ハーフトラックが使用された。

抵抗の大きな全装軌車は装輪式と同じ速度を出すために2倍以上の馬力が必用であり変速機もその馬力に耐える必要があるため「製造コストが高い」「信頼性が低い」「整備コストが高い」「稼働率が低い」「運転と整備の技術を習得するための時間が長い」などの問題点を抱えていた。これらの問題点は現代においては技術の進歩により解決されているが、当時の技術水準では未解決だった。

特にエンジン技術が未発達で現在よりも馬力の劣るエンジンしか無かった当時では速度と経済性を高める為には両方の長所を半分ずつ持った中間的なハーフトラック式が採用されることになった。 しかし、ハーフトラック式で完全に戦車に追随できる兵員輸送車を作ることには無理があり、技術の進歩と共に速度と経済性において全装軌車より優れるというメリットが消失していったこともあり、戦後は殆どが全装軌式となった。

[編集] ドイツ陸軍の半装軌車

[編集] アメリカ陸軍の半装軌車

  • ケグレスハーフトラック(1925年フランス製)
  • ケグレス P.17(1931年フランス製)
  • カニンガム T1、T1E1(1932年)
  • カニンガム M1(1933年)
  • マーモン・ヘリントン T9(1938年)
  • ダイアモンド・T・モーターカー T14、
  • ホワイト・モーターおよびオート・カー M2、M3、M2A1、M3A1、M5、M9
  • M4/M4A1 81mm自走迫撃砲(M2に81mm迫撃砲M1を搭載)

[編集] 旧日本陸軍の半装軌車

[編集] 民間用の半装軌車

[編集] 文献

  • Bruce Culver / Uwe Feist : Schützenpanzer, Ryton Publications, 1996

[編集] リファレンス

  1. ^ ホンダ・TN360スノーラ,ホンダ スノーラ
  2. ^ ホンダ・アクティ・クローラ,足腰が自慢の、はたらくHonda「アクティ・クローラ」

最終更新 2009年11月16日 (月) 11:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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