地球史年表
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地球史年表(ちきゅうしねんぴょう)では、地球の歴史に関する簡潔な年表を掲げる。
- この項目ではなるべく平易な説明にとどめ、学術的な年代区分や詳細な説明・年表は別にゆずる。
- 時代区分については地質時代を参照。
- 仮説や現在、議論されている項目も含んでいる点に注意。
目次 |
[編集] 地球誕生~生命誕生
先カンブリア時代(46億年前~5億4200万年前)
- 46億年前 - 地球誕生。
- 太陽系の隕石や月の岩石の生成年代から、この頃、原始地球が形成されたと考えられている。月の形成時期も、45億5000万年前とされる。
- 月の形成仮説の1つとして、地球に原始惑星が衝突して形成されたとするジャイアント・インパクト説がある。
- ストロマトライトとして痕跡を残した。ストロマトライトは藍藻(シアノバクテリア)の活動で形成された岩石。また、これよりも古い時代とする説もある。遅くとも32億年前までには光合成をする生物が現れ、海中に酸素を供給しはじめた。
- 27億年前 - シアノバクテリアが大量発生。
- 21億年前(±6億年) - 真核生物出現。
- この頃のシアノバクテリアの化石が大量に見つかっている。酸素の供給量が増加。
- 25億年前 - 縞状鉄鉱層が形成される。
- 24億年前~22億年前 - 現在分かっている最古の氷期。→ ヒューロニアン氷期
- 20数億年前? - 大気中の酸素の増加。
- 海中の鉄イオン濃度の低下で、余剰となった海中の酸素が大気中にも多く供給されるようになった。
- 20億年前 - 現存する最古かつ最大の小惑星衝突 → フレデフォート・ドーム
- 20億年~19億年前 - 最初の超大陸(ヌーナ大陸)出現か?
- 大陸移動説によれば、大陸は数億年程度の周期で離散集合を繰り返していると考えられ、この頃、ヌーナ大陸と名づけられた超大陸が出現したと考えられている。
- 8億5000万年前頃 - この頃の1年は約435日。
- ストロマトライトからの計測結果による。
- → ジャイアント・インパクト説
- 8億年前~6億年前 - 大規模な氷河時代であったとされる。
- 雪球地球(スノーボールアース)仮説。
[編集] 生命の多様化、カンブリア爆発
- 短期間(約1000万年の間)に生物の種類を多く増やした。この頃から多くの化石が発見されるようになる。
古生代(約5億7000万年前 - 約2億5000万年前)
- 約5億3000万年前 - バージェス動物群、バージェス頁岩
- 三葉虫などの生物が現れる。
- 4億6000万年前~4億3000万年前-一時的な氷河期(アンデス-サハラ氷期)。
- 4億3000万年前頃 - 生物の大量絶滅(オルドビス紀末)。
- 4億年前 - 陸上植物が出現。
- アンモナイトが現れる。
- 北海道もアンモナイトの世界的な産地の一つで、約1億年前頃の化石が多く発見されている。
- 温暖期
- 地球史の中で何度か生じた生物の大量絶滅の中で最大とされる。海生生物のうちの95 - 96%、全ての生物種で見ても90% - 95%が絶滅したとされる。→P-T境界
中生代(約2億5000万年前~約6500万年前)
- 恐竜の出現。中生代を通して恐竜が繁栄。
- 2億2000万年前 - 生物の大量絶滅(三畳紀末)。
- 2億2000万年前 - マニコーガン・クレーターの形成。
- 2億年前 - パンゲア大陸の分裂がはじまる。
- 大陸移動説、プレートテクトニクス説による。2億5000万年前頃に諸大陸の衝突で1つに固まっていたパンゲア大陸が再び分裂をはじめ、現在の大陸の姿へと徐々に変化しはじめた。
[編集] 1億年前 ~ 1000万年前
- プレートテクトニクス説によれば、インド亜大陸の北上でユーラシア大陸と衝突したことにより、約2500万年前頃からヒマラヤ山脈の形成がはじまったと考えられている。
- 隕石の落下による環境の激変を原因とする説が有力と考えられている。→ K-T境界、チクシュルーブ・クレーター
新生代(約6500万年前 - 現代)
- 霊長類の出現。
- 約5500万年前に現れたアダピス類が初期の霊長類と考えられている。これより前の約7000万年前に北米に出現したプレシアダピス類のプルガトリウスを最古とする考え方もある。
- 約4000万年前 - 南極大陸で氷河の形成がはじまり、徐々に寒冷化。
- 約2500万年前 - アルプス・ヒマラヤ地帯などで山脈の形成がはじまる。
- テチス海が消滅し、造山運動により隆起。→ 新第三紀、Geology of the Himalaya
- 2500万年前 - 最古の類人猿と思われる化石?
- 約2000万年前 - 現存する最古の湖の形成。
- 1300万年前 - この頃からヨーロッパ、南アジア、東アジアなどユーラシア各地にも類人猿の化石が現れる。
[編集] 1000万年前 ~ 100万年前
- 1000万年~500万年前 - アフリカでグレート・リフト・バレーの形成が始まる。
- 人類誕生に大きな影響を与えたとする説がある。
- 推定約600万~400万年前 - 琵琶湖の形成。
- 琵琶湖は世界に現存する湖の中では3番目に古い湖と考えられている。
- アウストラロピテクス(猿人)
- 最初の人類とされる。
- 約250万年~約180万年前 - この頃、石器の使用がはじまった。
- オルドヴァイ文化、オルドワン石器
- 約170万年前 - 伊豆半島が本州に衝突。
[編集] 100万年前 ~ 10万年前
- 約78万年前 - 最新の地磁気の逆転。
- 地球磁場は10~100万年ぐらいの不規則な周期で何度も逆転している。この頃の逆転が直近のものである(ブリュンヌ期、約78万年前~現在)。これより前の逆転は約250万年前(松山期、約250万年前~約78万年前)。
- なお、松山期には数回の地磁気逆転イベントが存在する(約100万年前のハラミヨ亜期など)。
- 概ね70万年前頃
- この後、緩やかに寒冷化へと向かい、14万年前頃に氷期のピークとなった。
- 約20万-19万年前 - ホモ・サピエンス(現在のヒト)の出現。
- アフリカに出現、10万年前頃にユーラシア大陸にも拡大したと考えられている。
- 約14万年前 - 氷期(リス氷期)のピーク。
- この後、急速に温暖化へと向かった。
- 約13万-12万年前 - 温暖期のピーク。
- 現在よりも温暖であったと考えられている。この後、急速に寒冷化し、約11万年前頃から緩やかに上下を繰り返しながら徐々に氷期へと向かった。
[編集] 10万年前 ~ 1万年前
- 紀元前10千年紀以前も参照。
- 約10万年前 - 現代人(ホモ・サピエンス)がアフリカを出て世界各地に拡がった(アフリカ単一起源説を裏付けるもの。2008年2月21日発行の科学誌『ネイチャー』)。
- 約7万3千年前 - スマトラ島のトバ火山の大噴火。スマトラ島のトバ湖はこの時の噴火によって形成されたカルデラ湖。
- ここ10万年ほどでは最大級の噴火とされ、地球の気温が数年間3~3.5度低下した。ヒトのDNAの解析によれば、7万年ほど前に人類の人口が一万人以下に激減し、遺伝的な多様性の多くが失われ現在の人類につながる種族のみが残った「ボトルネック効果(遺伝子多様性減少)」があったと考えられるが、これがトバ火山の大噴火に関連すると考えられている。→ トバ・カタストロフ理論
- 現在知られている古いものでは、南フランスのショーヴェ洞窟壁画(約3万年前?)がある。また、ラスコー(約1万8000年~1万6000年前)、アルタミラ(約1万4000年~1万3000年前)など多くの洞窟壁画がある。
- 氷河期の時代にベーリング海峡は地続きになっていた。この頃、ユーラシア大陸から無人のアメリカ大陸に人類が移り住んだと考えられている。約1万年前頃までには、南アメリカ大陸の南端地域まで到達した。→ アメリカ州の先住民族参照。
- 2万5千年前頃 - 姶良火山が大爆発を起こす。
- 約2万年前 - ウルム氷期(最終氷期)のピーク。気温は年平均で7℃から8℃も下がった。そのため地球上で氷河が発達し、海水面が現在よりも100mから最大で130mほど低かったと考えられている(海水準変動を参照)。その後、温暖化と寒冷化の小さな波をうちながら、長期では徐々に温暖化に向かった。
- 約1万8千年前 - 日本海に津軽海峡を通って寒流である親潮が流入し、この影響で朝鮮海峡あるいは対馬海峡から表層水が流出した。
- 約1万6千年前 - 東南アジアにあったとされるスンダランドが、海面上昇により徐々に後退。
- 海面の上昇により、他にも、アラスカとロシアの間にあるベーリング海峡(氷期には陸続きだった)の海没や、大陸と地続きだった日本も徐々に島化が進んだ。
- 約1万4千年前~約1万年前 - この頃までにイヌを飼い慣らしたと考えられている。
- 約1万3千年前 - 日本列島が大陸から完全に離れ、ほぼ今の形を整えたと考えられている。マイナス約60メートルの宗谷海峡が海水面下に没した。対馬暖流は一進一退を繰り返しながら日本海に流入していき、約1万から8千年前の間に、現在と同じような海洋環境になったと考えられている。
- 約1万3千年前~1万年前、温暖化が進行しつつあったが寒冷気候に戻った時期である。北ヨーロッパなどでは「新ドゥリヤス期」と呼んでいる。
- 約1万2千年前 - この頃は、こと座(七夕の織り姫星付近)が北極星だった。
- 地球の歳差運動により、北極星は25,920年周期で変化している。
- 約1万2千年前 - ナイアガラ滝の形成がはじまる。
- 解凍した氷河の水で滝の形成がはじまった。初期の滝は現在より10kmほど下流にあり、年1mほどのペースで後退しながら現在の姿となった。
[編集] 1万年前 ~ 現在
- 農耕革命(農耕の開始)
- 人類史上、重大な事件の1つとされる。
- 日本周辺でここ1万年間の火山活動の中では大規模なものとされている。→テフラ参照。
- 前5000年頃~前3000年頃 - 完新世の気候最温暖期
- 前3000年頃(5000年前)初期の文明が現れる。
- 人為による環境破壊がそろそろ表面化
- 多くの史書に記録されている。日中でも観測できるほどの明るさに輝いたとされる。
- 14世紀半ば - ヨーロッパでペストの猛威。一説では人口の3割近くを失ったとされる。
- 14世紀半ば~19世紀半ば - 小氷期とされる。
- 16世紀半ば~17世紀初頭 - 太陽黒点の活動が低下(マウンダー極小期)。
- 最近のものでは、もっとも活動が低下した時期とされる。
[編集] 関連項目
- 地球、地球科学、地球物理学、地質学
- プレートテクトニクス、プルームテクトニクス
- 地質時代、氷期、海水準変動
- 古生物学、生物、恐竜、ヒト、古人類学、マンモス
- 過去の気温変化、中世の温暖期
- 地震の年表、宇宙の年表
[編集] 参考文献
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月6日 (金) 01:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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