圧縮陳列
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圧縮陳列(あっしゅくちんれつ)は、ドン・キホーテが買い物の楽しさ、面白さを購買客に煽り・訴えかけるために行っている独自の商品ディスプレイ・販売促進手法である。同社の象徴である。文字通り、徹底的に商品で狭小な売場空間を満たして、いわば商品の無秩序空間・ジャングルを形成する。通常の商品とやや禁制品に近いそれとを近接展示させることで購買側への心理抵抗を和らげ、総売上の増加につながる巧妙な策ともいえる。
[編集] 圧縮陳列を始めたきっかけ
創業者である安田隆夫は1978年、東京都杉並区にドン・キホーテの前身である「泥棒市場」を開業した。泥棒市場は開業当初、20坪しか店舗面積がなく、倉庫を借りる余裕もなかった。結果、納品された商品を全て狭い店の中に押し込まざるを得ず、棚という棚に商品が詰め込まれ、天井までダンボールが積み上げられ、通路も商品とダンボールだらけという状態になった。箱を積み上げるだけでは、購買客に何を売っているのか表示できない。安田はダンボールに窓を開け、商品を説明した手書きのPOPを棚に張るようにした。
狭い店舗ならではの「苦肉の策」だったが、意外にも購買層からの評判が良く、売上は拡大した。購買客は意外なものが予想しないところにあるという発見の楽しみや、商品の山の中から掘り出し物を探し当てる宝探しの面白さをそこに見出していた。圧縮陳列の原形である。
[編集] 圧縮陳列への批判
当然陳列の危険も指摘され、過去に何度も所管消防署から注意を受けている。2004年12月の放火事件の際にも圧縮陳列が燃焼範囲を広げた原因と言われた。
しかし、店舗を見る限りドン・キホーテに圧縮陳列を改める様子はない。妥協のない営業姿勢は、若い購買層に興味を持たせるが評価の分かれる点でもある。購買客にも店側に無理な要求をしない・一定の秩序に従うことを求めているといえ、単なる販売小売業というより商品を仲立にした接客業というのが実態である。このため日常生活品は買うが、「圧縮陳列」された「特徴的商品」はウインドーショッピングで済ませる客も多い。
[編集] 参考文献
- 安田隆夫「ドン・キホーテの「4次元」ビジネス」株式会社広美 出版事業部(ISBN 9784877470166)
- 月泉博「完全解明 ドン・キホーテの革命商法」株式会社商業界(ISBN 9784785502256)
最終更新 2009年7月28日 (火) 06:21 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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