多指症
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多指(趾)症(たししょう)とは、手足の先天性の形状異常のひとつであり、指(足の場合は趾)が分離形成される段階で、1本の指(趾)が2本以上に分かれて形成される疾患のことである。結果として手足の指の数が6本以上となる。反対に、指の数が少ないのを欠指(趾)症という。手足の先天性異常では比較的多くの割合を占め、様々な症候群に合併する。
過剰な指(趾)が痕跡的に突き出るもの、細い茎でぶらぶらする指(趾)がつながっているもの(浮遊型)、完全な指(趾)の形を示すものまで見られさまざまである。
人種的には黒人に多く見られるが、どの人種にも見られ、日本人では手指の場合は拇指(親指)に、足趾の場合は第Ⅴ趾に多く見られる。
現代、特に先進国では幼いうちに一本を切断し5本指とすることが多い。その際は指(趾)の大きさ、骨や関節、筋腱における異常を検討して切断指(趾)を決める。手術治療を行う場合は指の機能が確立される1歳時までに行うのが主流である。
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[編集] 多指(趾)症の人物
- 豊臣秀吉: 右手の親指が2本あったとルイス・フロイス、前田利家が記録している。
- J・D・サリンジャー(アメリカの作家)
- アン・ブーリン(ヘンリー8世妃): 6本指だったと言われる。ただし実際は、右手の小指にこぶと2枚の爪があったという事から、多合指症であったと推測される。
- アントニオ・アルフォンセカ(メジャーリーグのピッチャー): 両手両足が全て6本指で、「six fingers」というニックネームもあった。
- ジュゼッペ・タルティーニ(作曲家・ヴァイオリニスト): 左手が6本指だったと言われる。
- 江青(毛沢東の3番目の夫人): 右足が6本指だったと言われる。
- ハウンド・ドッグ・テイラー: ブルース系ミュージシャン。左手の小指の外側にもう一本指があったが、ギターを弾くのには邪魔であったという。(真偽不明)
なお「マリリン・モンローは左足が6本趾だった」という説があるが、これは誤りである。一枚の水着写真に写った足が光の加減で6本趾のように見えるものの、その数日後に撮られた写真、ならびにそれ以前に撮られた幼少期の写真ではいずれも5本趾であることが確認されている[1]。
[編集] フィクション
- 『時の六本指』(R・A・ラファティ作): 多指症を扱った短編SF。
- ハンニバル・レクター(『羊たちの沈黙』など)
- ドク(『HELLSING』)
- 岩本虎眼(『シグルイ』):多指症を利用した精密な刀裁きを見せるが、仕官を志望する際に政敵にこれを利用されて失敗する。
- 間久部緑郎(『ブラック・ジャック』第28話「指」) : 幼少時に6本指であったという設定。ただし、多指症への差別的表現や、出自に関する説が書かれたため今作は単行本未収録とされ、後に改作された第227話「刻印」では、幼少時の多指症という設定には触れられていない(幼少時の一コマのみで指が6本で描かれているだけである)。
- アンジェローニ家のご先祖(篠田真由美著『アベラシオン』) : ハプスブルク家にも6本指の人物が存在したことから、彼がハプスブルク家の末裔である証拠とされた。両手の中指が二本ずつある。足は不明。
- 程蝶衣(『さらば、わが愛/覇王別姫』の主人公): 出生時に片手が6本指であったという設定。そのため京劇俳優養成所への入所を断られそうになり、母親は幼い主人公の6本目の指を切断する。
- ドン・カバリア(トリックスターラブ):右手の指が6本ある。左手は普通に5本指。足は不明。
- 右代宮金蔵(うみねこのなく頃に):両足の指が6本ある。死体の身元確認の際に多指症であることが手がかりとなった。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
- 指
- 多趾症
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