南大東島

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南大東島
南大東島
南大東島
座標 北緯25度49分
東経131度14分
面積 30.57km²
海岸線長 21.2km
最高標高 75m
所在海域 太平洋フィリピン海
所属国・地域 日本沖縄県
  
位置
断崖で囲まれた南大東島海岸
大池

南大東島(みなみだいとうじま)は、沖縄本島の約400km東方(宮崎県の真南)に位置する大東諸島。沖縄県内では6番目に大きなである。

近年、航空機の大型化などで観光客が容易に訪れることが可能になり、豊かな自然を生かした観光地としても注目されている。

目次

[編集] 地理

気候は亜熱帯海洋性気候に属している。

サンゴ礁が隆起して出来た隆起環礁の島である。周囲は断崖絶壁で、島の北端から北に10kmの位置にある北大東島のほか沖大東島を除いては、周囲400kmに渡って陸地のない絶海の孤島である。また、島の周りの海は非常に深く、沖へ2kmほど出れば水深は1,000mに達する。

島の中央が窪んでいるため、海岸付近の標高が最も高く内陸に進むほど低くなる皿状の形態である。これは典型的な隆起環礁として世界の地形学の教科書では説明モデルにもなっている。また、2007年には大東隆起環礁として日本の地質百選に選定された。現在でも年7cmほど北に移動をしており、島の北部の「バリバリ岩」などで裂け目を見ることができる。

20世紀になるまでたまに漂着民が着く程度の未開拓の地であったこともあって、独自の生態系をもっている。

気象観測での重要な拠点であり、夏から秋にかけて襲来する台風情報の第一報は、この気象台から発せられることが多い[要出典]

[編集] 湖沼

島内には、大小無数の湖沼が存在し、淡水の湖沼の水は農業用に利用されている。また、地下にも湖が存在する。なお、海水と淡水の湖沼が入り組んでいるが、地下の構造メカニズムは不明。

カヌーによる池の遊覧ツアーも行われている。

  • 大池
    • 南西諸島で最大の天然の湖沼。淡水の池だが、海から切り離されたマングローブが自生している。

これは植物学では極めて貴重な生態系とされ、「大池のオヒルギ群落」として国の天然記念物に指定されている。また池の中に複数の島が存在する。

  • 権蔵池
    • 1900年(明治33年)、開拓団が入った際に最初に見つけた池で、開拓団の一人であった沖山権蔵が発見した事から名付けられた(現在の大東神社付近から見つけられたらしい)。この池の発見が南大東島の開拓に大いなる勇気を与えた[要出典]。なお、大池は水深はそれほど深くはないが、この権蔵池をはじめ島内の多くの池はドリーネに水が溜まってできた池であるため水深があり、池の淵からも急に深くなっている。

[編集] 歴史

南大東村#歴史も参照。

  • 1543年 スペイン人、B・デ・ラ・トーレが大東諸島を発見(ただしかなりの昔から沖縄の人達の間では「ウファガリジマ(=琉球方言:東の果ての島)」と言われていた)。
  • 1820年 ロシア人、ポナフィディンが大東諸島を発見、「ボロジノ諸島」と名付けられる(この頃から欧米地図では「ボロジノ諸島」とされる)。
  • 1885年 日本領土として編入される。
  • 1900年 玉置半右衛門を中心とした八丈島からの開拓団により、大東諸島の開拓が開始される。
戦前は、南大東島で製糖業を営む企業である玉置商会〜東洋製糖〜大日本製糖が島全体を所有していた。特例として町村制は施行されず、それらの各企業に島の自治が全面的に委ねられていたため、日本の行政機関による地方行政がおよばず、公的届出なども事実上不可能な「社有島」であった。島民は、一部の管理的役職の者を除けば全て製糖会社にサトウキビを納める小作農であり、島への渡航手段から商店・学校・郵便局などにいたるまで全て社有であった。また、島民は重労働を強いられた上に収穫されたサトウキビは安く買い叩かれたほか、無許可の離島が禁じられるなど厳しい監視下に置かれていた。一方で、戦前この島を支配していた大日本製糖は「この島こそが植民地経営の最も貴重な参考資料である」と自画自賛していた[要出典]

[編集] 行政

全域が沖縄県島尻郡南大東村に属する。

1946年琉球列島米国民政府の統治下に置かれるまでは日本領でありながら特定の自治体に属さず、1900年玉置半右衛門による入植以降、玉置商会〜東洋製糖〜大日本製糖が島を「所有」し、現在に至るまで島の中核産業である製糖工場に付属する私設の学校病院郵便局まで設置される極めて特殊な自治体制が敷かれていた。

[編集] 脚注

[ヘルプ]

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月27日 (火) 06:39 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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