土 (食材)

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食材としての土

(つち)は、食材のひとつ。人類の土食文化は世界各地に分布しており、消化作用の促進、滋養強壮、解毒などの効果があるとされている[1]。また、オウムウシネズミゾウなどの動物の習性としても土を食すことは知られており[2]、例えばチンパンジーマラリア原虫の駆除を目的として土を食す[1]

目次

[編集] 概要

土にはマグネシウムナトリウムカルシウム鉄分などのミネラルが含まれている。妊娠した女性が土壁をかじったり、地面の土を食んだ事例は日本でも古くから知られており、亜鉛や鉄分が不足して味覚異常になった際に発症しやすい行動であることが科学的に明らかになっている[1]タンザニアのペンバ島では、若い女性が土を食べ始めることは妊娠の兆候として喜ばれている[2]。普段土を食さない人が上記のような症状に陥る場合は土食症geophagia)と呼ばれる病名を冠するが、一般的な食文化として、土を食材として用いる地域は世界各地に分布している[1]

例えばアメリカ合衆国南部では黒人奴隷が持ち込んだ土食文化が普及し、調理済み土を一般商店で買い求めることができるし、ネイティブ・アメリカンはイワーキー(癒しの土、Ee-Wah-Kee)と呼び心労回復のために土を食べる[1]。その他、ベトナムでもてなし料理として知られている土の網焼や、ハイチのテーレという名のビスケットにも土が原料として用いられている[1]フランス料理にも煮込んだ土にルッコラの根を添えた「土のスープ」という料理がある[1]

人間の土食に関する研究は古くから行われており、18世紀後期のドイツの博物学者フンボルトは、飢饉に陥った時に人は土を食べるとしている[2]。上記で取り上げたハイチの土食文化は、国民の大半が貧困状態に置かれている背景から自然発生的に生まれたと思われる。

[編集] 脚注

  1. ^ a b c d e f g 杉岡
  2. ^ a b c Blech

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月2日 (水) 05:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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