南京の基督

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南京の基督』(なんきんのきりすと)は、芥川龍之介1920年に書いた切支丹(キリシタン)物、中国物の小説。およびこれを原作とする映画

目次

[編集] あらすじ

気立てのやさしい15歳の娼婦、宋金花は、悪性の梅毒にかかってしまう。商売仲間から「客にうつせば治る」(迷信である)と教えられたものの、キリストの教えに背くことになると頑なに拒んでいた。ある晩、彼女のもとへ、キリストそっくりの男がやって来る。金花は彼をキリストと信じて、その男に抱かれるが…。

[編集] 登場人物

  • 宋金花:15歳。5歳のときに洗礼を受ける。病床の父を養うため、娼婦をしている。
  • 日本人旅行者:上海に競馬を見た後、南京希望街に立ち寄り、金花と出会った。
  • キリスト似の男:本名George Murry。日米ハーフ。英字新聞の通信員と思われる。
  • 陳山茶:商売仲間の女
  • 毛迎春:商売仲間の女

[編集] 南京の基督(映画)

[編集] 解説

1995年に制作された香港・日本の合作映画。芥川龍之介の『南京の基督』をベースに、彼の自殺直前の心象風景を描いた『歯車』を加えたオリジナル・ストーリー。日本人である富田靖子が中国人の娼婦、宋金花を演じ、中国人のレオン・カーフェイ芥川龍之介をモデルにした日本人作家、岡川龍一郎を演じた。

舞台設定は原作と同じ南京で、主人公も原作と同じ宋金花だが、芥川龍之介をモデルにした日本人作家・岡川が金花と出会い、恋に落ちるという設定。よって、原作のようにキリスト似の男に奇跡を感じるというシーンはない。映画では、金花の病気は治らず、岡川は日本に帰国後に自殺するという重苦しい内容になっている。

[編集] キャスト

  • 岡川龍一郎:レオン・カーフェイ(梁家輝)
  • 宋金花:富田靖子
  • 岡川の妻:中村久美
  • 藕香院の主人:ラウ・シュン
  • 譚永年:トォオ・ツォンホウ
  • 山茶:ジェシカ・チャウ
  • キリスト:マーク・カスバーグ

[編集] スタッフ

  • 原作:芥川龍之介 『南京の基督』 『歯車』
  • 監督:トニー・オウ
  • 音楽:梅林茂
  • 撮影:ビル・ウォン
  • 製作:レナード・ホー
  • 美術:エディ・マー

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年5月21日 (木) 12:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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