単葉機

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単葉機(たんようき)とは、飛行機において、揚力を得るための主翼が1枚だけあるものをいう。なお2枚以上のものは複葉機と呼び、特に3枚のものを三葉機、4枚以上のものは多葉機と呼ぶこともある。

世界最初に有人動力飛行したライトフライヤー号以来、飛行機は複葉機が中心であったが、速度性能を重視した機体でわずかながら単葉機の採用が見られた。1930年代後半には金属製で強度のある主翼構造の研究が進み、また飛行速度が重視されるようになってきたことから単葉機が一般的となっていった。最初の近代的な単葉機として知られるP.1は、ポーランドのズィグムンド・プワフスキの開発した「ガル翼」を使用しており、世界の注目を集めた。

副次的な効果として、複葉機よりも主翼そのものを頑丈にしないといけないために必然的に厚くなり、この翼内スペースに燃料を搭載できるという利点もあった。そのため単葉機は複葉機よりも航続距離が長いものが多い。また戦闘機の場合は機銃搭載スペースとして、攻撃機爆撃機の場合は爆弾などの吊下箇所として主翼を利用するにあたっても、厚く頑丈な単葉機の主翼のほうが都合が良かった。

現代では、単葉構造は主な機種のほとんどに採用されており、かつて主流であった複葉機を見る機会は少なくなっている。

主翼の胴体への取り付け方法には、大きく分けて高翼(P.1やその発展型P.11セスナ機など)、中翼(Yak-55、MiG-15など)、低翼(ボーイング747ジャンボジェット機零式艦上戦闘機など)の3方式がある。

初期の単葉機には低翼の採用例が多い。これは主翼に脚を取り付けるため、中翼や高翼では脚が長くなりすぎるためである。

初期の超音速機には中翼の採用例が多い。これは超音速機では主翼が薄くなったために脚を取り付ける事が困難になったためにこれを考慮しなくなった事と、中翼形式がもっとも空気抵抗が小さいからである。

60年代以降の超音速戦闘機には高翼の採用例が多い。超音速機では尾翼が主翼より高い位置にある場合、大迎角時にピッチアップなどの悪影響がある事が、前述の中翼形式の戦闘機を運用した実績から判明したためである。そのため高翼形式にして、主翼を尾翼よりも高位に配置するようになった。また、主翼下に爆弾やミサイルを吊下するのに都合が良い事にもよる。

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最終更新 2009年10月20日 (火) 23:13 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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