地球連邦

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地球連邦(ちきゅうれんぽう)とは、架空の未来を描いた小説やアニメなどに登場する架空の国家。従来地球上にあったすべての国家を統合し、場合によっては太陽系内外のスペースコロニーや植民星をも支配下においている。

目次

[編集] 政治学的な地球連邦

政治学的には、地球連邦のような巨大な組織は巨大な利権を有していたり、巨大な官僚制組織のため批判されることが多い。論拠としては、顔が見えにくくなることや、中でやっていることを隠したりするなどの理由からであるとされている。しかしながら、採用等で公正かつ透明性を有することが可能であれば、そのような指摘は、むしろ存在しない。

よって、欧州連合のようにして、各地域国家間が連合条約などを締結する形で連邦に相当する行政調整機関を設置することが可能になるのである。しかしながら、それらの条約を批准するプロセスなどが不透明になると、むしろ国民からの反発を招きやすく、予定通りには批准されない例が多いのである。

国際連合の場合には、各領土及び国民を有する国家が、国際連合憲章及び関連条約を批准することによって加盟または脱退する権利を有している。そのため、小説や映画作品中でも国際連合を基盤として連邦組織が形成されるという例が多いが、佐藤大輔の『地球連邦の興亡』のように、安保常任理事国と政治的に対立する国々が前者を打倒して新たな連邦組織を形成する作品もある。

また、日本の政党である自由民主党の党規約の中に「将来の世界連邦樹立を目指す」という活動項目が含まれている[要出典]ことは以外に知られていない。

世界連邦の場合には、基本的には地球以外に人もしくは知的生命体が存在しないという観点ではなく、世界各国の政府及び国民が、公正な手続きによってある特定の条約を批准することによって行われるべきであるという観点からの名称である。よって、SFや小説などに描かれているような、外敵の存在によって地球連邦が形成されるというものとは異なる。

[編集] その他の視点から

機動戦士ガンダム』の場合、地球連邦政府の設立起源は不明である。超大型のスペースコロニーなどを建設するためには、各国が連合型で資金を拠出することで行われるはずであるので、そのプロジェクトマネージメント組織が地球連邦となったと推定されている。

そのため、プロジェクトマネージメント組織に反発する勢力として、「ジオン公国」のような別の政体が生まれるという筋書きになっている。この流れは、その後の作品でもたびたび登場し、『機動戦士Ζガンダム』では、内部の派閥対立によって戦争が起こるという、武器を有する軍事組織ではきわめて危険な戦争すら描かれている。

また、その他のSF作品中における統一政体という考え方も、哲学者イマニュエル・カントの草稿である「世界平和のために」から生み出された「政府」とは異なる視点からのようである。

大規模な宇宙植民が行われる時代にあっても、各国が批准した条約などはそのままの形で継続されるはずであり、革命などによって完全に政府が滅びない限りにあっては、利害調整機関としての政府という存在は残るだろうと思われる。

[編集] その他

日本の『銀河英雄伝説』、アメリカ合衆国の『ファウンデーションシリーズ』など、さらに先の時代を描いた作品では銀河帝国が登場することがあるが、これらはローマ史を参考にしている。ローマは当初、ローマ市を中心とする王国だったが、都市共和制に移行し領土を拡大、共和制が寡頭制に変わり、最後は帝政へと移るプロセスを経てローマ帝国となった。詳細は、エドワード・ギボンの『ローマ帝国衰亡史』や塩野七生の『ローマ人の物語』などを参照。

特に、都市共和制において元老院という貴族専制政治体制による腐敗の中から改革を求めるリーダが出現し、その改革の中で帝政に移行するというプロセスを経ている。同じ例としては、フランスの絶対王政、反動としての第一共和制、そしてナポレオン帝政が挙げられる。しかしながら、その後の歴史の中で地球人が知ったのは領土拡大によって巨大な版図を得て、絶対君主に従うことではなく、民主主義によって選ばれた代議員によって運営される立法と、立法によって定められた行政義務を有する官僚制と、さまざまな法的根拠をめぐり和解もしくは判断を行う司法の完全な分離によって成り立つ制度であるということなのである。

[編集] 地球連邦が登場する作品

[編集] 実写映画

[編集] 漫画・アニメ

[編集] ゲーム

[編集] 小説

[編集] 類似の名称

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月27日 (火) 01:57 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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