塩化水素

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塩化水素
塩化水素の分子模型
一般情報
IUPAC名 塩化水素
別名 塩化水素酸
分子式 HCl
分子量 36.46 g/mol
形状 無色気体
CAS登録番号 7647-01-0
性質
密度 1.00045 g/cm3, 気体
相対蒸気密度 1.3 (空気 = 1)
水への溶解度 67 g/100 mL (30 ℃)
融点 −114 ℃
沸点 −85 ℃
pKa −4
出典 ICSC

塩化水素(えんかすいそ)は塩素水素から成るハロゲン化水素化学式 HCl。常温常圧で無色透明、刺激臭のある気体。有毒。塩化水素酸 (hydrochloric acid) あるいは塩酸ガスとも呼ばれる。


目次

[編集] 概要

塩化水素も塩酸も主成分は同一であるが、ガス体の製品は塩化水素分子として存在する。水溶液の製品は塩酸と呼び、これはほぼ完全に正負のイオンに電離している。

\rm HCl + H_2O \longrightarrow  H_3O^+ + Cl^-

常温常圧下で、濃度がほぼ25%以上の塩酸には発煙性がある。

日本では毒物及び劇物取締法により、原体および10%を超える製剤が劇物に指定されている。

ラットの吸入毒性ではLC50が3124ppm/1h。

[編集] 発生方法

塩化水素は水素と塩素の反応で得る。


\rm H_2 + Cl_2 \longrightarrow 2HCl

もしくは塩化ナトリウム濃硫酸の反応によって得ることができる。この反応では、濃硫酸が塩化水素より強酸であり且つ、硫酸が不揮発性で塩化水素が揮発性であることが重要である。


\rm NaCl + H_2SO_4 \longrightarrow NaHSO_4 + HCl

塩化ナトリウム + 濃硫酸 → 硫酸水素ナトリウム + 塩化水素

工業的には塩化ナトリウム水溶液の電気分解によって水酸化ナトリウムとともに水素塩素を生成し、その後水素と塩素を混合して作る(イオン交換膜法)。

塩化水素ガス(塩酸分は除く)の2008年度日本国内生産量は 90,749 t、消費量は 88,078 t である[1]

自然には火山活動などで発生する。ルブラン法炭酸ナトリウム(炭酸ソーダ)生成の主な方法であった頃はこのガスが問題となっていた。

[編集] 他の物質との反応

塩化水素とアンモニアの反応による白煙

\rm NH_3 + HCl \longrightarrow NH_4Cl

[編集] 脚注

  1. ^ 化学工業統計月報 - 経済産業省

[編集] 関連項目

最終更新 2009年7月19日 (日) 05:55 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【塩化水素】変更履歴

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