南海8000系電車 (2代)
南海8000系電車 (2代)の最新ニュースをまとめて検索!
| 南海8000系電車(2代) | |
|---|---|
| ファイル:Nankai8000 1.JPG
8000系電車8001編成(狭山駅にて)
|
|
| 編成 | 4両編成 |
| 起動加速度 | 2.5km/h/s |
| 営業最高速度 | 110km/h |
| 設計最高速度 | 120km/h |
| 減速度 | 3.7km/h/s(常用最大) 4.0km/h/s(非常) |
| 編成定員 | 588名 |
| 車両定員 | 先頭車142名 中間車152名 |
| 全長 | 先頭車20,765mm 中間車20,665mm |
| 全幅 | 2,820mm |
| 全高 | 先頭車4,140mm 中間車4,050mm |
| 編成質量 | 127.0t |
| 軌間 | 1,067(狭軌)mm |
| 電気方式 | 直流1,500V (架空電車線方式) |
| モーター出力 | 180kW |
| 主電動機 | かご形三相誘導電動機 |
| 編成出力 | 1,440kW |
| 歯車比 | 98:15 (6.53) |
| 制御装置 | VVVFインバータ制御 (IGBT素子) |
| 駆動装置 | WNドライブ |
| 台車 | モノリンク式ボルスタレス台車 SS-177M・SS-177T |
| ブレーキ方式 | 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ、全電気ブレーキ |
| 保安装置 | 南海型ATS |
| 製造メーカー | 東急車輛製造 |
|
この表について
|
|
南海8000系電車(なんかい8000けいでんしゃ)は、南海電気鉄道の通勤形電車。4両編成4本の計16両が在籍。
登場時のキャッチコピーは、「やさしいがうれしい」。
目次 |
[編集] 概要
本系列は老朽化が進んでいる南海線用の7000系を置き換える目的で導入された。走行機器類の基本設計や車内設備は1000系を踏襲しており、1000系編成との相互連結も可能である。2001年に旧8000系が車両機器改造により6200系に編入されたため、車両番号は空き番となっていた8000番台を使用することとなった。
8001編成・8002編成は2007年10月に東急車輛製造で8両が落成し、同年10月30日から10月31日にかけて未装飾の状態で甲種車両輸送が行われた。そして同年11月3日に千代田検車区で開催された「南海電車まつり」で未装飾の状態で公開された。 また、2009年には2次車の8003編成・8004編成も東急車輛製造で8両が落成し、同年3月2日から3月4日にかけて甲種車両輸送が行われた。
8001編成は装飾後の2007年12月4日から、8002編成は未装飾のままで同年12月中旬より、試運転を開始した。同編成は側面に広告ラッピングとして、2008年1月30日まで広告を募集していた。2008年のデビューから約半年間は、通常塗装の上に日立製作所「Wooo」の部分ラッピングを施していたが、同年10月には通常塗装に戻されている。
8001編成は2008年3月26日、8002編成は同月31日に運行を開始している。運行開始時点では普通列車に限定して運用されていたが、同年9月28日より1000系2両編成との併結による6両編成を組成して優等列車としても運用されている。2009年3月31日から8003・8004編成の営業運転を開始している(「NATTS」2009年5月号より)。
なお、本系列にも8001・8002編成に女性専用車両が設定されているが、現時点では8両編成に組成される予定がないため、機能はしていない。
[編集] 車体
ファイル:Nankai8000-next.JPG 車体は現存車両をベースとしながらも、東日本旅客鉄道(JR東日本)E231系の部品を一部取り入れた20m級片側4扉のステンレス製軽量構造で、側面と屋根部分の構体は雨樋部分をスポット溶接で接合する設計が採用された。全体は無塗装とし、アクセントとして配されるブルーとオレンジの帯はフィルム張りでなく塗装とした。先頭車前面には1000系と同様に貫通扉が設置されている。前照灯は貫通扉上部に配されている。
車体幅・車体長は南海の在来車とは変わらないが、客用扉の中心間隔は4,820mmに変更された。車体幅は2,820mmである。窓配置はdD2D2D2D1(d:乗務員扉、D:客用扉)または1D2D2D2D1であるが、客用扉間は客室側から見て右側が固定窓で左側が下降窓、車端部は固定窓としている。また、車端部の窓は1000系に比較すると横幅が狭くなっている。窓ガラスには紫外線 (UV) カットガラスを使用するが、客室側窓の巻き上げカーテンは存置されている。
前面および側面の種別・行先表示器は南海では初めてフルカラーLED・白色LEDが採用された。側面表示器は日本語と英語を3秒サイクルで交互表示する。
[編集] 車内
定員着席促進のためのスタンションポールなど、車内には大型の手すりが多数設置されている。貫通路幅を775mmに拡張することや床面の高さを1000系の1,170mmから1,150mmに低くすることで駅ホームとの段差を縮小するなどのバリアフリー推進が図られている。編成定員は588名である。
難燃性基準の改正により従来の樹脂製の蛍光灯カバーが使用できなくなったことに対して、カバーを廃止したため、客室内蛍光灯を露出した直接照明とし、本数も削減している(片側8本、両側合わせて16本で7000系などとほぼ同じ配置)。網棚はパイプで天井中央部の素材は繊維強化プラスチック (FRP) 製に変更された。 ラインデリア(補助送風機)整風板は1000系のような車体全長への設置とは異なり、要所要所に設置されたタイプに変更された。
バリアフリー対応として貫通路幅を775mmに拡張し、座席は車端部も含めてすべて片持ち式ロングシートで、南海では2000系1~4次車以来のオールロングシート車となった。座席端部の仕切りは大型繊維強化プラスチック (FRP) 製である。座席モケットは茶色であるが、優先座席は青色として識別を図っている。1人あたりの座席幅は従来の455mmから460mmへと拡大した。クッション材はSバネ入りポリエステル綿である。7人掛け座席の中間部には2本ずつスタンションポールを設置した(1両につき中間車14本、先頭車両のみ12本)。
つり革についても優先座席部分については他の部分の白色に対し、オレンジ色を採用することで識別を図っているが、つり革の形は従来車と同じ○型になっている。
客用扉の室内側は化粧板を廃止し、ステンレス無塗装仕上げとされた。戸当たり部には黄色のマーキングテープが高さいっぱいに貼付されるとともに、床面部分は黄色とされた。またドアチャイムとドア開閉ランプも装備されている。車内案内表示器はLED1段スクロール式で、各車両に4基が千鳥配置で設置されている。車両間の貫通扉もステンレス製無塗装仕上げであり、傾斜式戸閉方式機構の引き戸を採用した。
運転台の主幹制御器は1000系と同等の横軸2ハンドル式デスクタイプで、計器類は1000系6次車に準じたアナログ式である。
冷房装置は冷凍能力23.26kW (20,000kcal/h) の集約分散式CU-732を各車2基搭載する。これは2300系と同一だが、冷媒に代替フロンを採用した点が異なる。冬期の暖房補助用として電気ヒーターを組み込んでいる。
[編集] 走行機器など
主回路システムは日立製作所製のIGBT素子によるVVVFインバータ制御装置、VFI-HR-1420Q形である。
回生ブレーキ及び全電気ブレーキ機能を有し、両先頭車に各1基搭載される。1基のインバータ装置で4個のを駆動する速度センサレスベクトル制御1C4M方式である。
主電動機は三菱電機製かご形三相誘導電動機MB-5091-A2形で、定格出力は180kWである。
パンタグラフはシングルアーム式の東洋電機製造製PT-7144-B形で、両先頭車の難波方に各1基搭載される。
冷房装置などのサービス機器に電力を供給する補助電源装置はPWM制御2レベルIGBT静止形インバータを採用し、難波方先頭車のモハ8001形と中間付随車サハ8851形に搭載されている。
台車はモノリンク式ボルスタレス式、住友金属製SS177M形(電動台車)及びSS177T形(付随台車)で、ホイールベースは2,100mmである。基礎ブレーキ装置は従来通勤車のシリンダー式から片押し式ユニットブレーキに変更された。
また、一部に空転防止の為セラミック噴射装置が取り付けられている。
ブレーキシステムは遅れ込め制御を有する回生併用電気指令空気式であり、1000系と共通である。
空気圧縮機は南海で初めてスクリュー式を採用し、和歌山市・関西空港方のモハ8101形と中間付随車のサハ8801形に搭載される。
[編集] 編成
| ←難波 | Mc1 | T1 | T2 | Mc2 | 和歌山市→ |
|---|---|---|---|---|---|
| 形式 | モハ8001 | サハ8801 | サハ8851 | モハ8101 | 製造年 |
| 機器類 | CONT, SIV | CP | SIV | CONT, CP | |
| 車両番号 | 8001 | 8801 | 8851 | 8101 | 2007年 |
| 8002 | 8802 | 8852 | 8102 | ||
| 8003 | 8803 | 8853 | 8103 | 2009年 | |
| 8004 | 8804 | 8854 | 8104 |
- 凡例
- CONT - 主制御器(1C4M)
- SIV - 補助電源装置(静止形インバータ)75kVA
- CP - 空気圧縮機
- 車両番号太字 - 弱冷車
[編集] 今後の予定
新3か年経営計画堅進126計画について(平成20年度 - 22年度)(南海電気鉄道公式ニュースリリース。PDFファイル)では、2010年度までに省エネ型鉄道車両42両を製造予定とある。ただし、これが8000系を指すのかは現時点では不明である。
2008年度には8両が製造された。これらの編成は3月2日から4日にかけて、東海道本線・城東貨物線(おおさか東線)・関西本線・和歌山線・紀勢本線を経由した甲種輸送で和歌山市駅に搬入された。陸送を用いない、また同駅を経由した新型車両の輸送は1000系1051編成以来8年ぶりとなる。
[編集] 参考文献
- 南海電気鉄道(株)鉄道営業本部車両部車両課 福原栄二「新車ガイド 南海電気鉄道8000系」『鉄道ファン』2008年4月号(通巻564号)p62 - 66、交友社
[編集] 外部リンク
- 南海電車まつりで新型車両を披露(南海電気鉄道公式ニュースリリース。PDFファイル)
- 新型車両「8000系」へのラッピング広告スポンサーを募集!(南海電気鉄道公式ニュースリリース。PDFファイル)
- 公式外
[編集] 関連項目
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
最終更新 2009年11月14日 (土) 11:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【南海8000系電車 (2代)】変更履歴

