営団01系電車

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営団01系電車
渋谷駅に進入する01系
渋谷駅に進入する01系
編成 6両編成
起動加速度 3.0km/h/s
営業最高速度 65km/h
設計最高速度 分巻チョッパ車 75km/h
VVVFインバータ車80km/h
減速度 4.0km/h/s(常用最大)
4.5km/h/s(非常)
編成定員 608(座席248または244)人
車両定員 先頭車100(座席36)人
中間車102(座席44または42)人
全長 16,000mm
全幅 2,550mm
全高 試作車のみ3,485mm
量産車3,465mm
編成質量 分巻チョッパ車164.8t
VVVFインバータ車151.6t
車両質量 チョッパ車23.5~29.3t
VVVFインバータ車21.5~26.8t
チョッパ車のうち試作車である第01編成は一部異なる。
軌間 1,435mm
電気方式 直流600V
第三軌条方式
主電動機 直流分巻電動機
かご形三相誘導電動機
永久磁石同期電動機(試験車)
定格出力はいずれも120kW 
編成出力 1,440kW
歯車比 101:15 (6.73)
制御装置 高周波分巻チョッパ制御
IGBT-VVVFインバータ制御
駆動装置 WN平行カルダン
台車 分巻チョッパ車FS-520・FS-020
VVVFインバータ車SS-130A・SS-030A
ブレーキ方式 ATC連動電気指令式空気ブレーキ回生ブレーキ併用)
保安装置 東京メトロCS-ATCTASC
製造メーカー 川崎重工業日本車輌製造
東急車輛製造近畿車輛
備考
第25回(1985年
ローレル賞受賞車両

カテゴリ / テンプレート

営団01系電車(えいだん01けいでんしゃ)は、1984年(昭和59年)1月1日より営業運転を開始した東京地下鉄(旧・帝都高速度交通営団銀座線用の通勤形電車

目次

[編集] 概要

半蔵門線用の8000系までの実績にさらに新しい技術を導入し、各種の改良・検討を実施した上で1983年昭和58年)に試作車1編成が落成し、翌年の1984年(昭和59年)から量産が開始された。アルミ合金製で、車体長16m級、車体幅は2,550mmの3扉車である。1997年平成9年)までに6両編成38本(228両)が製造された。

1980年代当時、銀座線において運用されている車両には戦前から使用している車両があり、その後に投入した車両も同様なデザインから「銀座線は古い」というイメージが一般乗客に多くあった。このため、従来の銀座線車両のイメージを大きく変えるデザインを採用し、同線のイメージアップを図ることを目指した。

各客用ドアの室内側上部には路線図式車内案内表示器が設置されている。この案内表示器の両端にはドアが開く方向を予告点灯するランプが設置され、あわせてドアチャイムも鳴動する。このような設備は当時は珍しく、乗客にも好評であった。試作車はこの案内表示器が量産車と仕様が異なっていたが、溜池山王駅開業準備時に量産車と同じものに更新された。また駅ナンバリングを導入した際に、駅名表記部には駅番号を表記したステッカーが貼付された。

銀座線の旧型車の置換え用として登場した、いわゆる「0x系」シリーズの最初の系列であり、以降他路線の旧型車の置換え用車両および列車増発用増備車にはすべて「0x系」の系列名が与えられている。走行性能は従来の銀座線車両を大幅に上回り、高速性はかつて日比谷線に在籍していた3000系に匹敵する。1993年に01系に統一された時点で、CS-ATC導入と合わせて銀座線のスピードアップが実現した。

[編集] 外観

前述したが、銀座線のイメージアップのために全く新しいデザインで製造された。同様のデザインは後の「0x系列」でも多く採用されている。外観では車両限界を有効活用するために屋根肩部をトンネル形状に合わせて直線的にカットし、併せて先頭車前面の角も直線状にカットして、全体的に直線性を強調したデザインを採用した。

車体は千代田線用の6000系以降の車両と同じくアルミ合金製の無塗装車体である。しかし車体構造は従来の骨組構造からアルミニウムの大形や中空の押出形材を多用し、これを連続溶接で組み立てる新しい工法を採用して品質向上とコスト低減を図っている。

側窓の下に銀座線のラインカラーである橙色の帯と、アクセントとして帯上部に黒・白の細帯が入っている。検討段階では側窓の幅いっぱいにオレンジ色のマーキングフィルムを貼る案もあったが軽快さに欠けるということで採用されなかった。

デザインが決まった頃には、18個の星(当時の銀座線の駅数から)が「G」を囲むシンボルマークを運転室後部側面に付けるという案もあった。

前面形状は左右非対称で非常口貫通式(スイング式プラグドア)である。第三軌条方式のため線路に降りると感電の危険性があることから非常階段・梯子は設置していなかった。しかし、2008年頃より非常用梯子が運転室内に設置されるようになった。前面ガラスは青みかかった熱線吸収ガラスを使用して3分割されているが、窓間の柱を黒く塗装し、一体感を持たせている。窓上部には行先表示器運行番号表示器と車両番号表記を配している。行先表示器は前面のみで、側面には設置していない。

車両番号には従来のX000系列をやめ、新しく「0X系列」の車両番号表記を採用した。下記の運用と編成項目も参照のこと。銀座線は他社線への直通運転をしないため、営団時代は車外にシンボルマーク(団章、Sマーク)の表示は妻面にしかなかった(02系は側面のみ)が、東京地下鉄発足時にはシンボルマークの「ハートM」が正面と側面に貼付された。

[編集] 車内内装

内装配色はベージュ系の模様入りで、天井はホワイト系の「セシリア」、側壁にベージュ系の「ストーンワークアイボリー」、袖仕切にはベージュに茶色で斜めのストライプが入った「バイヤクロス」と呼ばれる化粧板を使用した。

座席は6次車まで共通で1人分の掛け幅が440mmのロングシートである。床材は中央をベージュ・外側を茶色とした2色である。これは床を色分けすることで座客の足を投げ出すことを防止するためのフットラインとした。側窓はすべて開閉可能な一段下降窓である。なお、営業区間の地上部は渋谷駅付近のみであることから、巻き上げカーテンは設置していない。

客用ドアは客室側も化粧板仕上げである。ドアガラスは従来車両では小さいガラスが使用されていたが、本系列より下方向に大きいガラスを採用した。ドアエンジンは低騒音で、従来よりも保守が容易な鴨居取り付け形を採用した。連結面は8000系同様各車端に貫通扉を設置し、妻窓も設置する[1]

網棚にはステンレス線を格子状にスポット溶接した新しいデザインのものを採用した。これは後の「0x系列」でも大きく採用されている。車内のつり革は△形であり、当初は座席前の線路方向のみ設置していた。その後、2次車からは枕木方向へもつり革が増設された。さらにドア上部の線路方向へは後年に全車が増設された[2]

このほかに車内放送装置には自動音量調整機能を設置し、乗客へ聞き取りやすいものとしたほか、マップ式車内案内表示器、ドアチャイムや車外スピーカーなどサービス向上のための新しい機器が多く採用された。

2007年(平成19年)夏頃から非常通報装置と非常コックの案内表示・車内号車表示と消火器表示のシールが10000系に準じた蛍光塗料の塗られたものに変更された。

[編集] 乗務員室

乗務員室内装は緑色、運転台計器盤は紺色のデスクタイプである。

主幹制御器は前後にスライドする横軸レバーのツーハンドル式[3]である。計器盤中央にはアナログ計器式の速度計(90km/h表示)が、左端には故障表示器[4]がある。

乗務員室と客室の仕切りには前面窓と同じような比率で窓が3枚あり、遮光幕はすべての仕切り窓に設置してあるが、原則として大窓と乗務員室扉窓が使用される。なお仕切扉窓は開閉可能な窓で、ガラスにはオレンジ色の着色ガラスを使用、客室から見て1番右側の窓は透明ガラスを使用する。

仕切扉にオレンジ色の着色ガラスを使用したのは運転士が遮光幕を使用しなくても運転に支障がないようにするためや車掌が案内放送の際に、乗客の視線を気にせずにできることを考慮したものである。

[編集] 冷房装置

当初、銀座線ではトンネル冷房[5]を実施しており、また車両限界が小さく車両の冷房化は困難と考えられていたため、第23編成までは非冷房で落成した。

その後、1990年(平成2年)に三菱電機において厚さ240mmと薄形の冷房装置が開発された。能力は14,000kcal/hであり、これを屋根に埋め込む形で各車2基搭載した(集約分散式・三菱電機製CU-766形)。

最初に1990年(平成2年)8月に第16編成を冷房試作車として搭載し、機能確認後に採用へ踏み切った。冷房化改造を施工した車両では車外スピーカー部を除き側面上部の通風口を塞いでおり[6]、当初より冷房付きで登場した編成[7]とは明確に区別できる。

車内では非冷房車では天井は高く、通風用に外気循環形のファンデリアが各車6台設置されていた。冷房車・冷房改造車では冷房用ダクト・ラインデリアの設置で天井は低くなり、さらに車端部では冷房装置本体があり、この場所は中央よりも110mm低くなっている。

[編集] 形態分類

[編集] 試作車(1983年度製)

  • 1983年(昭和58年)5月中旬に川崎重工業で落成し、搬入された第01編成が該当する。入籍は9月、営業運転は1983年(昭和58年)12月31日終夜運転からである。
    • 実際には1984年(昭和59年)1月1日の0:15発車の上野駅浅草駅行きより営業運転を開始した。
    • 営業運転は当初の予定は量産車が登場する1984年秋頃であった。本編成は新しい方式の制御装置を採用したために1983年(昭和58年)6月より12月まで各種の性能試験を実施していたが、日中に銀座線で試運転を実施した際に、これを見た乗客から「いつから乗れるのか」といった問い合わせが営団に多く寄せられたために、時期を大幅に早めることとなった[8]
  • 銀座線用車両は小形であるため、制御方式には機器の小形化の見込めるリニアモーター駆動、VVVFインバータ制御分巻チョッパ制御の3つを検討した。前者2つはコスト面などから断念し、従来のチョッパ制御の改良型でもある高周波分巻チョッパ制御(1C4M制御方式)を採用した[9]
    • このチョッパ装置は従来のチョッパ装置は20m車用であり、小形の銀座線用車両には筐体が大きいこともあり同線用の小形チョッパ装置として開発された。素子には大容量のGTOサイリスタを採用した。これによって、従来のチョッパ制御装置に比べて重量・スペースなど約20%の小形軽量化を実現している。
    • この試作車では1両ごとに三菱電機日立製作所東芝製の制御装置を搭載している。
  • 台車は緩衝ゴム式軸箱支持方式のFS-520・FS-020形台車を採用。従来車両と比べ、軸距は2,200mmから2,000mmに変更、さらに基礎ブレーキを両抱き踏面式から片押し踏面式に変更し、床下艤装スペースの拡大・曲線通過性を向上させた。
  • 車内は前述したが、化粧板はつや消し仕上げ、座席モケットは8000系落成時と同様のワインレッドに区分柄入りのものを採用した。(シルバーシート(当時)はグレーの単色)側窓枠についてはアルミ製である。
  • この編成の車内案内表示器はデザインの違いで3種類あり、開閉予告灯は設置されなかった。前記の通り、溜池山王開業時に量産タイプに交換されている。また、そのためドアチャイムも第02編成以降とは異なっており、小田急1000形に似たチャイムであった。
←渋谷・浅草→ 01-100形
(CT1)
01-200形
(M)
01-300形
(T)
01-400形
(M')
01-500形
(M)
01-600形
(CT2)
製造メーカー 竣工時期
搭載機器 MG,CP,BT CHP SIV CHP CHP MG,CP,BT
試作車 01-101 01-201 01-301 01-401 01-501 01-601 川崎重工 1983年9月20日
  • 凡例 CHP:主制御装置(1C4M)、MG:15kVA電動発電機、SIV:110kVA静止形インバータ(冷房電源用)、CP:空気圧縮機、BT:蓄電池

[編集] 1次車(1984年度~1987年度製)

01系第18編成。1986年度落成
  • 第02編成~第23編成が該当する。
  • 車体メーカーは東急車輛・川崎重工ほか。
  • 試作車での実績にさらに改良を加えた量産車として1984年(昭和59年)11月30日より順次営業運転に就役した。
  • 外観では屋根天井の曲線を大きくし、車両の高さを20mm低くした。
  • 車外スピーカーを外板取付けから通風口と同じ位置に変更。尾灯戸閉車側灯白熱球からLEDに変更。
    • なお、車側灯・尾灯は試作車も後にLED式に改造されている。
  • ファンデリアカバーの形状を丸型→角型に変更した。
  • 座席モケットは茶色系でエコーラインの区分柄に変更(シルバーシート(当時)は青系でシルバーライン入り)した。
  • 床材は汚れの目立ちにくい柄に変更した。また、車内案内表示器は大型化され、同時に戸閉開閉予告灯も設置され、ドアチャイムがいわゆる「営団チャイム」になった。
  • 1986年度投入の第13編成から消火器が従来の車端部天井付近から車端部下のケースに格納された。
  • チョッパ制御装置は試作車で採用した3社の装置を編成ごとに分けている。なお、車両重量も試作車より1tほど軽くなった。
    • 試作車登場時(非冷房):編成重量:164.7t・車両重量:22.0~29.5t
    • 量産1次車登場時(非冷房):編成重量:158.6t・車両重量:21.1~28.5t
  • 将来のATC化に備えて誘導障害防止のためチョッパ装置の周波数を変更(高周波化)を実施した。
  • このグループまでは非冷房で落成したが、1990年~1995年に冷房装置搭載改造を施工した。
非冷房時代は車内天井にファンデリアが設置されていたが、冷房化の際にラインデリアに変更されたほか車体全長に冷風ダクトの新設が行われた。
  • 暖房装置は冷房搭載後も設置されていない(試作車も同様)。
←渋谷・浅草→ 01-100形
(CT1)
01-200形
(M)
01-300形
(T)
01-400形
(M')
01-500形
(M)
01-600形
(CT2)
製造メーカー 竣工時期
1次車
1984年度製
01-102
01-103
01-104
01-105
01-106
01-202
01-203
01-204
01-205
01-206
01-302
01-303
01-304
01-305
01-306
01-402
01-403
01-404
01-405
01-406
01-502
01-503
01-504
01-505
01-505
01-602
01-603
01-604
01-605
01-606
川崎重工
川崎重工
日本車輌
東急車輛
近畿車輛
1984年11月
1984年12月
1985年12月
1985年3月
1985年3月
1次車
1985年度製
01-107
01-108
01-109
01-110
01-111
01-112
01-207
01-208
01-209
01-210
01-211
01-212
01-307
01-308
01-309
01-310
01-311
01-312
01-407
01-408
01-409
01-410
01-411
01-412
01-507
01-508
01-509
01-510
01-511
01-512
01-607
01-608
01-609
01-610
01-611
01-612
近畿車輛
東急車輛
川崎重工
川崎重工
川崎重工
川崎重工
1985年7月
1985年8月
1985年10月
1985年11月
1986年1月
1986年3月
1次車
1986年度製
01-113
01-114
01-115
01-116
01-117
01-118
01-213
01-214
01-215
01-216
01-217
01-218
01-313
01-314
01-315
01-316
01-317
01-318
01-413
01-414
01-415
01-416
01-417
01-418
01-513
01-514
01-515
01-516
01-517
01-518
01-613
01-614
01-615
01-616
01-617
01-618
日本車輌
日本車輌
日本車輌
日本車輌
川崎重工
川崎重工
1986年7月
1986年7月
1986年9月
1986年12月
1987年2月
1987年2月
1次車
1987年度製
01-119
01-120
01-121
01-122
01-123
01-219
01-220
01-221
01-222
01-223
01-319
01-320
01-321
01-322
01-323
01-419
01-420
01-421
01-422
01-423
01-519
01-520
01-521
01-522
01-523
01-619
01-620
01-621
01-622
01-623
近畿車輛
東急車輛
日本車輌
川崎重工
川崎重工
1987年7月
1987年8月
1987年11月
1987年12月
1987年12月

[編集] 2次車・3次車(1990年度・1991年度製)

  • 第24編成~第31編成が該当する。
  • 車体メーカは日本車輌製造、制御器メーカは日立製作所、モータは三菱電機
  • 新製時より冷房装置と客室暖房装置を搭載。銀座線では初めての冷暖房搭載車である。
  • 車内は化粧板を光沢のあるものに変更、座席はバケットシートに変更され。窓枠もFRP成形品に変更された。
  • 自動放送装置を新製時より設置した。これは後年、在来車にも設置されたが、放送に起用されている声優や内容は東京メトロ移行時に変更された。
  • 側引戸は結露防止と戸袋への引き込み防止のため複層ガラスとされた。
  • 3次車からは新製時よりATC装置を搭載した。在来車も後に搭載された。
  • ATC装置の搭載に合わせて常用減速度を2次車までの3.5km/h/sから丸ノ内線用の車両と同じ4.0km/h/sに変更した。
←渋谷・浅草→ 01-100形
(CT1)
01-200形
(M)
01-300形
(T)
01-400形
(M')
01-500形
(M)
01-600形
(CT2)
竣工時期
2次車 01-124
01-125
01-126
01-127
01-224
01-225
01-226
01-227
01-324
01-325
01-326
01-327
01-424
01-425
01-426
01-427
01-524
01-525
01-526
01-527
01-624
01-625
01-626
01-627
1990年12月
1991年1月
1991年2月
1991年2月
3次車 01-128
01-129
01-130
01-131
01-228
01-229
01-230
01-231
01-328
01-329
01-330
01-331
01-428
01-429
01-430
01-431
01-528
01-529
01-530
01-531
01-628
01-629
01-630
01-631
1991年6月
1991年6月
1991年7月
1991年7月

[編集] 4次車(1992年度製)

  • 第32編成~第36編成が該当する。
  • 車体メーカは日本車輌、制御器メーカは東芝、モータは三菱電機。
  • 前面の行先表示器と運行番号表示器が字幕式からLED化され、行先表示から英字表記が廃止された。
  • ユニバーサルデザインの一環として車いすスペースを車内の2か所に設置。また非常通報装置を警報式から乗務員と相互通話可能な通話式に変更した。
  • 保守性の向上を目的に基礎ブレーキをシングルブレーキからユニットブレーキに変更した。
←渋谷・浅草→ 01-100形
(CT1)
01-200形
(M)
01-300形
(T)
01-400形
(M')
01-500形
(M)
01-600形
(CT2)
竣工時期
4次車 01-132
01-133
01-134
01-135
01-136
01-232
01-233
01-234
01-235
01-236
01-332
01-333
01-334
01-335
01-336
01-432
01-433
01-434
01-435
01-436
01-532
01-533
01-534
01-535
01-536
01-632
01-633
01-634
01-635
01-636
1992年4月
1992年5月
1992年5月
1992年7月
1992年7月

[編集] 5次車・6次車(1993年度・1997年度製)

01系第38編成。VVVFインバータ制御で、1997年に溜池山王駅開業に伴い落成
  • 第37編成と第38編成が該当。
  • 制御方式はVVVFインバータ制御IGBT素子・3レベル・1C2M群制御)に変更された。インバータ装置は第37編成が三菱製、第38編成は東芝製である。台車についてもモノリンク式ボルスタレス台車(SS-130A・SS-030A形)に変更され、軸距も1,900mmに小形化した。
  • 第37編成の車内では座席モケットを茶色に変更、袖仕切上部のパイプにモケットが巻かれ、床材のデザインも変更された。
  • 第37編成の投入により最後まで残っていた2000形・1500N形は営業運転を終了し、銀座線はすべて本系列に統一された。
  • 第38編成は1997年(平成9年)9月に溜池山王駅が開業することに伴い、運用数が増えるために増備された。仕様は第37編成に準拠しているが自動放送の音源、音質、座席モケット、床材の変更や窓枠を着色のアルミにするなど若干の違いがある。また、この編成のみ転落防止幌が取り付けられている。
  • 2007年秋より、01-238号車にて東芝製の永久磁石同期電動機の試験を行っている[10]。なお、この試験結果は今後実施予定の丸ノ内線02系更新車への採用や、今後新製予定の千代田線用新型車両への採用に反映が予定されている。
  • 主電動機三相交流化に伴い、車内床の主電動機点検蓋(トラップドア)は省略された。
←渋谷・浅草→ 01-100形
(CT1)
01-200形
(M)
01-300形
(T)
01-400形
(M')
01-500形
(M)
01-600形
(CT2)
製造メーカー 竣工時期
搭載機器 SIV2,CP,BT VVVF SIV1 VVVF VVVF SIV2,CP,BT
5次車 01-137 01-237 01-337 01-437 01-537 01-637 日本車輌 1993年7月
6次車 01-138 01-238 01-338 01-438 01-538 01-638 近畿車輛 1997年8月
凡例 VVVF:主制御装置(1C2M2群)、SIV1:110kVA静止形インバータ(冷房電源用)、SIV2:40kVA静止形インバータ、CP:空気圧縮機、BT:蓄電池

[編集] 落成後に行われた改造など

2008年(平成20年)時点での座席モケットの表地・床材は経年劣化により、張替えが実施されており、いずれも落成時のものとは異なる。2008年現在の座席モケットは非バケットシート車(第01~23編成)はオリジナルに近い茶色の区分柄モケット、バケットシート車(第24編成以降)は赤色のプリント柄にそれぞれ変更されている。なお、優先席付近の座席は青色であり、この付近のつり革はオレンジ色のものに交換されている。

[編集] 仕様一覧表

  第1編成 第2~23編成 第24~31編成 第32~36編成 第37編成 第38編成
制御方式 高周波分巻チョッパ IGBT素子VVVFインバータ
主電動機出力 120kW
台車 緩衝ゴム式軸箱支持方式台車 モノリンク式ボルスタレス台車
基礎ブレーキ装置 シングルブレーキ ユニットブレーキ
行先表示器 字幕式 LED
座席形状 非バケットタイプ バケットタイプ

[編集] 特別装飾

  • 1997年(平成9年)10月から12月まで、第22編成が「地下鉄走って70年」記念列車に使用された。先頭車には開業当時の1000形をイメージした黄色い車体色やリベットの模様が、ステッカーにより再現された。
  • 2007年(平成19年)12月2日から2008年(平成20年)1月11日まで、第17編成が80周年記念のラッピング電車として運行された。こちらは6両全車が1000形をイメージした車体カラーになっていた。

[編集] 運用と編成

渋谷浅草

01-100 (CT1) - 01-200 (M) - 01-300 (T) - 01-400 (M') - 01-500 (M) - 01-600 (CT2)

形式番号は、5桁の数字で表される。最初の2桁は系列を表す「01」で、小書きで標記される。その後の3桁の数字では、百位は編成内の順位、十位と一位で編成番号を表す。

MT比は3M3Tである。各M車に制御装置、両先頭車に15kVA電動発電機(第37・38編成は40kVA静止形インバータ (SIV) )・空気圧縮機 (CP)蓄電池を搭載。また、冷房電源としてT車には110kVA出力のSIVを搭載している。

編成は38本すべてが上野検車区に配置されている。最大運用本数は35本であり、3本は予備編成である。運用区間は銀座線全線である。また、本系列の重要部検査・全般検査は丸ノ内線方南分岐線の中野富士見町駅付近にある中野工場において施工されているため、同工場への入出場回送列車が不定期に運行される。

なお、過去にイベント列車などの臨時列車丸ノ内線を走行する場合があった。しかし、同線へのホームドアの設置によりドア位置の関係から今後の営業列車としての乗り入れは不可能である。過去のイベント列車の実績では元旦朝に運転された「新春ライナー」や隅田川花火大会開催日に運転された「花火ライナー」などがある。

本系列の新車搬入時にはメーカーから甲種車両輸送により川崎貨物駅に輸送、そこからトレーラーによって中野検車区へ搬入され、整備ののち銀座線に回送される。

[編集] 今後の予定

銀座線では、2009年4月現在での丸ノ内線のようにホームドアの設置とワンマン運転が検討段階にある。これにより2010年度よりホームドアとワンマン運転に対応した新形式車両を1編成導入する予定となっている。この車両により01系を置き換える構想もある[11]

[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ ただし、冷房車では冷房用配電盤スペースとするために一部が埋め込み・省略されている。
  2. ^ 第38編成は落成時より設置済みである。
  3. ^ マスコンハンドルは力行1~4ノッチ・ブレーキ操作器は常用ブレーキ1~7段・非常
  4. ^ 過電流・過電圧・ブレーキ故障・戸閉故障など8点の故障を表示する。
  5. ^ 駅間のトンネル部を冷房化し、車両の窓を開けることでそこから冷気を取り入れる冷房方式。
  6. ^ 最初の冷房改造車の第16編成のみ全ての通風口を塞いでいるが、、それ以降の編成では工数削減のために一部を残している。また、第15編成などでは全て残されている。
  7. ^ 新製冷房車は屋根肩部が平滑に仕上がっている。
  8. ^ 鉄道ピクトリアル1995年7月号増刊号参照。
  9. ^ 鉄道ピクトリアル1999年3月号参照。
  10. ^ 東芝レビュー「東京メトロ銀座線車両向けPMSM主回路システム」(PDFファイル)。
  11. ^ 郷田恒雄「〜その後の東京メトロ・東武・西武の話題〜」『鉄道ファン』2009年6月号(通巻578号) 66p, 交友社

[編集] 参考文献

  • 帝都高速度交通営団「60年のあゆみ - 営団地下鉄車両2000両突破記念 - 」
  • 交通新聞社「営団地下鉄車両写真集 - 4Sを支えてきた車両たち - 」
  • 交友社「鉄道ファン
    • 1983年 8月号 新車ガイド「営団銀座線に試作車01系登場」
    • 1991年 9月号 特集「営団地下鉄50年/6000系電車20年」
    • 1993年10月号 CAR INFO「営団01系VVVF車」
    • 1996年10月号 特集「カラフル営団地下鉄2401両」
    • 2004年 9月号 特集「東京メトロ」
  • 鉄道図書刊行会鉄道ピクトリアル
    • 1983年 8月号 新車ガイド「営団地下鉄銀座線用 01系試作車」
    • 1995年 7月号増刊 「帝都高速度交通営団特集」
    • 1999年 3月号 特集「電機子チョッパ車の30年」
    • 2005年 4月号増刊 「東京地下鉄特集」
    • 鉄道車両年鑑 1984年版以降の各年版

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月14日 (土) 11:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【営団01系電車】変更履歴

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