吸血鬼ドラキュラ (1958年の映画)
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| 吸血鬼ドラキュラ Dracula |
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|---|---|
| 監督 | テレンス・フィッシャー |
| 製作総指揮 | マイケル・カレラス |
| 製作 | アンソニー・ハインズ |
| 脚本 | ジミー・サングスター |
| 出演者 | ピーター・カッシング クリストファー・リー マイケル・ガフ |
| 音楽 | ジェームズ・バーナード |
| 撮影 | ジャック・アッシャー |
| 編集 | ビル・レニー |
| 公開 | |
| 上映時間 | 82分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 制作費 | £81,000 |
| 次作 | 吸血鬼ドラキュラの花嫁 |
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| キネマ旬報 | |
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| IMDb | |
吸血鬼ドラキュラ (原題:Dracula アメリカ公開題名: Horror of Dracula)は1958年のイギリスのハマー・フィルム・プロダクション製作の映画。ブラム・ストーカー原作の『吸血鬼ドラキュラ』の映画化。ホラー映画史上屈指の傑作として名高い。戦後ホラーの黄金コンビとされるピーター・カッシングとクリストファー・リーの共演作。監督テレンス・フィッシャー。
目次 |
[編集] 概要
前年に公開された『フランケンシュタインの逆襲』の大ヒットを受け、同じ主要スタッフ・キャストを起用してハマー・フィルムが制作した古典派ホラー第二弾。ユニバーサル映画の名作『魔人ドラキュラ』(1931年)以来の、ストーカーによる原作の映画化。初のカラーフィルムによるドラキュラ作品でもある。
ピーター・カッシングが吸血鬼ハンターのヴァン・ヘルシング役で主演、ドラキュラ伯爵はクリストファー・リーが演じた。監督はテレンス・フィッシャー。前作を上回る世界的ヒットとなり、ハマー・フィルムをクラシックホラー映画の名門に押し上げた。また、カッシングとリーを怪奇映画の大スターに、フィッシャーをホラーの名匠とし、この三者をホラーの黄金トリオと称するようになった。ドラキュラ役のリーが主演と記述されることも多いが、『フランケンシュタインの逆襲』同様にカッシングが主演である。
前作『フランケンシュタインの逆襲』では破滅へ向かう狂気の科学者を演じたカッシングは、本作では一転して吸血鬼の恐怖と闘う正義の博士を演じ、当たり役とした。また、前作ではグロテスクなメイクで言葉をしゃべらない怪物役であったリーが、本作では風格に満ちた伯爵を演じ絶賛され、『魔人ドラキュラ』のベラ・ルゴシと並ぶドラキュラ俳優となっていく。演出面でもクラシックな雰囲気にスピード感溢れる展開を融合させた吸血鬼映画の代表作として、また怪奇映画史上屈指の傑作として、現在でも高い評価を受けている。
本作の好評に伴い、ハマーはその後1974年まで9本(本作を含む)のシリーズ作品を製作した。(後述)
[編集] ストーリー
1885年、ジョナサン・ハーカーは吸血鬼であるドラキュラ伯爵を退治すべく、司書としてドラキュラ城を訪れたが、逆に吸血鬼の毒牙にかかってしまう。ハーカーを追ってヴァン・ヘルシング博士がドラキュラ城に到着したが、既にドラキュラは城を発った後だった。ドラキュラはハーカーの婚約者ルーシーを狙っていた。ルーシーの元を訪れたヘルシングだが、既に彼女もまたドラキュラの毒牙に犯されつつあった。ヘルシングはルーシーの兄アーサー・ホルムウッドと共に、ドラキュラとの壮絶な闘いを開始した。
[編集] キャスト
- ヴァン・ヘルシング博士:ピーター・カッシング
- ドラキュラ伯爵:クリストファー・リー
- アーサー・ホルムウッド:マイケル・ガフ
- ミナ・ホルムウッド:メリッサ・ストリブリング
- ジョナサン・ハーカー:ジョン・ヴァン・アイゼン
- ルーシー:キャロル・マーシュ
[編集] スタッフ
- 製作総指揮:マイケル・カレラス
- 製作:アンソニー・ハインズ
- 監督:テレンス・フィッシャー
- 脚本:ジミー・サングスター
- 音楽:ジェームズ・バーナード
- 撮影:ジャック・アッシャー
- 編集:ビル・レニー
[編集] 原作との相違
原作とはいくつかの大きな相違がある。原作はイギリスが主要舞台であるが、本作ではドラキュラ城があるトランシルヴァニアから地続きで、さほど遠くないと思しき周辺地で主にストーリーが展開する。具体的な地域の特定は難しく、イギリスと誤記している資料も多い。
原作で実質上の主人公であるハーカーは、ドラキュラの正体を知らずに招かれてドラキュラ城を訪ねるが,本作では最初からドラキュラ退治を目的としている。しかしハーカーは吸血鬼の犠牲となって早々と没し、ヘルシングが主役として、アーサーと共にドラキュラと闘う。そのヘルシングも原作の重厚な老教授とは違い、シャーロック・ホームズを思わせる痩身、俊敏で鋭利な博士として描かれている。原作でヘルシングはプロフェッサーで、一般にも「ヘルシング教授」と呼称される事が多いキャラクターだが、本作ではドクターである。
ヘルシングとともにドラキュラに立ち向かう2人の仲間、ジャック・セワード、キンシー・モリスの内、モリスは登場せず、セワードはルーシーの主治医として僅かに登場するが、ドラキュラと闘う事はない。原作でセワードが行っていた蓄音機による日記はヘルシングが受け継いでいる。また本作ではアーサーの妹がルーシー、妻がミナとなっているが、原作ではルーシーはアーサーの婚約者、ミナはジョナサン・ハーカーの婚約者であり後の妻である。この変更はハーカーの死亡で役の重要性が変化したことによると思われる。
[編集] シリーズ作品
- 吸血鬼ドラキュラ (1958年) *本作
- 吸血鬼ドラキュラの花嫁 (1960)
- 凶人ドラキュラ (1966)
- 帰って来たドラキュラ (1968)
- ドラキュラ血の味 (1970)
- ドラキュラ復活・血のエクソシズム (1970)
- ドラキュラ'72 (1972)
- 新ドラキュラ/悪魔の儀式 (1973)
- ドラゴンvs7人の吸血鬼 (1974)
- 本作の好評によりハマーの看板シリーズとして8本の後継作品が作られたが、その系譜はやや変則的である。2は1の続編だがドラキュラは登場せず、ヘルシングがドラキュラ配下の吸血鬼と闘う内容。3-6は復活したドラキュラが主役でヘルシングは登場しない。7.8では1以来のリーとカッシングの共演が実現するが、(製作当時の)現代に蘇ったドラキュラが、ヴァン・ヘルシングの子孫と闘う異色作。9は中国を舞台にヘルシングとドラキュラが闘う更なる異色作で、リーは8を最後に引退宣言をした為、ドラキュラはジョン・フォーブス・ロバートソンが演じている。
最終更新 2009年11月27日 (金) 18:35 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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