名探偵コナン 漆黒の追跡者

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名探偵コナン映画作品
通番 題名 公開年
第1作 時計じかけの摩天楼 1997年
第2作 14番目の標的 1998年
第3作 世紀末の魔術師 1999年
第4作 瞳の中の暗殺者 2000年
第5作 天国へのカウントダウン 2001年
第6作 ベイカー街の亡霊 2002年
第7作 迷宮の十字路 2003年
第8作 銀翼の奇術師 2004年
第9作 水平線上の陰謀 2005年
第10作 探偵たちの鎮魂歌 2006年
第11作 紺碧の棺 2007年
第12作 戦慄の楽譜 2008年
第13作 漆黒の追跡者 2009年
名探偵コナン 漆黒の追跡者
監督 山本泰一郎
製作総指揮 氏家斉一郎
製作 相賀昌宏
高田孝治
脚本 古内一成
出演者 高山みなみ
山口勝平
山崎和佳奈
林原めぐみ
神谷明
堀川りょう
宮村優子
緒方賢一
加藤精三
茶風林
井上和彦
湯屋敦子
高木渉
千葉一伸
大塚明夫
古川登志夫
高田裕司
小清水亜美
置鮎龍太郎
松井菜桜子
大谷育江
岩居由希子
幹本雄之
井上喜久子
木下浩之
小山茉美
立木文彦
堀之紀
DAIGO(ゲスト声優)
音楽 大野克夫
主題歌 倉木麻衣PUZZLE
撮影監督 野村隆
編集 岡田輝満
配給 東宝
公開 日本の旗2009年4月18日
中華民国の旗2009年7月10日[1]
韓国の旗2009年7月30日[2]
上映時間 110分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 34億9000万円[3]
前作 名探偵コナン 戦慄の楽譜
  

名探偵コナン 漆黒の追跡者』(めいたんていコナン しっこくのチェイサー)は、劇場版『名探偵コナン』シリーズの第13作目となるアニメーション映画である。2009年4月18日公開。上映時間は110分。興行収入は34億9000万円である。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] あらすじ

東京・神奈川・静岡・長野で計6人が殺害される事件が起こった。どの現場にもアルファベットが刻まれた麻雀牌が残されていたことから、同一犯もしくは同一組織による広域連続殺人事件と認定される。警視庁で各県警の刑事を集めて合同捜査会議が開かれ、特別顧問として小五郎も参加する事になった。事件は麻雀牌の意味、6人目の犠牲者が残した言葉「七夕…きょう…」の意味、被害者の共通点、被害者から1つずつ所持品を持ち去った理由と多くの謎を残していた。

会議終了後、コナンは山村警部から、「七つの子」に聞こえるプッシュ音(黒の組織のボスのメールアドレス)でメールを打っていた刑事がいたことを聞く。コナンは慌ててその刑事の後を追うが、問題の刑事はジンの車に乗って去ってしまう。

七夕前日の7月6日、米花町に現れた容疑者の1人がコナンの機転により逮捕された。その現場には、ベルモットも変装して来ていた。コナンはそれを見抜き、ベルモットに組織が事件を追う理由を追求する。実は、広域連続殺人の被害者の中に一般人を装った組織の工作員がおり、犯人に持ち去られた所持品の中に工作員のリストが収められたメモリカードが入っていた。組織は、警察より早く犯人をおさえてそのメモリカードを取り戻すため、事件の捜査員の中に組織の一員「アイリッシュ」を潜入させていた。

一方、捜査員の中に潜入したアイリッシュは刑事達の話の中に出てきた江戸川コナンを工藤新一ではと疑い、コナンと新一が通う学校から二人の指紋がついたものを盗み出し、警視庁のコンピュータで指紋を照合し確信を得る。翌日、コナンは自分の指紋がついたものが帝丹高校と帝丹小学校から盗まれたことを知り、危機感を強める。

そして、7人目の被害者が出てしまった。コナンは平次の力を借りて捜査を進め、ついに被害者の共通点を見つけ出す。一方、警察と黒ずくめの男達も、コナンの後を追う形で真相に迫る。そして、犯人が東都タワーでもう1人殺すつもりでいることが判明する。

コナン、警察、連続殺人犯、組織の四つ巴のデスゲームが東都タワーで繰り広げられる。

[編集] 概要

  • 劇場版第5作目である『天国へのカウントダウン』以来の黒の組織が関わった劇場作品である。
  • 前作『戦慄の楽譜』の上映終了後の予告が示した通り、本作は忌み数とされている13にかけて、シリーズの根幹に関わる黒の組織とコナンの対決を物語の軸の1つに据えている。ただし、13という数字そのものは物語上に置いては特に重要視されていない。表題の「チェイサー」は「口直しの水、あるいは軽い酒」の意味を含む。
  • 『戦慄の楽譜』の上映終了後の予告で流れたジンの「13…奴が死ぬには相応しい日だ」という台詞は、TVシリーズ第502話「赤と黒のクラッシュ 潔白」の劇中で、ジンの台詞として流れた「フン、今日は13日の金曜日…そんなもんハナから信じちゃいねぇが…奴が死ぬには相応しい日だ」を編集したものである。この台詞は原作には無く、本作の脚本も手がけた古内一成によるアニメオリジナルの台詞であり、本作にこの台詞は登場しない。
  • 黒の組織との対決を描いているために、例年の劇場版に比べ本作は物語、登場人物といった面でTVシリーズまたは原作を観ていないと状況が理解し辛い面が幾つか存在するが、シリーズをあまり観ていない観客向けの最低限の状況説明は用意されている。
  • 登場人物に関しては、黒の組織からはベルモットキャンティコルンが劇場版初登場。また、警察サイドからはTVシリーズ初期から登場していたものの劇場版には本作が初登場の静岡県警警部・横溝参悟(弟の重悟は『探偵たちの鎮魂歌』で既に出演済み)や警視庁刑事部捜査一課管理官警視・松本清長、『探偵たちの鎮魂歌』でモブ出演していた群馬県警の山村ミサオ等も本作で正式に劇場版登場を果たしている。また公開日時点では、単行本59巻の風林火山編のみに登場した長野県警の大和敢助上原由衣も劇場版に初登場を果たした。また台詞こそ無いが単行本22巻『園子のアブない夏物語』のみに登場した千葉県警の寺林省二刑事もワンシーンのみ登場している。他にも、『迷宮の十字路』に登場した京都府警のおじゃる警部こと綾小路文麿は、本作で劇場版2度目の登場を果たした。このように本作では、これまで登場した警察陣を一都五県で起こった事件という設定で纏めて登場させており“黒の組織”に対する“警察”という組織の描き方にも重きが置かれている。
  • 上記のような状況であるが故に、ジョディジェイムズキャメル等のFBI勢は未登場、また黒の組織や警察側のキャラクター以外の声付きのオリジナルキャラクターは本作では少なめである。そのオリジナルキャラクターの1人、水谷浩介を演じるのは、役名付きでは初のゲスト声優として起用された、ビーイング系バンドBREAKERZのメンバーでタレントのDAIGOである。
  • 主題歌を担当したのは、2009年現在TV、劇場版を含めて最も多くコナンの主題歌を歌ってきた倉木麻衣。本作の主題歌「PUZZLE」は11曲目のタイアップ曲となる。ちなみに彼女は黒の組織のメンバーが本格的に劇場版に初登場した『天国へのカウントダウン』でも主題歌を担当している。
  • 2009年6月には観客動員数291万人、興行収入34億円を突破し、シリーズ新記録を達成したことが発表された[4]
  • アイリッシュのキャラクター原案は原作者の青山剛昌が担当した(劇場パンフレットより)。
  • 劇場版上映間近の3月23日にアニメ版第176~178話「黒の組織との再会」がアニメ7内放映で再放映された。この話に登場した組織の一員であるピスコが、本編の内容に若干の関わりを持っている。
  • 神谷明が演じる毛利小五郎が登場する映画としては、本作が最後の作品である。以降の劇場版では小山力也(2009年10月現在のTVシリーズでも、小五郎を引き継いだ)が引き継ぐ予定。

[編集] 登場人物

[編集] メインキャラクター

※以上の人物については、名探偵コナンの登場人物を参照。

[編集] オリジナルキャラクター

[編集] 容疑者

黒の組織のメンバー。体術の達人でその実力は蘭を圧倒する。ベルモットの代わりに、警察内部に潜入する。また、コナン=新一との疑いを持ち、それを確かめるために帝丹高校と帝丹小学校に侵入する。ピスコを父親のように慕っていた。
フリーター。ななこと駆け落ちし、アパートの一室で同棲していた。恋人を失ったショックから立ち直れず、現在は仕事もしていない。
保育士。水谷の恋人だったが、2年前にホテル火災に巻きこまれ死亡。
公認会計士。ななこの兄。ななこを連れて駆け落ちした水谷を良く思っていない。
大学院生。水谷のアパートの隣人。
一年前、陣野修平を刺す傷害事件を起こし、現在も逃走している。肩を痛めているので右腕が上がらない。
ホステス。深瀬の恋人。上原刑事にマークされる。
埼玉県警警部。横溝参悟の埼玉県警時代の後輩。数々の事件に関わってきた江戸川コナンの存在に興味を示す。

[編集] その他のキャラクター

  • 陣野修平(43歳)
東都大学理工学部准教授。東都大学原子力研究所副所長。広域連続殺人事件の最初の犠牲者。犯人にペンダントを持ち去られる。
  • 加賀志津子(54歳)
料亭の女将。広域連続殺人事件の2番目の犠牲者。犯人に巾着を持ち去られる。
  • 岡倉政明(32歳)
代議士秘書。広域連続殺人事件の3番目の犠牲者。犯人にお守り袋を持ち去られる。
  • 北島梓(31歳)
IT企業派遣社員。広域連続殺人事件の4番目の犠牲者。犯人にコンパクトケースを持ち去られる。
  • 財津耕三(61歳)
バイク店店主。広域連続殺人事件の5番目の犠牲者。犯人にギターのアクセサリーを持ち去られる。
不動産業者。広域連続殺人事件の6番目の犠牲者。犯人にマスコットの人形を持ち去られる。
  • 新堂すみれ(34歳)
抽象画家。八王子にアトリエがある。連続殺人犯に心当たりがあると警察に通報するが、翌日に広域連続殺人事件の7番目の犠牲者となって発見される。犯人に赤い絵の具を持ち去られる。
東都タワーの受付嬢。

[編集] キャッチフレーズ

  • 「逃げ切れねぇ、か…」
  • 「すべての発端はヤツらと出会ったコト…」
  • 「生存率0%のデスゲーム」
  • 「誰も見たことのないバトルミステリーが今始まる」

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] 「名探偵コナン 漆黒の追跡者」製作委員会

[編集] 脚注

  1. ^ 名探偵コナン 漆黒の追跡者" 台湾で公開。台湾の公式サイト。 2009-04-23 (中国語)
  2. ^ "名探偵コナン 漆黒の追跡者" 韓国で公開 2009-06-15 (韓国語)
  3. ^ [1]
  4. ^ [2]

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月27日 (金) 08:48 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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