呪文-MIROTIC-

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呪文 -MIROTIC-」(じゅもん・ミロティック)は、東方神起2008年に発表した楽曲である。日本語バージョンと韓国語バージョンの2種類あり、日本語バージョンは日本で24作目となるシングルとして同年10月15日エイベックス・エンタテインメントrhythm zoneより発売され、韓国語バージョンは韓国で4作目となる東方神起のオリジナル・アルバム『呪文-MIROTIC』のリード曲として同年9月26日[1]エスエム・エンタテインメントより発売された。

目次

[編集] 解説

本作は、BoAのアメリカでのデビュー曲[2]やドイツの女性アイドルグループ「モンローズ」[3]、デンマークの男性歌手マーティン[4]などのアルバム・プロデュースを手掛けているレミー、トーマス・トロエルセン(トールセン)のデンマーク人コンビや、ドイツ人歌手のサラ・コナーなどが作曲を担当して製作された[注釈 1][注釈 2]。ただし、本作のクレジットにコナーの名はない[5][注釈 3]。コナー自身も本作を「アンダー・マイ・スキン」という曲名でシングル化しており[6]、レミーとトロエルセンが製作に参加したコナーのアルバム『セクシー・アズ・ヘル』に収録されている[7][注釈 4]

この「アンダー・マイ・スキン」との関係について、本作を発表した当初は公にしていなかったため、「コナーの曲に似ている」と韓国で盗作騒ぎが起き、所属事務所のエスエム・エンタテインメントが「どちらも作曲者が同じであり同一の曲だが、2008年1月にレミーとトロエルセンからサラ・コナーと東方神起に同時に提供されたものであり、楽曲の使用許諾はヨーロッパではコナーが、アジアでは我々が得ている。だから、盗作でもカバーでもない」と釈明する出来事もあった[8][注釈 5]

原題は「エロティック (EROTIC)」[注釈 3]。しかし、メンバーのジェジュンが韓国語で「迷路」を意味する“ミロ”に“ティック”を合わせた「Mirotic」という造語を思い付き、それが最終的に採用されている[10]。ミュージック・ビデオは日本語と韓国語の両バージョンともチョ・スヒョンが監督を務め[11][12]、振付はダンサーのケニー・ウォーマルド(ジャスティン・ティンバーレイククリス・ブラウンプロデュースが担当した[13]。  

[編集] 日本語バージョン

呪文 -MIROTIC-
東方神起シングル
収録アルバム 『The Secret Code
B面 どうして君を好きになってしまったんだろう?-THE LEVEL remix-
リリース 日本の旗 2008年10月15日 (CD)

中華民国の旗 2008年12月10日 (CD)[14]

規格 CDシングル
デジタル・ダウンロード
ジャンル J-POP、ダンス・ポップ
時間 10分42秒
レーベル rhythm zone
プロデュース エイベックス・エンタテインメント[要出典]
ゴールド等認定
チャート最高順位
東方神起 シングル 年表
どうして君を好きになってしまったんだろう?
(2008年)
呪文-MIROTIC-
(2008年)
Bolero / Kiss The Baby Sky / 忘れないで
(2009年)

[編集] 日本版の解説

呪文 -MIROTIC-」の日本語バージョンのシングルは、規格が[CD]、[CD](Bigeast限定)[15]、[CD+DVD]仕様の2形態の合計3種で、2008年10月15日リリースとなった[16]

[CD]仕様には「どうして君を好きになってしまったんだろう?」のリミックスバージョンが収録されている。「Rising Sun」「"O"-正・反・合」のように「全アジア展開リード曲」となった。前リリースシングルに続いてタイアップはついていない。

[編集] イベント

2008年10月16日、リリース記念のシークレットイベント「MIROTIC PARTY」が東京都内のクラブで開催された[17][18][19]。東方神起の公式ファンクラブ会員のみ抽選で少人数が招待されたもので、メディア取材があった(物品販売は行れていない)。10月中に日本のテレビでライブ披露することはなかった(この曲での音楽番組の出演はなかった)。

[編集] チャート

オリコンで首位を獲得。2008年にリリースされたシングル4作全てが首位となった。また、日本以外の出身アーティストによる首位獲得最多数記録を更新した。ビルボードジャパン ホット100は、自己最高位となる4位であった。このほかアジアのタイ台湾・韓国の各種チャートで1位を記録した[20][注釈 6]

[編集] 収録内容

  • CD
    1. 呪文 -MIROTIC-
    2. どうして君を好きになってしまったんだろう? -THE LEVEL remix-
      • 作詞: Lambsey 作曲: Sylvia Bennett-Smith / Fredrik“Fredro”Odesjo / Mats Berntoft リミキサー: THE LEVEL
    3. 呪文 -MIROTIC- (Less Vocal)
  • CD + DVD
    1. 呪文 -MIROTIC-
    2. 呪文 -MIROTIC- (Less Vocal)
    • DVD
      1. 呪文 -MIROTIC- (Video Clip)
        • Off Shot Movie (初回限定盤のみ収録)

[編集] 規格

CD

CD + DVD

  • 品番: RZCD-46058/B
  • 初回限定特典
    • オフショットムービー(DVDに収録)
    • ジャケットサイズカード封入(6種のうち1種を無作為に封入)

CD (Bigeast限定)

  • 品番: RZC1-46060
  • ピクチャーレーベル仕様
  • 東方神起の日本公式ファンクラブ「Bigeast」会員のみに完全予約受付販売
  • 収録内容はCDのみ仕様と同じである

[編集] テレビ出演

MUSIC JAPAN presents 東方神起スペシャル(2008年11月30日・12月31日、NHK総合BS2

SHIONOGI MUSIC FAIR(2009年2月7日、フジテレビ

au by KDDI PRESENTS「ONTAMA CARNIVAL 09」(2009年3月22日、CSテレ朝チャンネル

ECO LIVE SENDAI VOL.4 〜楽しいうちエコ、未来のうちエコ〜(2009年3月20日25時、KHB

[編集] 韓国語バージョン

呪文 -MIROTIC
東方神起楽曲
収録アルバム 呪文-MIROTIC
リリース 韓国の旗 2008年9月19日デジタル[21]
韓国の旗 2008年9月26日 (CD)[1]
日本の旗 2008年12月17日 (CD)
規格 CDアルバム
デジタル・ダウンロード
ジャンル K-POP、ダンス・ポップ
レーベル エスエム・エンタテインメント
呪文-MIROTIC 収録順
愛よ、泣かないで (Don't Cry My Lover)
(2)
"呪文 -MIROTIC"
(3)
CRAZY LOVE
(4)

本作の韓国語バージョン「呪文 -MIROTIC」(주문-MIROTIC)は、東方神起のアルバム『呪文-MIROTIC』のタイトル曲である。日本語バージョンと異なり、本バージョンにはタイトルの最後のハイフンがない。アルバムには、写真集が付属するAバージョン及びDVDが付属するBバージョンでは1曲目、CDのみのCバージョン及び日本盤では3曲目に収録されている。詞は、東方神起の楽曲を多くプロデュースしているユ・ヨンジンが手掛けた[注釈 7]

[編集] 韓国政府による有害指定

本バージョンは2008年11月20日、歌詞の全体が「扇情的」であるとして韓国保健福祉家族部の下部組織である青少年保護委員会から、韓国女性歌手ソルビの「ドゥ・イット・ドゥ・イット」や米国歌手レディー・ガガの「ラヴゲーム」など109曲とともに、同国の青少年保護法に基づく「青少年有害媒体物」の指定を受け、同月27日に官報告示された[22][23][注釈 8]。これにより、同曲を収めたアルバム『呪文-MIROTIC』を19歳未満に販売することや深夜から早朝を除く時間帯の放送が禁止となった[22][32][注釈 9]

同曲にはこれ以前から、音楽評論家のイ・ムンウォンが「意図的に騒ぎを起こす広告手法を展開するために扇情的な歌詞を使っている」と指摘する[34]など「歌詞が欲情的」という批判は多々あったが[35]、政府による有害指定には「時代遅れ」「結果的に政府がCDの宣伝をしている」と基準や実効性を疑問視する声が相次ぎ[22][36]、青少年保護委員会で1次審議を担当するレコード審議委員会の委員を務めていた音楽評論家のイム・ジンモは「審議の基準は保守的で無理がある」として同委員を辞任[37][38]、所属先のエスエム・エンタテインメントは歌詞の一部を変更したクリーン・バージョンを製作する一方で[注釈 10]、処分取消訴訟を起こす[41]など波紋を呼んだ[注釈 11]

また、あらかじめ効力発生日に設定されていた同年12月4日に突然、一斉報道が開始された日本では[43]、東方神起が同月末放送のNHK紅白歌合戦に出演することが同年11月25日[44]に発表されていたことから、NHK側が同日の会長定例記者会見の場で出演の撤回はないことを明言し[45]、翌5日には同番組の演出担当者がブログにて日本語バージョンをテレビで流すことに支障はないとのコメントを発表するなど対応に追われた[46][注釈 12]

その後、2009年4月にソウル行政法院での1審において指定を取り消す判決が下されたが[47][注釈 13]、青少年保護委員会は控訴している[49][注釈 14]

[編集] 脚注

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[編集] 注釈

  1. ^ レミーはw-inds.Top Secret」(日本音楽著作権協会の作品コードは0W7-0626-6)や土屋アンナ「SLAP THAT NAUGHTY BODY」(同0U7-3543-9)の作曲も手掛けている。
  2. ^ 同曲の作曲者・作詞者・訳詞者は、日本音楽著作権協会の作品データベース検索サービス「J-WID」で確認できる(作品コードは、日本語バージョンが0Z3-8521-5、韓国語バージョンが0Z5-7912-5)。
  3. ^ 同曲の原題と韓国語バージョンのクレジットは、韓国音楽著作権協会公式サイトのデータベースで確認できる(作品コードは1001144403)。
  4. ^ 「アンダー・マイ・スキン」のISWC(国際標準音楽作品コード)はT-802.600.271-2。同曲の作曲者・作詞者は著作権協会国際連合 (CISAC) やドイツの音楽著作権管理団体GEMAの公式サイトにあるISWCのデータベースで確認できる。
  5. ^ 東方神起の後輩に当たるアイドルグループのシャイニーが同じ2008年に発表した「サンソガトゥンノ」(酸素のような君)もレミーとトーマス・トロエルセンのコンビが提供した曲だが、こちらはレミーがオーディション番組『Xファクター』のデンマーク版で見出した[4]デンマーク人歌手マーティンの持ち歌「ショー・ザ・ワールド」のカバーであることを初めから明らかにしている[9]
  6. ^ 東方神起の「受賞歴など」参照。
  7. ^ 韓国音楽著作権協会公式サイトのデータベースではユ・ヨンジンが作詞者(作品コードは1001144403)となっているが、日本音楽著作権協会の作品データベース検索サービス「J-WID」では作曲者4名が作詞者で、ユ・ヨンジンは訳詞者となっている(同0Z5-7912-5)。
  8. ^ 同時期に韓国の著名な歌手やアイドルグループの曲が相次いで青少年有害媒体物の指定を受けており、前後3か月間だけでもオム・ジョンファ[24]シン・ヘチョル[25][26]エピック・ハイパク・ジニョン、フィソン[27]、ペク・ジヨン[28]ビッグバン[29]などの曲が対象となった。このうち、ピとペク・ジヨンは東方神起と同じく、アルバムのプロモーション活動中に収録曲が指定を受けたが、ピはクリーン・バージョンを即座に発表して同活動を続ける対応を取り[30]、ペク・ジヨンは同活動が終盤に入っていたため、クリーン・バージョンを製作せず活動を終了させている[31]
  9. ^ 正確には、青少年保護法第19条に基づく大統領令により、月曜日から土曜日までの平日は13時から22時まで、公休日(日曜日及び祝祭日)や長期休暇期間(7月16日から8月31日までの夏休み及び12月18日から2月7日までの冬休み)は10時から22時まで放送することができない[33]
  10. ^ 韓国では青少年保護法に基づく事後審議ほか、三大地上波放送局のKBSMBCSBSによる自主的な事前審議もあり[39]、審議を通過できずプロモーション活動に影響が出る場合は、歌詞の一部を修正した「クリーン・バージョン」を製作して対応することが多い[40][30]
  11. ^ 指定への批判に対して保健福祉家族部側は、同曲への指定を決定する際に非難の声があったことを認めつつ、レコード審議委員会の判断を考慮して慎重に審議された結果であり、青少年保護委員会が独断で決めたのではないと反論している[42]
  12. ^ NHKの一部音楽番組は、指定の効力が及ぶ韓国でもNHKワールド・プレミアムを通じて放送されている。
  13. ^ この一件で青少年保護委員会レコード審議委員を辞めていた音楽評論家のイム・ジンモは判決直後に、判決はどちらかといえば青少年保護委員会の敗北と解釈できるとする一方、これを機に同委員会も青少年への配慮が足らない歌謡界も互いに反省すべきと苦言を呈するコメントを出している[48]
  14. ^ 青少年保護委員会が控訴したため、1審の判決はこの時点では確定しておらず、取り消しは行われていない[48]

[編集] 出典

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  2. ^ 「インタビュー、2年ぶりアルバムの東方神起、イメチェンに期待を」 ブロコリ(YONHAPNEWS)、2008年9月25日。
  3. ^ "Vandt du Monrose?" (デンマーク語). GAFFA.dk (2007-12-20). 2009-05-29 閲覧。
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  18. ^ 「東方神起、ファンに公開生告白」 オリコン、2008年10月16日。2008年10月閲覧。
  19. ^ 日本テレビ系ズームイン!!SUPER - エンタニュース』2008年10月17日放送にて、2008年10月16日のリリース記念イベント(2曲LIVE)の様子が紹介される。『日刊スポーツ新聞』「東方神起がファンに呪文で歓声」2008年10月17日付と『スポーツ報知新聞』「東方神起の甘い言葉に」2008年10月17日付に掲載。
  20. ^ 「4thアルバムが50万枚を突破 過去5年で最大記録」GYAOアジアナビ、2009年1月9日。2009年2月16日閲覧。
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オリコン週間シングルチャート第1位
2008年10月27日
前作:
倖田來未
TABOO
東方神起
呪文 -MIROTIC-
次作:
Hey! Say! JUMP
真夜中のシャドーボーイ

最終更新 2009年11月30日 (月) 21:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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