変質者
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変質者(へんしつしゃ)とは、性犯罪を行う者を非難するとき、あるいは性犯罪を行う者を防犯の観点から語るときの蔑称。多くは、子どもに対する性犯罪者について用いる。ただし、現代の日本では変質者とは行為を非難するときの用語であって、性指向を非難するときの用語ではない。
語源は退廃・変質などと訳されるフランス語の dégénéré であり、両性具有者が「異常」として扱われたことに起源を有する。
日本では変質者については固定イメージが強く、「中年男性で、独身者で、内向的である」などの決め付けがなされる場合もある。優生学の元になった概念の一つであり、精神障害者などと不当に結び付けられる等して、見込み捜査を支持する世論が作られてきた経緯がある。近年では中田修、小田晋、山上皓などが挙げられ、彼らは保安処分推進論者でもある。このイメージが虚構であることは、1997年に発生した神戸連続児童殺傷事件でも証明された。そのためか一部メディアでは「人格障害」に言い換える例もみられるが、これもまた適切とは限らない。
性犯罪が立証の難しい犯罪であることも手伝ってか、性犯罪関連では冤罪事件が多いが、いわゆる「変質者」イメージと異なる実際の性犯罪者に変質者という言葉が投げ掛けられるとは限らない。現実には「あの人がまさか」という人の中に「変質者」が多い。「スパイが最もスパイらしくなく振舞うように、変質者は最も変質者らしくなく振舞う。」という見方もあるように、「見るからに変質者の匂いがする人物」が詳しく調べてみると犯罪とは無関係な場合がある。
不審者キャンペーンでは防犯会社や強権捜査の利益になっても防犯の効果は薄いとして、犯罪危険箇所のパトロールを行う事例が増えている。

