国鉄ホキ800形貨車

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ホキ1489(2007年7月15日撮影)

ホキ800形は、日本国有鉄道(国鉄)が1958年(昭和33年)から製作した 30 t 積の貨車ホッパ車)である。

ホキ800形は国鉄が1954年から製作したホキ700形の改良型で、本稿ではそのホキ700形、および新幹線向けに国鉄が製作した931形ついても記述する。

目次

[編集] 概要

砕石(バラスト)散布用のホッパ車である。営業用貨車の形式を称するが、実態は事業用軌道保守用)である。

1954年から製作されたホキ700形は砕石散布機構が軌道の外側1方向のみ可能であったが、保線効率向上の見地からホキ800形ではこれを改良し、軌道の内側・外側・遠近の3方向に砕石を散布可能な構造としている。

1987年の国鉄分割民営化では、ホキ800形が北海道旅客鉄道(JR北海道)東日本旅客鉄道(JR東日本)東海旅客鉄道(JR東海)西日本旅客鉄道(JR西日本)四国旅客鉄道(JR四国)九州旅客鉄道(JR九州)の旅客6社に承継され、引き続き保線・工事用途に使用されている。

[編集] 形式別詳説

ホキ700形ホキ746
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ホキ700形
ホキ800形
1958年から1072両が製作された。うち12両 (1761 - 1772) は新幹線用の931形貨車から改造編入された。改造の詳細については後述する。

[編集] 派生形式

新幹線931形貨車
新幹線の軌道敷内にバラストを散布するための車両で、1962年 - 1977年に 126両 (1 - 126) が製作された。旧形式は3000形である。車体の仕様はホキ800形と同一で、台車のみ標準軌用の専用品を装備する。
台車は製作年次による仕様の変更があり、1964年までに製作された車両 (1 - 63) は枕バネに重ね板バネを用いた TR8000 形を、1970年以降に製作された車両 (64 - 126) は軸受を密封形コロ軸受に変更した TR8006 形・TR8006B形 を装備する。台車の仕様は在来線用のTR41形(前期車)TR209形(後期車)に相当する。
当初、東海道新幹線開業に伴い1964年までに国鉄浜松工場で63両 (1 - 63) を製作した。初期の60両 (1 - 60) は旧形式3000形で完成し、931形 (1 - 60) に改称している。
以降も新幹線の延伸とともに追加製作され、新大阪以西の山陽新幹線延伸工事に伴い1970年に15両 (64 - 78) 1973年に38両 (79 - 116) を製作した。1973年製の一部(12両)は後年に東北新幹線工事用として転用され、1977年には東海道新幹線区間用の増備車として 10両 (117 - 126) が製作された。これら追加製作車は川崎重工業の製作である。
1967年には3両が936形(軌道敷内散水用タンク車)に改造され、12両が在来線用貨車ホキ300形と台車を交換してホキ800形に編入改造されている。
1987年の国鉄分割民営化にあっては、東海道新幹線用としてJR東海に60両が、山陽新幹線用としてJR西日本に35両が承継された。それぞれ自社管理の新幹線区間において、引き続き軌道保守用として使用された。JR東海の所有車は1993年に車籍を抹消され、以降は車籍のない機械扱いとして夜間の作業に使用される。JR西日本の所有車は引き続き車籍を有した状態で残存している。

[編集] 現状

2009年4月1日現在ではJR北海道・JR東日本・JR西日本に在籍する。JR東海・JR四国・JR九州が保有していた車両はすべて除籍された。

[編集] 譲渡車・同形車

本形式は国鉄・JR各社のみならず、各地の私鉄に譲渡された車両が存在する。一部の事業体では同一設計で製作された車両を保有しており、共に保線工事などに使用されている。

本形式の譲渡車 および 同形車の使用歴を有する事業体を以下に示す。

[編集] 参考文献

  • 電気車研究会 『鉄道ピクトリアル
    • 梶山 正文 「ファンの見た新幹線貨車」- 1994年4月号 No.589 pp. 54 - 57
  • イカロス出版 『 j-train 』
    • 澤内 一晃 「現有私鉄貨車総覧」- 2008年秋季号 Vol.31 pp. 74 - 75
  • 交友社『鉄道ファン
    • 2009年7月号 No.579
ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年10月23日 (金) 12:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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