営団02系電車
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| 営団02系電車 | |
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本線用02系(2008年5月25日、後楽園駅にて撮影)
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| 編成 | 本線用:6両編成 分岐線用:3両編成 |
| 起動加速度 | チョッパ車:3.0km/h/s VVVF車:3.2km/h/s |
| 営業最高速度 | 本線:75km/h 分岐線:65km/h |
| 設計最高速度 | チョッパ車:75km/h VVVF車:80km/h |
| 減速度 | 4.0km/h/s(常用最大) 5.0km/h/s(非常) |
| 車両定員 | 先頭車124(座席42)人 中間車136(座席52または50) ・第23編成以降の中間車135(座席52または50)人 |
| 全長 | 18,000mm |
| 全幅 | 2,780mm |
| 全高 | 3,495mm |
| 車両質量 | チョッパ車:24.9~31.2t VVVF車:23.1~28.4t 分岐線用:26.6~29.4t |
| 軌間 | 1,435mm |
| 電気方式 | 直流600V (第三軌条方式) |
| 主電動機 | 直流分巻電動機 120kW かご形三相誘導電動機 120kW |
| 歯車比 | 101:15=6.73 |
| 制御装置 | 高周波分巻チョッパ制御 IGBT-VVVFインバータ制御 |
| 駆動装置 | WN平行カルダン |
| 台車 | チョッパ車:FS-520A・FS-020A形 VVVF車:SS-130・SS-030形 |
| ブレーキ方式 | ATC連動電気指令式空気ブレーキ(回生ブレーキ併用) |
| 保安装置 | 本線用:CS-ATC・ATO 分岐線用:CS-ATC・TASC |
| 製造メーカー | 日本車輌製造・川崎重工業 近畿車輛・東急車輛製造 |
| 備考 | 台車は02-107・207号車のみND-717形を使用 |
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この表について
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営団02系電車(えいだん02けいでんしゃ)は、1988年(昭和63年)10月17日に営業運転を開始した東京地下鉄(旧・帝都高速度交通営団)丸ノ内線用の通勤形電車。
目次 |
[編集] 車両概要・外観
本形式は丸ノ内線で開業以来使用している300形・500形などの車両が車両更新時期の目安である30年が経年したこと、銀座線用の更新車両01系が乗客に好評であったため、丸ノ内線も新形車両に置き換えることになった。
本形式は01系をベースに設計・製造したため、外観や機器など同系列に準拠したものとなっている。これは中野検車区での検査業務等を考慮したものである。車体はアルミニウム製で、片側3扉構造である。車両の製作工法は01系と同じくアルミニウムの大形・中空の押出形材を組み合わせ、これらを連続溶接工法によって組み立てている。銀座線に比べて丸ノ内線の方がトンネル断面を拡大しているぶん車両限界も大きいため、01系の全長16m・幅2,550mmに対して本系列は全長18m・幅2,780mmと一回り大きくなっている。
車両限界を最大限に活用する形状は01系と同じだが、01系が直線性を強調した角ばった形状に対し、本系列は屋根肩部、前面形状などに丸みをつけ、「優しさ」を求めている。フロントガラスは横方向に大きな曲線を描いており、上部には飾りガラスがある。前面にはプラグドアによる貫通扉が設置されている。丸ノ内線には第三軌条があり、線路に下りると感電の危険があることから非常用の梯子は設置していなかったが、後年に梯子が設置された。
車体には丸ノ内線のラインカラーであるスカーレット(赤色)の帯が入っており、アクセントとしてホワイトの細い帯も入っている。さらに側面はラッシュ時に赤坂見附駅で銀座線と乗り間違えるのを防ぐため、本線用車両は扉上部に赤帯が巻かれている[1]。
本系列で最後に落成した方南町支線用の80番台編成(3両編成)では仕様が一部変更されている。車体はアルミニウム合金の材質統一を図り、廃車時におけるリサイクルを考慮したものとした。外観のラインカラーは赤色、白色に加えて誤乗車防止のため黒帯が入り、また側面ドア上部の帯がないことから01系により近い外観となっている。また、フロントガラス上部の飾り窓は廃止されている。さらに落成当初は車両間転落防止幌が設置してあったが、後に方南町支線へホームドアが設置されたために撤去された(現在は本線にも設置)。
車体側面には営団時代より営団団章(シンボルマーク)が貼られていた。これはその後、東京地下鉄(東京メトロ)への移行時に「ハートM」マークに取り換え、さらに正面左窓上と側面乗務員室扉直後にも同様のマークが貼りつけされた。
走行機器や性能は01系に準じている。丸ノ内線においても本系列への統一後の(本線は1995年(平成7年)2月・分岐線は1996年(平成8年)7月に統一)1998年(平成10年)3月には 保安装置のCS-ATC化が実施され、最高速度は従来の65km/hから75km/hに引き上げられた。
[編集] 次車分類
- 1次車(1988年度製) 第01編成~第04編成
- 2次車(1989年度製) 第05編成~第07編成
- 3次車(1990年度製) 第08編成~第10編成 これより新製冷房車
- 4次車(1991年度製) 第11編成・第12編成
- 5次車(1992年度製) 第13編成~第22編成
- 6次車(1993年度製) 第23編成~第30編成
- 7次車(1994年度製) 第31編成~第53編成 当初、同年度は10編成の予定だったが、変更で23編成が竣工した
- 方南町支線用(1996年度製) 第81編成~第86編成
[編集] 冷房装置について
初期に落成した2次車までは、丸ノ内線内でトンネル冷房[2]を実施していることから01系初期編成と同様に非冷房車だったが、1990年(平成2年)夏より銀座線と平行して本路線も車両冷房を導入することが決定された。そのため、3次車からは新製時より薄形集約分散式冷房装置搭載した。非冷房車である2次車までも1990年(平成2年)7月~1996年(平成8年)6月までに冷房装置搭載改造を実施した。冷房改造車は側面上部に通風口を塞いだ跡があり、新製冷房車とは判別は容易である。
冷房装置は三菱電機製のCU-766形で、能力は16.3kW(14,000kcal/h)品であり、これを車端部の屋根に埋め込む形で1両あたり2台設置している。車内は非冷房車では当初の天井は高く、外気循環形の送風機「ファンデリア」が各車6台設けられていた。その後の冷房車である3次車からは平天井構造とされ、天井に冷房用ダクト・吹き出し口・補助送風機としてはラインデリアが設けられた。非冷房車も後の冷房改造時に同様の構造へと改造された。
[編集] 車内内装
車内内張りはいずれもベージュ系を採用、床材は01系よりも明るい色の茶色とクリーム色で2色フットライン入りのものとした。当初は床に主電動機点検蓋(トラップドア)があったが、第20編成より主電動機の三相交流化に伴い、廃止した。
側窓は車端部は2連窓、ドア間は3連窓でいずれも開閉可能な下降窓である。窓枠は1次・2次車はアルミ製だが、3次車からはFRP製に変更された。なお、一部に地上走行区間があるが、ロール式カーテンは設置していない。
現在の座席モケットは全車両が赤系色で総柄プリント品のバケットシートである。1人分の掛け幅は5次車までが440mm、6次車からは450mmに拡大された。優先席部は同柄で、青色の表地である。なお、当初の5次車までは赤色の区分柄入りで、非バケットタイプ(3次車からバケットタイプ)であったが、後年に前述した6次車以降と同じものへ交換が実施された。
客用ドアは在来車両より100mm広い1,400mmに広げ、ラッシュ時の乗降がスムーズになるようにしている。車内側も化粧板仕上げであり、ドアガラスは2次車までは単板ガラスだが、3次車以降は複層ガラスへ変更された。連結面は各車貫通扉が設置されており、妻面窓は設置している。ただし、一部は冷房用の配電盤スペースとしたため設置していない箇所もある。
座席端の袖仕切りは荷棚の端と一体になったもので、形状は01系のものに似ているがそれよりも丸みを帯びている。荷棚はステンレス線を格子状にスポット溶接したものである。つり革は白色の三角形であり、線路方向は全長に渡って、枕木方向はドア付近上部に設置している。2006年(平成18年)頃には優先席部のつり革はオレンジ色品に交換されている。
車椅子スペースは5次車から設置が開始され、車内2か所に設けた。さらに非常通報器は警報式から乗務員との相互通話可能な対話式のものへ変更された。現在はワンマン運転への対応のため、全車両が対話式へ交換されている。連結間貫通路は6次車より車椅子での通行を考慮して800mm幅から870mm幅に拡幅した。
2007年(平成19年)頃からは車内の号車札・非常通報・非常コック・消火器の表記類を10000系と同じ蓄光性のシールへの交換が実施されている。
[編集] 方南町支線用
方南町支線用80番台車両では仕様が一部見直された。これは3両編成であるために車両コストの低減を図るためである。内張りは色調を変更し、床材は茶色1色で柄入りへ変更された。
側窓は車端部は2枚のうち片側を固定化、ドア間3連側窓のうち中央の1枚を固定化した。窓枠はリサイクル性を考慮してアルミ製に、客用ドアガラスは単板ガラスへ変更した。なお、後述する行先表示器の字幕化や車内案内表示器、自動放送装置の省略もコストダウンのためである。
座席モケットはプリント柄のバケットシートだが、本線用とは異なる柄とされた。車いすスペースは中間車に1か所設置している。袖仕切りはパイプ形状化し、荷棚はステンレスパイプ式にした。また室内蛍光灯、ラインデリアの設置台数は一部削減した。当初、車両間貫通扉は中間車のみ設置し、先頭車は省略されていた。ただし、後年に先頭車にも増設された。
[編集] 乗務員室など
乗務員室内の内装は緑色、運転台筐体は紺色である。現在の運転台仕様は後述のワンマン運転への対応を参照のこと。
本線用車両では01系と同じ横軸式で、マスコン(1~4ノッチ)とブレーキ操作器(常用ブレーキ1~7段・非常)が別個のツーハンドルマスコン式であった。計器盤の配置は01系とはやや異なるものである。速度計は白地の2針式で90km/h表示としている。
方南町支線用車両では当初よりワンマン運転化を想定して、T字形ワンハンドルマスコン(ノッチ数は本線用と同じ)を採用していた。計器盤の配置は本線用と同じだが、マスコン台はワンマン用のドア開閉ボタン等が取り付けられる形状とされていた。また、本線用にはレバーにより、前後認識をさせる方向切換器を設置していたが、ワンマン化を想定していた支線用では戸閉制御切換装置を搭載し、方向切換器自体は省略していた。
乗務員室と客室の仕切りには前面窓と同じような割合で大窓・乗務員室扉窓・小窓の仕切窓が3枚ある。遮光幕は大窓と乗務員室扉窓の2箇所で使用し、フロントガラスが緩い曲面ガラスなので映り込み対策で残りの右側の窓は曇りガラスを使用している。
なお、乗務員室扉窓は初期車ではオレンジ色の着色ガラスが使用されていたが、第20編成からは透明なガラスに変更された。さらに後述のワンマン化改造時に透明ガラスで電磁鎖錠付の扉へ交換された。なお、第20編成からは仕切窓の大きさをやや縮小したため、初期車では後期車に合わせた仕切扉を使用するために窓の高さが不揃いである。
[編集] 走行機器など
走行機器は第01~19編成は銀座線用の01系とほぼ同形の高周波分巻チョッパ制御が採用された。ただし、本系列では電機子チョッパの素子はGTOサイリスタを採用したが、界磁チョッパ装置には高耐圧パワートランジスタに変更し、機器の小形軽量化を図った。台車は01系と同じ住友金属工業製の緩衝ゴム式軸箱支持方式のボルスタ付空気バネ台車(FS-520A・FS-020A形台車)を使用する。ただし、第07編成の02-107・02-207号車は日本車輌製造製の円錐ゴム式軸箱支持方式台車(ND-717・717T形台車)を使用し、従来の緩衝ゴム式との比較を行った。同様の例は東西線用の05系第07編成においても見られる。チョッパ制御装置は三菱電機製・日立製作所製がほとんどだが、第04編成のみ東芝製を搭載する。
その後の第20~53編成と方南町支線用の第81~86編成ではIGBT素子による3レベルVVVFインバータ制御に変更された。制御方式は前者は1C2M2群制御、後者は1C2M3群制御である。台車はモノリンク式軸箱支持方式のボルスタレス台車(SS-130・SS-030形台車)に変更した。基礎ブレーキはいずれも片押し式踏面ブレーキである。3次車からはシングルブレーキからユニットブレーキ方式として保守の向上を図った。VVVF制御装置は第20~42編成と支線用が三菱製、第43~49編成が日立製、第50~53編成は東芝製である。
空気圧縮機(CP)は第19編成までのチョッパ車では直流駆動のC-2000LA形を、第20編成以降のVVVF車(方南分岐車含む)では交流駆動で、容量増を図ったC-2500LB形を搭載する。補助電源装置は制御用としては両先頭車に搭載している。チョッパ車では日立製作所製の15kVA出力電動発電機(MG)を搭載、VVVF車では東洋電機製造製のGTO素子を使用した40kVA出力の静止形インバータ(SIV)を搭載する。さらに02-300形(T車)には冷房電源用として三菱電機または東芝製の110kVA出力SIVを搭載する。方南分岐線用では02-180形に東洋電機製のIGBT素子を使用した75kVA出力SIVを1台搭載する。
ブレーキ装置は01系同様の回生ブレーキ併用の全電気指令式だが、01系の均一ブレーキ制御に対し、本系列では遅れ込め制御を併用している。(全車が耐雪ブレーキ・保安ブレーキ付)
保安装置は車内信号式ATCを搭載している。さらにTASC(定位置停止制御)を搭載し、力行時は運転士による手動操作、駅停車時におけるブレーキ操作はTASCにより自動停止する(訓練運転時を除く) 。
[編集] 運用と編成
全編成が中野検車区所属である。
- 本線
- 6両編成(CT-M-T-M-M-CT)53本(318両)
- 方南町支線(80番台)
- 3両編成(CM-M-CT)6本(18両)
- なお、編成はCM-M-CTとなっているが、CMの先頭台車は付随台車とし、MT比は本線用と同じ1:1(1.5M1.5T)となっている。
[編集] 旅客への情報提供
[編集] 車外向け
- 第1~12編成と80番台は字幕式、第13~53編成はLED式の行先表示器を両方の先頭車前面に設置している。1編成あたり計2台で、側面表示器は設置していない。
- 方南町支線用編成は、側面の中央ドアの上部に中野坂上~方南町間の運行であることを示すステッカーを貼付している。
- 側面に車外スピーカーが2台あり、乗降促進音(メロディ)を搭載している。
[編集] 車内向け
- 全編成に自動放送装置を搭載している。当初、1次車と方南町支線用車両は搭載していなかったが、後に搭載された。
[編集] 本線用
- 本線用の車両では各乗降ドア上に現在の位置とその電車の終点を表示する路線図式案内表示器とドアチャイムを設置した。
- 1次車の第1~4編成では冷房搭載まで終点ではなく開くドアの位置を表示をしていた[3]。なお、1996年5月28日開業の西新宿駅対応時には第1~30編成が交換されたほか、第31~53編成は製造当初から対応(隙間の設置)されており、同駅開業時に駅名を表記した透明ステッカーを貼付した。現在では全編成が千鳥配置となっている。また、千鳥配置編成の路線図は駅ナンバリングに対応したものに交換されているが、最近置き換えられた編成は路線のナンバリングも併記された路線図に交換されている。一方で全ドア上部配置編成の路線図も営団から東京メトロへの移行時に駅名部分を駅ナンバリング付きのものに置き換えているが、急速に置き換えるため、こちらは上から駅ナンバリングが印刷されたステッカーが貼付されたのみであった[4]。東京メトロへの移行から2005年3月までは全編成がこの仕様だった。これは後述するワンマン改造の際に千鳥配置編成と同様の仕様に交換されている。
- 路線図式の案内表示器は丸ノ内線本線と方南町支線の全駅が横並びに表示され、「この電車の行先は■(赤ランプが点灯する)で示します」と隅の方に書かれている。これによると、本線用6両編成では池袋・茗荷谷・後楽園・御茶ノ水・銀座・四谷三丁目・新宿三丁目・新宿・中野坂上・新中野・荻窪・中野富士見町・方南町行の列車が設定できるようになっている。このうち、御茶ノ水・銀座・四谷三丁目・新宿三丁目・新中野は通常ダイヤでは使用されず、事故発生時の折り返し運転があった場合にしか使用されない。
[編集] 方南町支線用
- 方南町支線用編成は、登場当初はすべてのドア上部中央がドアチャイムのスピーカーのみで、両端に路線図とSFメトロカードの広告ステッカーを貼付していたが、2004年夏のワンマン運転対応化改造時にLEDスクロール式の案内表示器と自動放送装置を設置した。
[編集] 仕様一覧表
| 第1~12編成 | 第13~19編成 | 第20~53編成 | 第81~86編成 | |
|---|---|---|---|---|
| 制御方式 | 高周波分巻チョッパ | IGBT素子VVVFインバータ | ||
| 主電動機出力 | 120kW | |||
| 起動加速度 | 3.0km/h/s | 3.2km/h/s | ||
| 行先表示器 | 字幕式 | LED | 字幕式 | |
| 運用線区 | 本線および支線(中野坂上-中野富士見町) | 支線のみ | ||
[編集] ワンマン運転への対応
[編集] 方南町支線用
- 前述したが方南町支線用の80番台編成はワンマン運転化を想定しており、当初よりワンハンドル式マスコンを採用していた。
- 2004年夏のワンマン運転時には先頭車は正面フロントガラス右上と側面乗務員室扉上部・中間車は区間行先シール右側に「ワンマン」ステッカーを貼り付け、またこの際に案内表示器・自動放送装置を設置したことは前述した。
- 車両面ではメインハンドルにデッドマン装置を設置、運転士戸閉手元スイッチ[5]、2画面式車上CCTV(Closed Circuit Television・ホーム監視用モニター)、ホームドア表示灯や右端に運転士操作器(車内/車外放送用マイク)を新設した。さらに誘導無線装置は防護発報機能付へ変更したほか運客室仕切部の乗務員室扉を電磁鎖錠付扉へ交換などを実施した。
- 開始時期は不明であるが、ホームドア閉扉が完了する前の誤発車防止のため、ATC表示が停止になる連動が行われている。
[編集] 本線用
[編集] 運転台関連
- ワンマン化改造された編成は運転台のツーハンドルマスコンをデッドマン付T字型ワンハンドル式(三菱電機製)に改造された。さらに故障表示灯類を液晶式のモニター画面(モニタ装置)に変更、これにより行先表示の設定機能・放送装置の制御機能も内蔵され、これにより従来の車内放送に加えて優先席や携帯電話などの啓発放送がモニタ装置で選択することにより可能となった[6]。このモニタ装置は1分間何も操作しないと自動的に表示内容が消えるようになっている。
- このほかに防護発報付誘導無線化と運転士操作器の一体化、運転士戸閉手元スイッチ、ホームドア表示灯新設、客室の非常通報装置を乗務員との対話式化(未設置車のみ)、運転台右下に非常通報受報器を設置した。さらに運客室仕切部の仕切扉を電磁鎖錠付へ交換(この扉は片側先頭車から両先頭車の扉の解錠・鎖錠が可能となる)を実施した。
- 2007年9月から、第53編成を最初に運転台上部への4画面式車上CCTV(ホーム監視用モニター)が設置され、第8編成を最終編成とし全編成完了している。さらに2008年夏頃からは同モニターの視認性向上のため、運転台前のフロントガラスのみ遮光フィルムの貼り付けが実施されている。
- 車外ではホームドア設置により車体側面下部の車両番号表記が見えなくなるため、支線用車両も含めて車体側面上部にも車両番号が表記された。
- 2004年度から施工されたワンマン運転改造工事は2007年度に施行した9編成をもって全53編成の施工を完了した[7]。なお、同じ2007年度より既設のTASC装置をATO装置に改造する工事を実施し、同年度は13編成が施工された[7]。運転台ではATO出発ボタン・非常停止ボタン・ノッチ表示灯・TASC開放表示灯や手動-ATO/TASC切換スイッチなどを追加した。
[編集] 案内機器関連
ワンマン化改造された編成は、ドア上部の1・4・5番案内表示器が路線図式からLED式に置き換えられ、路線図式とLED式で交互に千鳥配置している。LED式の案内表示器は03系・05系などと同じタイプの1段表示で、次駅案内や行先表示の他に東京メトロからのお知らせなどが表示されるようになった。これに伴ってドアチャイムの音色が03系や05系などと同じものに、自動放送もワンマン運転に対応したものに変更された。なお、路線図式の案内表示器も駅ナンバリングに対応したものに変更されている。また、東京メトロ移行後も営団時代の音声(清水牧子)のままで残っていた乗車促進放送も東京メトロの音声(森谷真弓)に変更された。
この改造とは別に、空調装置の自動運転化改造も行われており、車掌業務の簡素化と運転士の負担を抑える意味では空調ボタンを操作する必要がないので、モニタ装置に次ぐワンマン化の準備とも言える。
2008年6月14日より、従来の乗車促進ブザー音に代わりメロディが導入されている。加えてメロディ後の乗車促進放送も「ドアが閉まります、手荷物をお引きください」に変更された。
[編集] ラッピング車両
2003年(平成15年)末から、丸ノ内線の池袋~御茶ノ水間開業50周年を記念して第50編成に開業当時の車両(300形)の塗装のラッピングが施された。この編成は翌2004年(平成16年)1月24日に臨時列車に充当された後、2月25日から3月31日まで通常ダイヤに組み込まれて運転された。
また、かつては東京メトロ移行後初期まで前面に「U LINER」という車内広告1社のみのラッピングをつけた編成があった。
[編集] 脚注
[編集] 参考文献
- 帝都高速度交通営団「60年のあゆみ - 営団地下鉄車両2000両突破記念 - 」
- 交通新聞社「営団地下鉄車両写真集 - 4Sを支えてきた車両たち - 」
- 交友社「鉄道ファン」」
- 1988年12月号 新車ガイド:丸ノ内線02系誕生
- 1991年 9月号 特集:営団地下鉄50年/6000系電車20年
- 1993年 4月号 営団02系VVVF車
- 1996年10月号 特集:カラフル営団地下鉄2401両
- 2004年 9月号 特集:東京メトロ
- 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」
- 1988年12月号 新車ガイド:営団地下鉄丸ノ内線 02系
- 1995年7月号増刊 帝都高速度交通営団特集
- 2005年4月号増刊 東京地下鉄特集
- 鉄道車両新車年鑑 1989年版以降各年版
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年9月1日 (火) 11:19 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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