土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故
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土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故(とさくろしおてつどうすくもえきしょうとつじこ)は、2005年3月2日の20時41分頃に土佐くろしお鉄道宿毛線宿毛駅で発生した列車脱線事故である。
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[編集] 事故概要
3月2日20時41分頃に高知県宿毛市の宿毛駅(行き止り式)構内で、同駅終着(岡山発)の特急47D「南風17号」(2000系気動車3両編成、乗員2人、乗客11人)が約113km/hの高速で進入、車止めを飛び出した。ATSやEB装置の作動があったものの、95Km/hの速度で先頭車両は駅舎のエレベーターを破壊して外壁を突き破り、さらに2両目に押し潰されたことによって原形をとどめず大破した。この事故により運転士が死亡、車掌と乗客9名が重軽傷を負った。
この影響で宿毛~中村間が不通となり、東宿毛~中村間は2005年3月3日から普通列車が同年4月6日まで、特急列車が同年6月12日まで運休した。残る宿毛~東宿毛間は同年11月1日に運転が再開された。
[編集] 調査と対策
運転士は前日まで6日間インフルエンザのため欠勤していたが、当日の点呼では異常が見られなかったとしている。事故調査報告書では平田駅出発後に運転を正常に行えなくなる何らかの異常事態が運転士に発生したものと推測し、眠気を催しやすい食事後の乗務であったことなどが指摘されているが、その異常事態が何であったか特定するには至っていない。
駅手前にある安全装置(保安装置)である自動列車停止装置のATS-SSは、停止信号警報であるロング地上子も、過走防止速照である時素速照地上子も正常に動作して非常制動を掛けた。しかし、その設置位置がロング地上子は最高速度対応ではなく、運転士による減速で約51km/h以下に減速される前提の位置に設置されており、また2対の過速度防止速照地上子対は全く根拠のない位置に設置されており、地上子配置及び配置規則が適正なものでなかったため(当初、宿毛線の最高速度は70Km/hで計画されていたが、建設中に120Km/hに引き上げられた。)、最高速で進入してきた列車を停止させることができなかった点が指摘され、行き止まり駅に限ってそれぞれ是正通達(平成17年3月29日国鉄技第195号)が出された。なお、行き止まり駅以外は最高速度に対応しない設定が、国交省通達上はそのまま残されている。
事故車両は1両目(2008号)と2両目(2218号)が廃車となった。
この事故を契機に、土佐くろしお鉄道では宿毛駅に過走防止装置としてATS-SS時素式速度照査地上子3対を新設、2対を有効な位置に移設して運行を再開した。JR四国では、行き止まり式の配線を持つ駅(高松駅、琴平駅(以上、香川県)、宇和島駅(愛媛県)、新改駅(高知県)、徳島駅、鳴門駅、坪尻駅(以上、徳島県)の7か所を対象に宿毛駅と同様の過走防止用ATS地上子を増設(駅から離れた場所)することを決めた。
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年10月1日 (木) 14:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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