土浦全国花火競技大会

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土浦全国花火競技大会
概要
正式名称 土浦全国花火競技大会
開催時期 10月第1土曜日
初回開催 1925年
会場・場所 茨城県土浦市桜川学園大橋付近下流側河川敷
打ち上げ数 20000発
主催 土浦市観光協会
後援 日本煙火協会
人出 700,000人(2009年)
最寄駅 JR常磐線土浦駅
直通バス 土浦駅からシャトルバス(有料)運行有
外部リンク 土浦全国花火競技大会
  

土浦全国花火競技大会(つちうらぜんこくはなびきょうぎたいかい)とは茨城県土浦市で開催される花火大会。日本三大花火大会であり、日本煙火協会が後援。毎年10月第1土曜日(荒天時は延期)に開催される。

目次

[編集] 概要

創始は1925年。2007年現在、開催回数は76回。途中、第二次世界大戦による中断があった。会場は土浦市の桜川学園大橋付近下流側河川敷。毎年、70万人以上が訪れる。来客数では茨城県最大の規模。例年、打ち上げは18:00(JST)開始で20:30まで行われる。

現在はスターマイン(速射連発)の部、10号玉の部、創造花火の部で競われている。以前、スターマインは仕掛け花火の一部として扱われていたが1959年にこの大会が「速射連発の部」を設けたことがあり、独立した分野として確立したといわれている。また、中盤に土浦市長の挨拶があり「土浦花火づくし」という主催者が日本煙火協会茨城県支部の協力を得て提供するスターマインが一列に並んだ4か所から約10分かけて同時に合計1000発も打ち上げられ、打ち上げ場所は全長500mにも及び、このスターマインは、この大会で毎年一番打ち上げ数が多い。

各部の打ち上げ場所はそれぞれ100m以上離れている。まず、スターマインは桟敷席の対岸にある市民運動広場の1ヵ所から打ち上げられる。桟敷席からスターマインの打ち上げ場所は100mと一番近く、真正面に打ち上げられる。また、スターマインの打ち上げ時間は5分以内で歌や曲に合わせてコンピューター制御で打ち上げられる。また、10号玉と創作花火の打ち上げ場所は一般観覧席の対岸である。

総合優勝者には内閣総理大臣賞2000年の第69回大会より実施)、スターマインの部優勝に経済産業大臣賞、10号玉の部優勝には中小企業庁長官賞、創造花火の部優勝に茨城県知事賞が与えられる。花火競技大会で内閣総理大臣賞が与えられるのは土浦全国花火競技大会と大曲全国花火競技大会の2大会のみである。

ちなみに、大会の参加方法は事前選考を行わず業者も指定しないエントリー制(自由参加)となっており、この方法を採用している競技大会はこの大会だけである。

自治体や観光協会なども来年の花火大会の打ち上げ業者選定のために訪れる。そのため、大会終了後に商談が成立することも多い。このため、花火の見本市ともなっている。

[編集] 歴史

1925年に土浦市文京町にある神龍寺の24代住職であった秋元梅峯が霞ヶ浦海軍航空隊と親交が深かったことから、航空殉難の霊を慰めるとともに不況で疲弊した土浦の経済を活性化するという趣旨で霞ヶ浦湖畔の埋立地で財産を投じて行ったのが始まりである。途中、第二次世界大戦による中断があり1946年に再開したが、あるとき、この住職の財産がなくなったため花火の打ち上げをやめようと考えたが当時の土浦市がこの花火大会を引き継ぐことを申し入れた。そして、日本煙火工業会(現在の日本煙火協会)の会長を務めた北島義一が入賞者に贈られる各賞典の確保など大会の運営に生涯にわたって尽力し日本三大花火の1つとして全国に知られるまでになった。1972年から現在の学園大橋付近の開催となった。再開後、開催が見送られたのは1988年昭和天皇の病状悪化に伴う「自粛」)のみであり大会当日はこれまで雨や強風による順延がほとんど無い(最後に順延になったのは2006年で、10月7日の開催予定が前日の大雨による桜川増水のため順延予定日にない1週間後の10月14日に開催された。その前は1990年で、このときは長雨の影響で1週間順延して開催)。

[編集] 会場までのアクセスと交通規制

  • 鉄道利用
    • 土浦駅東口より、臨時バスで約10分。なおバスが通過する土浦ニューウェイは当日の15時から22時まで土浦駅東口と学園大橋結ぶシャトルバス以外の通行が禁止になり学園大橋も花火当日はシャトルバス、路線バス、緊急車両、大会関係者以外通行禁止となる。また、大会当日は13時~18時30分まで土浦駅西口発田中町行きの有料シャトルバス(JRバス)が、15時~18時30分間には土浦駅東口発学園大橋行きを、19:00~21:15には学園大橋発土浦駅東口行きの有料シャトルバスを関東鉄道バスとJRバスが共同で運行する。片道の運賃は西口発が180円、東口発が230円(共に小児半額)で東口発の場合は往復が460円であり、往復で利用する場合は片道用の乗車券を二枚1セットで購入する。帰りの運賃は降車後に支払い、往復の利用者はこのときにもう一枚の乗車券を提示する。かつては西口発は15時から、東口発は17時からだったが来場者の増加や明石市の花火大会事故を教訓に2001年より現在の時間に繰り上げられた。ただし、西口発のJRバスは行きのみの運行なので注意が必要であるが、帰りは東口行きに乗車することが可能である。また、当日にはJR常磐線の臨時列車が運行され、普段は同駅を通過する特急列車がこの日に限り土浦駅に臨時停車するなどの臨時の運行ダイヤが組まれるが、上り線の臨時列車の大半が我孫子駅止まりとなる(一部は松戸駅止まり)。また、年によっては回送扱いの特急列車を乗客に開放し土浦駅から我孫子駅まで無停車の快速運転をすることもある。
    • 首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスつくば駅より土浦駅行の路線バスを利用する。実行委員会ホームページでは、つくば駅からの利用を推奨しておらず、つくば駅から徒歩1時間40分と案内している。
  • 自動車利用
常磐自動車道桜土浦ICから国道354号国道6号を利用し、土浦北ICからは国道6号を利用する。駐車場は土浦駅西口に収容台数が約470台の市営駐車場、東口には収容台数が約1200台の市営の立体駐車場があり、これらを利用する。また桜土浦、土浦北両ICは当日は15時頃から料金所先頭に渋滞が発生しピークの19時頃は上りが千代田石岡IC付近までの約10km、下りが谷田部IC付近までの約5km程度渋滞する。そのため水戸方面から来る方は抜け道に県道50号国道354号を使ってくる人も多い。その他の市道なども混雑が激しく通過に通常時の数倍の時間を要す場合もあり、茨城県警ではヘリコプターを飛ばして交通情報を把握しているほどである。先述の駐車場については大会開始間近に到着した客が駐車場所に迷いコンビニエンスストアを始めショッピングセンター銀行スーパー銭湯、はたまた病院の駐車場にまで無断駐車が行われる。そのため、当日はできるだけ余裕を持って行動する必要がある。また、茨城放送では午後から花火大会の放送間際までは会場の様子を生中継したり、土浦市内の一般道の交通情報や駐車場の空き情報(臨時駐車場も含む)を頻繁に放送している。

[編集] 桟敷席

打ち上げ会場対岸の河川敷に桟敷席(招待席も含む)と一般観覧席が、桟敷席から直線で50m程後方の収穫を終えた農地に団体専用桟敷席が用意されている。桟敷席は毎年8月に申込を数日間受け付け、後日抽選を行い当選してから代金を主催者の口座に入金する仕組みである。また違法な場所取りが横行しているため、無料の一般観覧席の場所取りは禁止さた。その代わり、大会前日の午後0時に一般観覧席が無料で開放され先着順で場所取りをすることになった。桟敷席と一般観覧席は隣り合っており、後ろにある堤防は危険防止の観点から桟敷券や招待券を提示しないと通れない。ちなみに、バスの駐車場は予約制である。

[編集] テレビ放送・ラジオ放送

  • テレビ放送については地元ケーブルテレビがローカルで毎年放映しているが、NHKが地上デジタル放送(NHK茨城県域)を茨城県内で開始したことを記念して2005年は全国放送した。NHK茨城県域(NHKでは関東初となる県域テレビジョン放送(茨城県内が放送エリアの地上デジタル放送。))では、2006年以降は毎年放送している。
  • ラジオ放送では茨城放送2000年から『Saturday night IN HANABI』と題して毎年実況を茨城県内全域で放送している(2006年は当初放送予定であったが、順延のため枠確保できず中止)。土浦局及び県西中継局限定の放送もあった。

[編集] 隣接する商業施設の対応

基本的に通常通り営業しており、中には花火大会のために特別営業を行う施設もある。 ただし、2009年5月28日にオープンしたイオン土浦ショッピングセンターに関しては、10号玉と創作花火の打ち上げ場所に隣接しており、花火大会開催日における危険防止他のための立入禁止区域に建設されてしまったために、店舗駐車場への無断駐車なども考慮した結果、当日の営業を休止し完全閉鎖することになった[1]

[編集] ゴミ問題

バーベキューで出たと思われるゴミの様子

現在土浦市では花火大会の後のゴミに悩まされている。数々のゴミがあり、夜店の食べ残しや弁当などの軽食のゴミからバーベキューで出たゴミ等が捨てられている。そのため、毎年市(小中学生や市の職員)やボランティア(下記記述)でごみの片付けを行っている。その作業は時間が掛かり、朝5時ごろから行っている団体もある。このような作業のかいがあり、後日の会場には一つもゴミが落ちていない。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク


[編集] 脚注

  1. ^ 2009年9月3日(木)土浦市長記者会見

最終更新 2009年11月25日 (水) 05:29 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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