古楽派

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古楽派(こがくは)は、現代において古楽の演奏を行う演奏家たち、またそのような活動の方向性を指す。

目次

[編集] 概説

主にバロック期以前の西洋音楽を、作曲された当時の楽器(古楽器, 時代楽器)・奏法・編成を用いて、「作曲された時代に即した(Period)」「作曲当時のオリジナルの(Original)」様式での演奏を目指している。「歴史的に真正な(オーセンティックな)演奏を目指している」とされることもあるが、個々人の演奏センスはモダン楽器の演奏家と同様に多様なので、同一曲を古楽派が演奏しても、表われる音楽は演奏家によって大きく変わる。 使用される楽器は作曲当時の「古楽器」とは限らず、現代の楽器製作者が作曲当時の様式に即して新たに製作した楽器が使われることも多い。 演奏については奏者や楽曲によっても異なるので一概にはいえないが、旧来のモダン楽器演奏に比べると、小編成でビブラートが控えめでテンポは若干速めで奏者の個性が際立つ演奏になることが多い。

[編集] 担い手

グスタフ・レオンハルトニコラウス・アーノンクールクリストファー・ホグウッドジョン・エリオット・ガーディナー延原武春などが有名。これらの人々の仕事は徐々に大きな音楽的成果・成功を収め、それまでのモダン楽器、大編成による後期ロマン派的色彩の強い演奏にかわり、現在では特にバロック音楽の演奏で主流を成すにいたっている。ロマン派近代の時代に属する音楽を全て同時代楽器で演奏するスタンスも、一種の「古楽派」的アプローチである。それぞれのアプローチの仕方に相違点はあっても、これらの人々の試みを特徴付けるのは、「作曲された当時の演奏スタイル(と彼らが考えたもの)」への回帰であった。 再現芸術としての音楽は、どんな場合であれ主観性を包含せざるを得ない(それゆえに演奏者個人や団体への評価が成立する)。したがって古楽派の演奏スタイルをもって「オーセンティック(真正の)」と形容することを疑問視する向きもある。

[編集] 意義

古楽スタイルでの演奏が始まったのは1950年代以降であり、当初は未熟な技術と「過激な」演奏スタイルにネガティブな意見も多かった。 現在では古楽器の演奏家が増え、技術も向上し、多様な表現を楽しめるようになっている。古楽スタイルの演奏がモダン楽器の奏者たちに影響を与えるようにもなっている。 古楽出身の指揮者がモダン楽器のオーケストラを古楽スタイルの知見を生かして指揮することも多いし、モダン楽器の演奏者がビブラートなしの古楽風奏法でバロック音楽を演奏することもある。人気についてもアーノンクールなどはウィーン・フィルでニューイヤーコンサートを指揮するまでになっている。

[編集] 主要な古楽器演奏家

[編集] 指揮者

[編集] 鍵盤楽器奏者・指揮者

[編集] 弦楽器奏者・指揮者

[編集] 管楽器奏者・指揮者

[編集] 声楽家・指揮者

[編集] 鍵盤楽器奏者

[編集] 弦楽器奏者

  • 今村泰典
  • マウロ・ヴァッリ
  • 上村かおり
  • 宇田川貞夫
  • 小野萬里
  • エンリコ・オノフリ (Enrico Onofri 伊)
  • エンリコ・ガッティ (Enrico Gatti 伊)
  • 姜隆光
  • ヴィットーリオ・ギエルミ
  • 桐山建志
  • ヴィーラント・クイケン (Wieland Kuijken 白)
  • クリストフ・コワン
  • ヒロ・クロサキ
  • 坂本利文
  • サイモン・スタンデイジ (Simon Standage 英)
  • ホプキンソン・スミス
  • 曽田健
  • 髙田あずみ
  • 高橋未希
  • 高本一郎
  • つのだたかし
  • ルール・ディールティエンス
  • 戸田薫
  • 中山裕一
  • 永田平八
  • ガエタノ・ナジッロ
  • 西村喜子
  • 野入志津子
  • モニカ・ハジェット (Monica Huggett 英)
  • エマニュエル・バルサ
  • キアラ・バンキーニ (Chiara Banchini )
  • アンナー・ビルスマ (Anner Bylsma 蘭)
  • 平尾雅子
  • 福沢宏
  • 三輪典子
  • 森田芳子
  • 諸岡範澄
  • ステファノ・モンタナーリ (Stefano Montanari 伊)
  • コンラート・ユングヘーネル
  • グナール・レツボール (Gunar Letzbor 墺)
  • クラウディオ・ロンコ
  • 若松夏美

[編集] 管楽器奏者


[編集] 主要な古楽器アンサンブル

[編集] アメリカ

  • クラシカル・バンド
  • スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ
  • バッハ・アンサンブル
  • フィルハーモニア・バロック管弦楽団
  • ヘンデル・ハイドン・ソサイエティ (Handel and Haydn Society)
  • ボストン・バロック

[編集] イギリス

[編集] イタリア

  • アカデミア・モンティス・レガーリス (Academia Montis Regalis)
  • アッカデミア・ビザンティーナ (Accademia Bizantina)
  • アンサンブル・アウロラ (Ensemble Aurora)
  • イル・コンプレッソ・バロッコ (Il Complesso Barocco)
  • イル・ジャルディーノ・アルモニコ (Il Giardino Armonico)
  • ヴェニス・バロック・オーケストラ (Venice Baroque Orchestra)
  • エウローパ・ガランテ (Europa Galante)
  • コンチェルト・イタリアーノ (Concerto Italiano)
  • モーツァルト管弦楽団
  • ラ・ヴェネシアーナ (La Venexiana)
  • ラ・リゾナンツァ (La Risonanza)

[編集] オーストリア

[編集] オランダ

[編集] カナダ

[編集] スイス

  • イ・バロッキスティ (I Barocchisti)
  • バーゼル・スコラ・カントルム合奏団 (Schola Cantorum Basiliensis)

[編集] スウェーデン

  • ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル (Drottningholm Court Baroque Ensemble)

[編集] スペイン

  • エスペリオンXXI (HESPERION XXI)
  • ル・コンセール・デ・ナシオン

[編集] デンマーク

  • コンチェルト・コペンハーゲン (Concerto Copenhagen)

[編集] ドイツ

[編集] 日本

[編集] フランス

[編集] ベルギー


[編集] 関連項目

最終更新 2009年12月5日 (土) 11:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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