国家人民軍

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国家人民軍の軍旗
人民海軍の軍艦旗

国家人民軍(こっかじんみんぐん。ドイツ語Nationale Volksarmee,ナツォナーレ フォルクスアルミー)は、ワルシャワ条約機構軍の一翼を担っていたドイツ民主共和国軍隊である。通称は東ドイツ軍、略称はNVA東西ドイツ合併後はドイツ連邦軍に統合され、消滅した。

[編集] 概要

冷戦が激化した1956年に設立され、1962年からは徴兵制が導入された。なお、西ドイツのような良心的兵役拒否は認められなかったが、実質上これに相当する建設部隊勤務という制度はあった(西側諸国の兵役代替役務に近い)。建設部隊勤務は反体制の意思表示として兵役期間中はもちろん除隊後も周囲からの差別・偏見の対象となった。建設部隊勤務制度は主に宗教上の理由から兵役を拒否した人々と当局との妥協の結果として成立した制度である[1]

他の社会主義国の軍隊同様、国軍であると同時に支配政党であるドイツ社会主義統一党の強い指導下に置かれた軍隊すなわち「党軍」であり、政治将校制度も存在した。しかしながらソ連の捕虜となっていた旧ドイツ国防軍の高級将校らが創設に大きく関与したために行進の仕方や軍服のデザインなどに旧国防軍の名残が見られた(このため一部の西側メディアでは国家人民軍あるいはドイツ民主共和国全体を指して「赤いプロシア」という俗称も使用していた)。

ドイツ民主共和国が地理的にかつてのプロイセンをほぼ受け継いでいたこともあるが、この点は同じ様式のほとんどをアメリカ式に改めた西ドイツ軍とは大きく異なる点である。

  • 陸軍Landstreitkräfte, 直訳すると「地上戦力」。地上軍とも)
  • 海軍Volksmarine, 人民海軍)
  • 空軍Luftstreitkräfte, 直訳すると「航空戦力」。航空軍とも)

[編集] 脚注

  1. ^ 市川ひろみ「武器を持たない兵士たち」『三省堂ぶっくれっと』No,120、September,1996所載 を参照。徴兵制度の項目もあわせて参照のこと。

[編集] 関連項目

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最終更新 2009年8月11日 (火) 04:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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