原子力推進

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原子力推進(げんしりょくすいしん)とは、原子核分裂原子核融合エネルギーを動力源とする推進方法のこと。本項では、ロケットエンジンの推進方法としての原子力推進を扱う。以下の様々なタイプの原子力推進が宇宙船のために考案されている。

[編集] 原子力推進の種類

熱核ロケット
熱核ロケット (Nuclear thermal rocket)
核分裂炉又は核融合炉が放出する高熱により推進剤(通常は水素)を加熱、ノズルから噴出して推進する方式。熱核ジェットともいわれる。宇宙開発競争の最中、米ソ両国によりサターンロケットNERVA計画)やN-1ロケットへの搭載を目指して研究が行われたが、実用化にはいたっていない。現段階において技術的に実現可能であり、高い推力と比推力を両立できるという利点があるため、将来の有人探査の有望株とされている。
映画2001年宇宙の旅」のディスカバリー号がこの動力を用いている。アーサー・C・クラークの小説版によると推進剤は出力では液体水素が理想だが沸点が高くタンクからの流出ロスが少ないという理由で液体アンモニアが用いられている。原案段階では下記の「核パルス推進」が採用される予定だったが核兵器に対する世論が激しさを増していたため変更されたという。またマクロスシリーズに登場する可変戦闘機は同様の機構の熱核反応タービンエンジンを搭載し、大気圏内外での飛行を可能にしている。
核パルス推進 (Nuclear pulse propulsion)
ロケット後方で核爆発を繰り返し発生させ、その衝撃で推進する方式。オリオン計画ダイダロス計画で研究が行われた。小型原爆を使用する場合は核分裂パルス推進、小型水爆を使用する場合は核融合パルス推進ともいう。
原子力電気推進 (Nuclear electric propulsion)
エネルギー源として原子力発電を使用し、実際の推進手段としては電気推進を用いる方式。
原子力蒸気機関
熱源として原子炉を使用し、実際の推進手段としては蒸気機関を用いる方式。
核融合ロケット (Fusion rocket)
エネルギー源として核融合を使用する方式の総称。推進手段は電気推進や核パルス推進となる。
バサード・ラムジェット (Bussard ramjet)
核融合ロケットの燃料として星間物質水素を使用する方式。直径数kmもの巨大な集積装置(ラムスクープ)で水素を集める。

[編集] 関連項目

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最終更新 2009年11月12日 (木) 14:21 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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