多民族国家

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多民族国家(たみんぞくこっか)とは複数の民族から構成される国家のことである。対義語は単一民族国家である。地球規模での交通が発達した現在、国家間の行き来が盛んになった現在、純粋な単一民族国家は存在しえず、あらゆる国家が多民族国家であるということもできる。

多民族国家の代表例としては、世界各地からの移民によって成り立っているアメリカ合衆国ブラジルアルゼンチンオーストラリアカナダ。拡張の過程で少数民族を取り込んだ中華人民共和国ロシア連邦インドイラン、先住民族を征服した後に打ち立てられ、独立後もかつての支配者と併存している日本ペルーボリビアエクアドルメキシコグアテマラニュージーランドなどが挙げられる。かって存在した国家としては、ハプスブルク家が婚姻外交で獲得した所領に起源を持つオーストリア=ハンガリー帝国汎スラヴ主義により生み出されたユーゴスラビアなどがある。また、アフリカにはヨーロッパ諸国による植民地時代に地理的または社会的な理由によらずに境界が定められ独立時にもその境界を維持したために、民族集団が国家を横切る形で居住し、結果として多民族国家となっていることが多い。

[編集] 問題点

多民族国家の抱える大きな問題として、民族紛争がある。民族自決の考えから自分と異なる民族に支配されることを嫌い、独立を目指して政府と対立するということが多い。対策として自治州を設け、自治権を拡大させることもあるが、それでも不十分であることも多く見られる。民族対立は宗教対立と並んで大きな問題となっている。また、言語の違い、文化の無理解、移民の流入、民族や人種間の経済格差差別から社会的な軋轢が生じ、問題となることもある。

[編集] 共存

一方、多民族であることを受け入れ、多くの民族、宗教、文化が共存していこうとする考えもある。これが文化多元主義(多文化主義)である。先進国では徐々に取り入れられつつあるが、成功している国があるとは言いがたい。また開発途上国ではいまだ解決のために武力に頼っているということが多い。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月14日 (月) 11:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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